「ドライブ・マイ・カー」後の蕎麦 そば処ながや

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釧路イオンシネマで午前8:50からの上映を妻と
ハリウッド大作のようなカースタントなどのアクションや大袈裟なSFXも無いのに3時間という長さを感じさせず、スクリーンに見入ってしまいました

僕ら以外の観客も二人連れで来られている方が多く、朝早い上映のこの回は65歳の私より年配の方たちばかりのよう
劇中劇「ワーニャ伯父さん」で繰り返し語られる、年老いても働き、生きなければならないという言葉はどう響いたんだろう

主人公の愛車として登場し、物語の中での重要な空間となるサーブ900
同じ車に私も乗ったことがあります
映画パンフレットの解説にあるとおり1980年代に日本でも人気となった輸入車で、バブル期の札幌勤務時代に職場のDr.に誘われ同僚4人で小樽の由緒ある石造りホテルのレストランへ食事に出かけた時、同乗させてもらったDr.の愛車がこのサーブ900クーペ ターボでした
2ドアなので前のシートを倒して後席へ乗り込むシーンは、私の実体験に重なります
車の色は赤ではなく、メタリックグレーでしたけれど

映画の感想、女性はやっぱり畏い

     
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いつもは映画の前に伺う そば処ながやさん
今回は観終わった後のブランチに
妻は珍しく、鳥せいろではない「にしんそば」
私は安定の「3点そばセット」
ごちそうさまでした
    

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言葉はさんかくで こころは四角 さかなはハッカクだな

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白糠産の立派なハッカク(八角)を妻が購入してきました
本州では得鰭(とくびれ)と呼ぶ魚だそうですが、内地出身の私も北海道に来てから20代後半に「軍艦焼き」を食して初めてその存在を知りました

    
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背側を割って、一夜干しになっています
SF好きなら、あのノーチラス号に似た魚と言えばイメージ通りかな

   
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開いたところ

   
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大きくて、そのままではとても家庭用の魚焼きグリルには入りません

    
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とりあえず半分に切って

   
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調味味噌を塗り

   
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焼き上げました

   
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いただきます

   
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のどぐろやキンキもかくや、というほどの脂がのったぷりぷり白身
ハッカク、美味いぞ!

    
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我が家の定番 福司がもちろん合うのです
    

       
  
「天然コケッコー」の夏帆、すごく良かったなぁ~
さんかくは四角の半分だから、思ってることの半分も言葉に出せない...
その点、ハッカクは四角の倍なので とてもエライ!と思います
    

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モンタナ前うどん そば処ながや

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イオンシネマに出かける前の腹ごしらえは、ここ

     
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お蕎麦屋さんの、かま玉うどん
ながやさんのは特に好きです

      
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鳥せいろが定番の妻は「今日は絶対違うものを」と

     
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卵をからめたうどんの艶めかしさ、美味しさよ

   
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久々に観るアンジェリーナ・ジョリーの主演作
トゥームレイダーやソルトのようなスーパーウーマンじゃなくて、普通の「職人」の役
敵役の黒幕(巨悪)の正体が最後になっても明らかにされなかったのが妻はやや不満だったようですが、なかなか面白い作品でした
   

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ファブル前の蕎麦 そば処ながや

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7:36
海霧(じり)が寄せて来てるけど、気持ちよい絶好のお出かけ日和
イオンシネマで実写版映画「ザ・ファブル」の第2作目を観ます

   
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映画鑑賞前の腹ごしらえブランチとして我が家の定石となった、「ながや」さんのお蕎麦を

    
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私は、山かけそば

    
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陶芸が趣味のひとつになっている妻は、紫陽花模様が浮き彫りの器に感心しきり
器の中身にしか関心が向かなかった私とは大違いです

    
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妻は散々迷った挙句、好物の鳥せいろ

    
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釧路は本当にお蕎麦が美味しい街です

    
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そして映画「ザ・ファブル」、第一作同様とても面白かったです!

     
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帰宅して、お隣さんからの頂きもの「水茄子さんさ漬」を
切って盛ったのは私なので、あまりビジュアル的ではありません

    
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どうしてもお酒が欲しくなる食材なので(笑)、ちょっとだけ昼酒を楽しみました
    

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セツナウタと「蜜蜂と遠雷」

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夕食後、余市産のワインを飲みながら

   
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詩とパンと珈琲モンクールさんのフォカッチャ

   
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どろぶたサラミなどをつまみ

    
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赤い、セツナウタ

          
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映画「蜜蜂と遠雷」を鑑賞
なかなか感動的な作品でした    


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オーケストラシーンの中で、白佐さんの姿を発見!

     
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原作の小説があまりにも評判だったので、へそ曲がりの私は恩田陸のその本に手を出していなかったのですが、映画化されたものがこんなに面白いのなら原作はやっぱり超絶級の快作だろうと、すぐネットで注文してしまいました
     

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バベットの晩餐会

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美味しい食事(料理とお酒)で、どれだけ人は楽しく幸せになれるのか
それを見事に描いた映画です

デンマークの寒村に住む貧しい教会の信者たちが初めて、そして恐々と口にするフランス料理とワイン
導いてくれた牧師の生誕100周年で、慣れぬ正装、戸惑う豪華なテーブルセッティング
もちろん、ここに至るまでには様々な出来事、紆余曲折があるのだけれど

      
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歳を重ね、怒りっぽく、いがみ合うようになっていた信者たちが料理を口にするたびにお互いを認め、心安くなってゆく
食事の後に皆で外で睦み合うシーン
これが、堪りせん!

この映画のクライマックスはもちろん、村人(信者)たちが晩餐で無垢に料理に舌鼓を打ちながら(トンチンカンな)歓談をするところなのだけれど、その料理を厨房で独り作る女性シェフ バベットの調理シーンがまた見事でとても美しい!
いま、話題になっているらしいTV ドラマ「グランメゾン東京」とは対極にある、楽しい食卓を生み出すシェフの素晴らしさを教えてくれます

   
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この映画を知ったのはNHK教育テレビでの放映で、右端がその録画
その後にVHSの正規本編を中古で求め、さらにリマスタリングされたというDVD

クリスマス前後に何となく、何度と無く見返してしまう「名画」です
   

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最高の人生の見つけ方 吉永小百合

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今年の映画は、これに尽きるかな

アメリカ版の原作を封切り時に観ていて その時それなりに感じ入るところがあったので、あえて今公開中の「日本版 焼き直し」を観ようとは思っていませんでした

でも26日(土)夜に放映されたNHKのプロフェッショナル 仕事の流儀「吉永小百合スペシャル」で日本版の撮影状況を知って、妻と「これは観に行かないと!」ということに

メインの二人がガンの末期だという設定は原作といっしょなのだけれど、日本版では二人が女性で、To Doリストは自分たちで考えたものじゃないとか、プロットがいろいろと変えてあり、原作とは別の見事な「邦画の名作」になっていました

日米両作品に通底しているのは、同じことの繰り返しにも思える平凡な日常こそが実はとても大切で幸せなことなんだ、ということでしょう

夫婦ふたりで観ることをおすすめします
笑って、涙を流して、ついでに反省すべきことにも気付ける近年稀有な楽しい映画ですよ~
   

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調理場という戦場

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釧路では上映されなかった話題作をDVDで

これを購入した時は主演俳優のことを全く知らなくて、昨年末に観た映画「アリー/スター誕生」でレディー・ガガと共演した男優その人だというのは、後から知りました

「アリー/スター誕生」は、すこぶる素晴らしかったです。封切られたばかりの週末、既に大ヒットしていた「ボヘミアン・ラプソディー」の後にハシゴして観たのですが、個人的には「アリー/スター誕生」のほうが面白かった

特にレディー・ガガのファンでもクィーンのファンでもない私は、どちらも良く出来た music video として音楽に聴き惚れながら飽きずに最後まで観たのだけど、感情移入は物語性のある「アリー/スター誕生」のほうにより深く

 
さて、DVD「二ッ星の料理人」

一流レストランの厨房の様子を極力再現したと言うリアルな調理シーンが、やはり興味深いです

そしてミシュランの調査員がレストランにやってくるシーンも(かなり戯画化してると思うけど)

予定調和のラストですが、観て損したとは思わない作品かな

 

 

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もうひとつは「ディナーラッシュ」

ニューヨークの老舗イタリアンが舞台のドラマ

 

 

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聞き慣れたイタリアのチーズが次々に登場します

上の厨房シーンでは、ギャングの名前がチーズと同じだったということで

 

 

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こちらは開店前のスタッフミーティングで当日のメニュー確認

 

 

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不慣れなサービス担当(向かって右の男性)が間違って復唱すると、同僚のイタリア系女性(左端)が「イタリア料理への冒瀆よ」とたしなめるシーンも

 

 

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本当にイタリア料理とチーズは一心同体なんだなぁと感じます

 

こちらの映画でも、料理評論家がお店にやってくるのだけれど、その応対がまた面白くて妻とさんざんツッコミを入れて(笑)

満席となったその日のディナーには他にも様々な訳あり客が来ていて、厨房シーン以上に客席フロアでの展開に引き込まれてしまいました

 
映画としての面白さは、こちらのほうが格段に上ですね

 
今日の日記ログの表題は、ずいぶん前に夢中になって読んだコート・ドール斉須シェフの文庫本から

 

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【お知らせ!】 R[アール] 20周年記念上映会

道東の自然の素晴らしさ楽しさを私に教えてくださった鶴居の自然ガイド R[アール]さんが、今年で設立20周年を迎えました。

その記念上映会のお知らせです!

 

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釧路湿原が国立公園になるずっと前から湿原を8ミリで撮り続けた男がいた、40年以上も前に釧路川をゴムボートで下っていた。

自分達で砂鉄から鉄を作り、樹を切り倒し、小舟を造り、その小舟でインドネシアから日本まで自然の力のみで航海した男達がいた。
 
そんな男達の映画の上映会を開催します。
 
 
グレートジャーニーの冒険家・関野吉晴さんが
企画・制作・出演のドキュメント映画

<繩文号とパクール号の航海>

「挽歌」のマスター中塚哲夫さん制作
<湿原は生きている><釧路川1976>
 

会場 
釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)
5階 ハイビジョンシアター

日時 11月14日(火) 開場 18時15分

第1部 18時45分~
<湿原は生きている><釧路川1976>
第2部 19時30分~
<繩文号とパクール号の航海>

入場料 一般1000円 高大学生500円 
中学生以下無料

定員 70名

お申し込み・お問い合わせ
 電話  0154-65-4100
 メール 
kushiro-r@nifty.com
※チケットレスです、お電話かメール、Facebookのメッセンジャーにてお申し込みください。
メールやメッセンジャーでお申し込みの際は、
・お名前
・人数
・お電話番号
以上、お知らせください。
 

== R[アール] 20周年を迎えて ==
 「自然とあそぼう!」を合言葉に立ち上げましたガイドR[アール]は、ご参加いただいた皆様、サポートしてくれる仲間、素晴らしい釧路の自然のお陰で20周年を迎えることができました、心から感謝しています。楽しい面白い経験が自然を大切に思うことに繋がると信じ、これからも多くの方に釧路の自然の素晴らしさをお伝えしたいと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。
 この度は、R[アール]20周年記念上映会として、釧路湿原を50年前よりずっと見つめつづけていらした「挽歌」のマスターと知られる中塚哲夫さんの<湿原は生きている><釧路川1976>、グレートジャーニーの冒険家・関野吉晴さんのドキュメント映画<繩文号とパクール号の航海>をお贈りいたします。どうぞお楽しみください。

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あしたも、こはるびより。

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自宅の周りで日々の食をまかなう野菜を作りながら、こんな風に暮らせたら良いなぁ~、と刺激してくれる生活を実践している年配のご夫婦のお話

ネコのくるみもすりすりしたくなるような、深い豊かさに満ちています

まるごと全部は無理でも、お二人の暮らし方のエッセンスは取り入れたい

ちょうど自宅を本気で建てようと動き始めた今年になってこの本を知ったのだけれど、出版されたのは6年前

 

このお二人の暮らしぶりはドキュメンタリー映画になっていて、札幌のシアターキノでの上映もとても好評だったよう

観たかったなぁ~と思っていたら、別海町で有志による自主上映会が来月開催されるとの朗報!

 
以下、「ハチドリしぺつの会」facebookイベントページからの引用です

 

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「人生フルーツ」別海上映会
2017年9月24日(日)
◇開場13:30 上映14:00(終了15:30)
◇会場:マルチメディア館(別海町別海旭町47-1)
◇料金:前売1000円 当日1300円
◇チケット取扱店:別海町/ZICO HOUSE 
中標津町/佐藤さんちのぎょうざ アース・カフェ
釧路市/はりきゅうアロマあんずの種 喫茶ラルゴ
斜里町/ウミネコマーケット メーメーベーカリー

◇主催(お問い合わせ):ハチドリしぺつの会
 (担当:金澤 090-8290-4521)...

◇後援:別海町教育委員会


「むかし、ある建築家が言いました。
家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない。」

かつて日本住宅公団のエースだった修一さんは、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。
1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画。けれど、経済優先の時代はそれを許さず、完成したのは理想とはほど遠い無機質な大規模団地。修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめましたーー。

あれから50年。
ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。

90歳の夫・修一さんと、敷地内の雑木林で育てた野菜や果物で得意の料理を手がける87歳の妻・英子さんの津端夫婦。敗戦から高度成長期を経て、現在に至るまでの津端夫婦の生活から、日本人があきらめてしまった、本当の豊かさを見つめなおす。

ニュータウンの一角にある平屋で暮らす建築家夫婦を追ったドキュメンタリー。さまざまな社会問題を取り上げたドキュメンタリー作品を世に送り出している東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第10弾。
ナレーションを樹木希林が担当。
2016年3月に放送され、第42回放送文化基金賞番組部門最優秀賞受賞したドキュメンタリー番組を劇場版として再編集。

 

 

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