PACHINKO ミン・ジン・リー

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北杜夫の「楡家の人びと」を読んで、こういう家族小説、一族の歴史を描く大河小説というジャンルがあるんだと知ったのが高校生の時
最近で手にしたものでは原田康子の「海霧」もそのひとつかな
個人の生涯がその当時の社会や歴史の流れの中でホンロウされる様は読みごたえがあるけれど、疲れも感じてなかなか一気読みというわけにはいきません

日本発祥の遊技機パチンコを表題にした本作、欧米ではベストセラーになっているのだけど、意味不明な語彙がまずインパクトなんだろうね
内容は、日本でも大評判になって1977年にはドラマがTV放映されたアレックス・ヘイリー「ルーツ」の東洋版、と言えばかなり乱暴だけど伝わるかな
登場人物の黒人少年クンタ・キンテの名を覚えている人は、私と同年代なら多いでしょう

本作「パチンコ」は、第123回直木賞の「GO」を読んだ時以来の、私にとっては内輪感たっぷりの物語
これ、うちの話じゃないの?と思えるような記述もあちこちに
それだけ丹念に作者が日本で取材したということなんだなと

      
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2020年10月4日付 北海道新聞 
     
アメリカ人作家が書いた変な書名の小説、その書評を道新で読んだ当時すぐに春採のコーチャン・フォーにあった在庫上下巻を買い求めました
釧路の民度を支えてくれているコーチャン・フォーさん、ありがとう 

読後、本棚にそのまましまった本書のことをいまさらながら拙ブログに書こうと思ったのは、城山東家さんでの「蕎麦と日本酒の会」にご夫婦で来られていて、たまたま同席したことで親しくなった初対面の国際報道マンHさんが昨日facebookで本作ドラマについて触れたクリーエ・ジャポンの記事をシェアしたのを目にしたから
ただ、それだけ(笑)

    
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タコの白子 その後

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その後も「タコ白子の料理」にアクセスが続き、400人を超える方に拙ブログを見て頂いています

    
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いろいろ調べたら、2月8日深夜に放送されたこの番組が引き金のよう

こちら で詳細と、実際の番組がご覧になれますので、ご興味のある方はどうぞ!
    

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ドラマ「日本沈没」

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日曜夜に放映のドラマ「日本沈没 希望のひと」が実に面白いです!

    
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「カンチ!」と赤名リカが呼びかけているようなトレンディドラマっぽいシーンもありながら

   
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経済と行政機構、人口が集中した関東が大地震で沈没するという日本の未曽有の危機を前に、偏屈な天才的地球物理学者と若い官僚たち、政界の重鎮(黒幕)や財界人、報道・マスコミが絡み合ってストーリーが進み、ぐいぐいと惹き付けて楽しませてくれます
小栗 旬と松山ケンイチのキャストも出色!
ドラマの中では、喪失する東京の行政機能を北海道に移転するという計画も検討されていて、今後の進展がますます楽しみ

    
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大地震で国(世界)が崩壊するというのは、先日亡くなったばかりの さいとうたかを氏も「サバイバル」で描いていて

    
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かすかな希望を抱かせるエンディングまで、震災後の惨憺たる状況を氏お得意のシミュレーションで展開し、読むのを飽かせません
都市機能が壊滅すると、こんなにも人間は無力なのかと

     
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ドラマの原作 小松左京氏の「日本沈没」が再注目されているせいか、そのパロディの「日本以外全部沈没」の読後感を書いた拙ログにもこのところチラホラとアクセスが

TVドラマ「日本沈没 希望のひと」では『半年以内に70%の確率で起きる』大地震による関東地方の沈没
対策に奔走する環境省官僚の天海(小栗 旬)が繰り返す「半年以内というのは、明日かもしれないんだ!」という警句が耳に残ります

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真イワシを食べて真人間になる

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RHYTHMさんでのブランチの後、和商市場へ直行して旬のイワシを購入

   
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メインは別に仕込んで、とりあえず

    
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イワシのなめろう

   

真イワシをどんどん食べて、早く真人間になりた~い!

   
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1968年「妖怪人間ベム」より
      

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ハゲタカ

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この大森南朋が演じた鷲津を、さすがの綾野剛も超えられないなぁ~

 

 

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妻の持っていたDVD、全6話のうち第3話までワインを飲みながら一気に観返してしまいました

 

 

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このオリジナルが持つ強い緊迫感は、製作された時代の差なのかな

キャストも凄いのだけれど

 

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精霊の守り人 

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今夜からNHKで実写ドラマ化の放映が始まりました

愛読者としては がっかりさせないで欲しい というのがまず第一でしたが、なかなかのスタートでしたね。女剣士ということで観る前は「チェオクの剣」にイメージがどうしてもいってしまってたのだけど、綾瀬バルサ とても見ごたえがありました

 

 

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下町ロケットの名演が光ってた吉川晃司、これからの出番はあまり多くないと思うけど、バルサの育ての親ジグロはハマリ役になりそう

 

 

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NHKでは珍しい(?)入浴シーン

水戸黄門の由美かおるを、久し振りに思い出しました

こういうシーンがあってもなくても、長丁場で放映されるバルサの活躍が楽しみです

 

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若者たち

 

中学卒業時の謝恩会で、級友と歌った曲
いま聴くとオリジナルはけっこうマイナーマイナーしてるなぁ

新しく始まった同名のリバイバルTVドラマが、なかなか面白い
プロレスと、その後のシーンが良かった

 

 

 

ザ・ブロードサイド・フォーの曲ではこっちのほうが好きで、当時はよく歌ってました。

 

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極北ラプソディ

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NHKのドラマ。冒頭からグッと惹きつけられて、あっという間の前編終了。明日の後編は絶対見逃せない。キャストの瑛太、加藤あい、どちらも(私には)あまり馴染みがない俳優なんだけど、だからか、感情移入ができました。

でも、高校生の頃に聴きまくっていた りりィ がとんでもないおばあさん役で出ていて、心が痛い、 私は泣いています・・・ (いま聴くと、なんて暗い歌なんだろう!)

 
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せっかくなので、春らしい りりィの曲をひとつ

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初心

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俺は何も変わっていない。今でも俺は、ただ美味いもんが作りたいだけだ。

 

これだけは欠かさず観ているドラマ「dinner」、今回も☆三つ! 
 

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モッツァレッラとスカモルツァ

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UHBで今夜から始まったイタリア料理店が舞台のドラマ「dinner」、導入部は活気に満ちた厨房風景でなかなか魅せてくれます。

 

今日の物語の後半、仕入れ担当がきちんと確認していなかったためメインの料理に使うモッツァレッラが無く、スカモルツァ(の中心部分)で代用することに

 

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でも、肉の下ごしらえに振る塩加減はいつもどおりに調理・・・

 

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供されたメイン「仔牛のピッツァ職人風」

それをひと口食べただけで江口洋介(トップ写真)はフォークとナイフを置く。モッツァレッラの代用に塩味のより強いスカモルツァを使ったことは構わないが、それに対応した塩加減になっていない・・・との指摘。やっぱり(笑)

 

常連客のイタリア大使婦人も好物のそれを食べて店では何も言わなかったけど、帰りの車の中で「もう、あの店には行かない」 。怖い・・・  でも、客ってそうだよね。美味しいものは当然誉めるけど、不味くなったら黙って足が遠のくだけ。リアリティがありました。

 

モッツァレッラとスカモルツァ、
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