5月最後の土曜日
山影が霧雨でけぶる白糠の茶路めん羊牧場へ
今年のミルクラムをフルコースで愉しみます

ファームレストラン クオーレのテーブルに置いてあるマスクケースにしまう私のマスクは、以前に武藤さんから頂いた羊毛製

この日のハンドルキーパーは妻

私はシェフまかせのペアリングでワインを心おきなく、たっぷりと(笑)

タルタル 新玉葱 むらめ ペリーラ キャビア
最初のひと皿めから、うなってしまう、咆哮をあげたくなるような美味しさ
特に新玉葱の使い方に感嘆してしまいました

ハギス 白カブ
クオーレでこの料理を初めて頂いた時の衝撃は今でもくっきりと
毎年味わうたびに感動を新たにする「定番」です
添えられたカブは釧路産

パン 胡桃 全粒粉 バターグランド

脳味噌 バナナ 舞茸
これを是非食べて欲しかった、と漆崎シェフが言い添えた ひと皿
私のこれまで65年の人生でもトップレベルの口福と感じたのは、歯が無くなっても美味しいと判る食感だからということではありません(笑)
たっぷりの脳味噌とバナナ、この組み合わせが実に、実に絶妙 !
舞茸は愛別産、お好みでカイエンペッパーを

二杯めのワイン

トリッパ
スパイスがきいたフリットで味わうトリッパ、これも珍しい
てっきり煮込みで供されるとばかり思っていました

スパイス好きの妻はフリットに合わせてソフトドリンクを自家製ジンジャーエールに


ハツ レバー マスカルポーネ
貴重なミルクラムの内臓をふんだんに味わえるのが、クオーレのこのコースの嬉しいところ


スネ バラ 空豆
羊のブイヨンと塩だけで味付けしたシンプルな自家製パスタ「キタッラ」との取り合わせが、まことに美味
グラスのロゼワインを、ついお代わり


肺 タン 頬 サガリ 腸
これも自家製トロフィエとの取り合わせ
トッピングは漆崎シェフが近所で摘んできたという鮮烈な山ミツバ
料理が美味しすぎて、ロゼワインをさらに追加して都合3杯も

最後のグラスワインはメインに合わせて、プリミティーヴォ

ミルクラム 桜塩 ジュ・ダ・ニョー インカのめざめ
ミルクラムは外モモの柔らかな部位とラック
グリーンがルッコラのソース、桜の幹が羊骨と香味野菜を2日間煮込んだジュ・ダ・ニョー
インカのめざめはじっくりと40分フリットしたもの

羊乳 塩 西瓜
定番で、妻も楽しみにしているドルチェ
モンゴルの岩塩を使った羊乳アイスクリームに西瓜のグラニータ

私のホットコーヒー、妻のルイボスティー

先客が帰った後の室内をゆったりと眺める、〆のコーヒータイム

シェフの似顔絵が描かれたメニューボード

食材の販売コーナー

そこで紹介されている牧場のウィークリーレポート
(クリックで拡大し、ご覧になれます)

レストランへ伺うたびに、その作り出す料理で感嘆させてくれる漆崎シェフ
本当に美味しかったです
ごちそうさまでした!

オールミルクラムコース メニュー

茶路めん羊牧場ファームレストラン クオーレ