まぶしいほど青い空の真下で
唐突にも思える昨日夕刊のトップ記事の印象は、「いまだに」「なにを今さら」
思い出したのは、1986年秋に札幌で開催された日本癌学会総会 主会場での出来事
東京大学人類学教室から当時注目を浴びていたHTLV-1(成人T細胞白血病ウイルス)感染の地理疫学に関する研究発表があったのだけれど、演者がその冒頭で「日本は多民族国家ですので、」と切り出すと、満員の聴衆が詰めかけた会場が わぁ~!(笑)と沸いたのです
もちろんこれは、学会開催の直前に当時の中曽根総理が「日本は単一民族国家である」と知的水準を疑われるような問題発言をしたことを受けての前振りで、HTLV-1の分布が人類の拡がり、民族の歴史的な移動に密接に関わっているという研究報告本題への見事な入り方だったのでした
ブルーハーツ「青空」 江頭2:50version
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