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三体 第二部「黒暗森林」

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圧倒的なテクノロジーを持つ異星人「三体」文明を外敵として対峙することになった「地球人」がどのような行動を取り、いかなる結果を招くか
小説『三体』3部作の第2部「黒暗森林」(上・下 2分冊)、作者 劉慈欣の広範で膨大な知識と驚異の想像力によって構築された世界にどっぷり浸れます
   
いま、この地球上でも多くの国の(明らかに愚かな)指導者が外敵の脅威を吹聴することによって求心力を保とうとしている現実を前に、全地球として人類が異星人との対決で生死を賭した状況になった時(400年の猶予がある)の行動規範はどうあるべきか? 思想信条の自由、基本的人権、全体主義、神風(特攻)精神、敗北主義、さまざまな概念が取り上げられ、対比して示される。前アメリカ合衆国大統領や FacebookのCEOが「絶賛」している、というのは、かなり分かり易く具体的に(物語として必然的に)記述されたその部分なんでしょうか
  
私としてはこの第2部でようやく『三体』が面白くなってきた、というところ。ただ、10代の頃にハヤカワ文庫などを愛読したSF嗜好が、この歳ですっかり褪せていることにも気付かされました
というのは、スターウォーズ的な描写部分(これも素晴らしいのだけれど)より、極限状態の人類がどうなるかという、より普遍的で小説的な部分が何倍も面白く感じられたから

     
最後に、NHKがスクープしたらしい三体星人の画像を(以下は後ほど、削除します)

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NHK LIFE!平成セレクション第二夜「宇宙人総理」より
  

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