第233回釧路ワインを楽しむ会 オルディネール
釧路ワインを楽しむ会の年頭恒例となっているテーマ「日本産ワイン」
そのトップに、会の世話人Kさんが開栓したのはリストに載っていないサプライズで、地元福司酒造のスパークリング清酒「太陽色のひととき」
これも恒例になっている世話人さんのお母さん手作りの黒豆とともに
プライベートで「太陽色のひととき」の美味しさをつぶやいてたKさん、この絶妙のタイミングでワイン会に供するのは さすがです
一皿めの、道東産海の幸のマリネ貝類のジュレ添え
にしん、ホタテ、ホッキ、白貝と海鮮が盛り沢山です
合わせたのが可愛い猫ラベル、山梨県産デラウェアのペティアン
「太陽色のひととき」の後なので、味わいは辛口に感じます
タチは私も好物で、サクサクしたパイ生地との取り合わせが楽しいです
真ダチには、長野県産のシャルドネ
飲み応えがありますね
道東産カジカと菜の花のパスタ
生パスタを使っていて、トッピングの山ワサビがカジカの身や肝の味わいをいっそう際立たせてくれます
これにはココファームのオレンジワイン 甲州F.O.S.
ベストマッチでした
道産ローストポーク 柚子胡椒のソース
こちらは同じブドウ品種で、異なるワイナリーのものとの飲み比べで味わいました
この会のトリを務めたのは、こちら
余市町の登地区のピノノワールを使用した「(日本流)パストゥグラン」で、ツヴァイゲルトレーベが30%入っています
余市のピノの味わいをとても楽しませてくれたメインディッシュでした
世話人さんの誕生日から間も無かったこともあり、オルディネール十文字シェフ&マダムの計らいで、急遽お祝いを
いつもありがとうございます!
詳しくは 釧路ワインを楽しむ会ホームページ で
エゾシカのミートソースパスタ 2020新春
冷凍保存のエゾシカ肉で作るミートソースパスタは、この時期の我が家の定番ブランチです
今回のエゾシカ肉は由仁町産新米を届けてくださった時に、貴重なサンマといっしょにS夫人から頂戴したもの
冷蔵庫に一晩置いてゆっくり解凍したブロックは、2kg超ありそう
中心部はまだシャリシャリとしていましたが、波刃のパン切りナイフを使うと容易にカットできました
あとはニンニクと野菜(ニンジン、玉ねぎ、セロリ)を刻んで待っていた妻の出番です
我が家のエゾシカミートソースは、ANAクラウンプラザホテル釧路の楡金総料理長から妻が直接教わったレシピに基づいていますが、このシカ肉の火の通し方がポイントの一つに
(妻カメラ)
塩、胡椒した挽き肉をバラバラにしないで、フライパンに押し付けるように固まりでまず焼くようにします
これはエゾシカ肉の食感をミートソースとして楽しむためにとても重要なんです
十分に火が通ったら、今回は分量が多いので大きな鍋に肉と野菜を移しました
(妻カメラ)
さらに赤ワインを入れて煮込みます
これで一応、完成です
私の仕事がまだ残っていました
チーズおろしです
白糠酪恵舎のタンタカ(グラナパダーノタイプ)をたっぷりと用意
(妻カメラ)
ブランチで食べる分だけのミートソースをフライパンに入れて
(妻カメラ)
タンタカチーズを混ぜ込みます
ミートソースを茹で上げたパスタに好きなだけ盛って、いただきます!
チーズはソースに入れるだけでなく、トッピングにも使って目にも楽しく贅沢に
ワインは最初にちょっと渋みを感じるのですが、ミートソースとともに味わうとそれが心地よいのです
やはり500円ぐらいのワンコインのものとは違って飲み飽きることが無く、豊かなタンニンの味わいが最後までグラスを空けさせてくれて、ミートソースを肴にどんどんワインが進みます
これ、エゾシカ料理を楽しむのに なかなか良いですよ!
鹿ラベルの赤ワイン ポルトガルのアカシカ
しばらく欠品していて、今週になってようやく再入荷の知らせが届いた鹿ラベルのワイン
描かれているのはアカシカで、ポルトガル産の赤ワインです
ポルトガル食材の輸入販売を手がけている「メルカード・ポルトガル」さんの扱い
このショップの良質なオリーブオイルや海塩は、独身時代に愛用していました
(メルカード・ポルトガル home page より)
ポルトガルの鹿事情はよく知らないのですが、アカシカそのものはヨーロッパでジビエとして食用に供されているようです
毎年この時期によくブランチで作るエゾシカのミートソースパスタといっしょに楽しもうと購入しました
先ほど届いたばかり
税込み1540円で、りりしいリアルな鹿ラベルの赤ワインとしては手にし易いお値頃かと
飲んだ感想は追って
帯広trip night & day
屋台の気軽さで本格フレンチと美味しいワインが楽しめるマリヨンヌさん
この日のお通しは、噴火湾産ソイのマリネ
大樹白井さんの水牛モッツァレラとラフランス、生ハム ブルーチーズ風味
真ダチのコンソメジュレ 柚子ソース
* ごめんなさい、お料理の名前はうろ覚えです...(以下、同じ)
変顔に写してしまって、 申し訳ありません!
小久保シェフが手にしているのは、サカエヤ(!)の熟成牛肉
幸いにも在庫があった「赤身をしっかりと楽しめる『熟成 十勝若牛』」
その250gほどをロティで
妻にしてみたら「なに遠慮してんのよ、普通その倍は食べるでしょ!」的な感じなのだけれど、とても美味しくて満足したのです
う~ん、やはり屋台には独特の楽しさがありますね
この夜も、小久保シェフのお肉料理(のみ)を立て続けに(ひたすら、脇目も振らず、もくもく、もぐもぐ、うっとり、恍惚と)堪能されているご夫婦が右隣りにいらっしゃって、思わず話しかけてしまいました
そうさせる、それを受け入れてくれる雰囲気が「屋台」にはあるんです
戸建てのレストランで、他のテーブルにいる客に「先ほどから肉料理ばかり攻めていますけれど、そちらの業界の方なんですか?」なんて不躾な質問は、いきなり出来ませんよね(笑)
もちろん、普段は極めて人見知りで無口な私には、こういう場所で話しかける時の基準があって
あのお釈迦様が人を5段階に分けたという
①この人がいてくれないと困る
②この人がいたほうが良い
③この人がいてもいなくても、どちらでも構わない
④この人がいないほうが良い
⑤この人が死んだほうがよい
の、①と②の人にのみ、なんとか私は勇気を奮って声をかけるのです
思ったとおりに隣席のご夫婦も楽しい、この店の常連さんで、しかも奥様は私の職場関係の方だったという奇遇もあって「今度はぜひ釧路で!」と約束したのです
屋台の醍醐味ともいえる相席した方との楽しい出逢い、素晴らしい料理とともに満喫しました
その後は、妻と軽く二次会へ
カフェ&バー ヌプカ ビール好きの妻のセレクト
マスターを始めとするスタッフの皆さんの雰囲気が、とても良いです!
右 妻の選んだ「麦日和」(たぶん)
左 私の「はじまりのうた」(たぶん)
けっこうあやふや、ふにゃふにゃに私は酔ってました...
二杯目
右 妻の選んだ「栗黒」
左 私の「Phaedorus IPA」(たぶん)
栗黒は本当に栗の味がして、盛り上がりました~
マスターの友人(!) が作っているという、しあわせチーズ工房の「幸」が置いてあったので、これ幸いとばかりに自分たちのお土産に購入
ヌプカのカウンターで隣り合った若い男性二人連れから妻が「地元でおすすめの店」を教えてもらって、なんと三次会へ
私はちょっとヘベレケ、ベロベロ、グワァングワァン状態だったかも
正統派バー ブラウニーさん
ウイスキー好きの妻が喜ぶ店構えです
アイラモルトを、とだけお願いしてマスターにお任せ
最後の1杯は「残り少ないのでこちらをどうぞ!」と平賀マスターから
帯広には楽しいお店しか存在しないのかな
とても満たされた夜でした
明くる12日の日曜日
ホテルを出て朝一番に「ますやパン本店」へ
昨夜も味わった「十勝若牛」の、牛肉カレーパン
もちろん購入しました(美味しかったです!)
快晴で放射冷却の帯広
木々が白く化粧した樹氷になっていて、とても綺麗です
札内川河畔で写真を撮りたいという妻の希望に従って、フィールドワーク
さらにジュエリーアイスを見たいと、グイ~ンと針路を豊頃町の大津海岸へ
保存食料としての、この鮭の「美しさ」には心から感動したのです!
さらに物販所でELEZO(!)のエゾシカ肉製品を目に留め、蝦夷鹿ソーセージとハンバーグ種を迷わずに購入しました
とても楽しい小旅行だったのでした
デッキにウンコ
1月5日 8:41
朝起きてリビングのロールスクリーンを上げたら、デッキの海側ほぼ中央に
動物が自分の存在やテリトリーを主張するサインポスト(マーキングポイント)(文献①)に、うちのデッキがなっちゃったみたいです
フンは太さ1.5cm、長さ7cmほどで、ウィンナ・ソーセージぐらいの大きさと形をしている。ネズミやノウサギの毛、鳥の羽毛、植物繊維を含んでいることが多いので、一端が細長くとがっている(文献②)という、キツネのそれと形などの特徴は一致
フンの内容物を調べます
この日はずっと気温が氷点下の真冬日だったので、フンは凍ってカチンコチン
お湯でふやかしてから、丹念にほぐしました
確認できたのはビニール様の青色人工物、茶色の骨片(大小3個)、小動物の毛玉、植物茎の表皮など
キツネは肉食性で、ネズミ、ノウサギ、モグラ、リスなどをよく捕え、なかでもネズミとノウサギが好物である。(文献②)
ということで、これはキタキツネのキョンちゃんのものだな、と勝手に決定!(笑)
家の周りの土手に掘られた穴
小さいのでキツネの巣穴ではなく、何かの小動物を探し当て掘ったかのよう
日射しを浴び、気持ち良さげに眠るキョンちゃん
先日は自分のシマにエゾシカ組が大挙押し入ってきたので、あらためて我が存在を主張したものだと
引用文献
①:エコ・ネットワーク編.フィールド・ウォッチングガイド 北海道野生動物の痕跡を読む.p74 北海道新聞社
②:安間繁樹・著.アニマル・ウォッチング 日本の野生動物.p194-195 晶文社
ワインの神様
釧路市愛国にあるフレンチレストラン ガストーラさんの年末ピンチョス
独身時代は、これ無しには年越しが出来ませんでした
ワイン好きにはたまらない豪華なオードブルです
1968年はブドウの生育にとって、とても厳しい自然条件でした
だから、そのブドウで造られたワインも「専門家」からは「評価に値しない」ものと
ガストーラさんのピンチョス、真っ先に頂くのはやはり、これ
フランス産鴨のフォアグラ メダイオンとブリオッシュ
初回から続けているピンチョスの定番。メダルの形をしたフォアグラのパテを自家製のブリオッシュでサンドしました。
50年以上前の ‘bad vintage wine’
そういう世間の一般的な評価とは違い、私にとって妻の生まれた1968年に「美味しくないワイン」は存在しないのです
二人で、たっぷりと余すところ無く楽しませてもらいました
このボトルを開けるのに使おうとしたソムリエナイフは、レストランはまなすワインセミナー1期生有志と谷口ソムリエから頂戴したシャトー・ラトゥールとラギオールのダブルネームの逸品
でも、ほとんど出番がありませんでした(笑)
コルクスクリューを刺し込もうとした瞬間、コルクは何の抵抗も無く ストンとボトルの中に落ちていったのです
昨年12月初旬にボトルを立てるまで、何年もセラーで横にして保管していたのに全く液漏れがありませんでした*
よくぞこの時まで、持ちこたえてくれたものだと
信仰心が厚く信心深い妻と異なり、無宗教で無神論者の私が唯一「ワインの神様は存在する」と思った瞬間でした
* コメント欄参照