バベットの晩餐会
美味しい食事(料理とお酒)で、どれだけ人は楽しく幸せになれるのか
それを見事に描いた映画です
デンマークの寒村に住む貧しい教会の信者たちが初めて、そして恐々と口にするフランス料理とワイン
導いてくれた牧師の生誕100周年で、慣れぬ正装、戸惑う豪華なテーブルセッティング
もちろん、ここに至るまでには様々な出来事、紆余曲折があるのだけれど
歳を重ね、怒りっぽく、いがみ合うようになっていた信者たちが料理を口にするたびにお互いを認め、心安くなってゆく
食事の後に皆で外で睦み合うシーン
これが、堪りせん!
この映画のクライマックスはもちろん、村人(信者)たちが晩餐で無垢に料理に舌鼓を打ちながら(トンチンカンな)歓談をするところなのだけれど、その料理を厨房で独り作る女性シェフ バベットの調理シーンがまた見事でとても美しい!
いま、話題になっているらしいTV ドラマ「グランメゾン東京」とは対極にある、楽しい食卓を生み出すシェフの素晴らしさを教えてくれます
この映画を知ったのはNHK教育テレビでの放映で、右端がその録画
その後にVHSの正規本編を中古で求め、さらにリマスタリングされたというDVD
クリスマス前後に何となく、何度と無く見返してしまう「名画」です
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