週末は2本のワイン
太陽色のひととき 福司スパークリング
福司酒造100周年を記念して開発されたスパークリング清酒「太陽色のひととき」
発売から1週間経った頃に「飲みたいね」と言ったら「嵯城さんで買って来たよ」と
よく出来た妻です
四合瓶より小さい500mlボトルなので、グラスも小さめのものを選ぶと食卓でのバランスが良いようです
この日は、夕食のボリュームたっぷり豚しゃぶサラダといっしょに味わいました
去年のCOCOROMIと同様、福司酒造の意欲的なチャレンジ商品
眩しい日差し、高く飛ぶカモメ、空から落ちる影、絵葉書のような雲、賑やかな声、風に吹かれる帽子、汗をかくグラス、そんなひととき、いつもの日常を照らす、太陽のようなお酒で乾杯を
私の好きな「風を描く画家」内田新哉さんの作品を彷彿とさせるコピーです
「日本酒」というジャンルに囚われないで味わえる、とっても楽しいスパークリング
二人でさらりとボトルが空いてしまいます
ぜひ、楽しんでみてください
道東収穫祭 The Harvest 2019
Mooの対岸の河畔広場で開催されたイベントへ、ブランチがてら伺いました
11時のオープンと同時に入場したので、まだ来場者は少なく、ゆったりとした雰囲気です
ANAクラウンプラザホテルのメニューで繁用する養老牛放牧牛乳を使った料理を提供されていました
スパイシーな阿寒ポークのソーセージとミルクのやさしい味わいのリゾットが良く合って、なかなか嬉しいブランチです
キッチンカーThe Anchorさんのオープンサンド2種はいつも通りの美味しさ
厚岸のカキキン中嶋さんも出店されていました
こちらもさっそく頂きます
牡蠣生産者の中嶋さんは「生で味わうなら小さい牡蠣のほうが美味しい、大きいのは大味だから」とよくホンネをこぼされるのですが、僕はその「大味な」大きな牡蠣をチーズとともにさっと焼いて食べるのが大好きなのです
海のミルクと大地のミルクの、とっても幸せなマリアージュだと思うのですよね
そして、カキキン名物「干し牡蠣」
これは出合ったら必ず味わってみてください
凝縮された牡蠣の旨みが口中で爆発して、お酒を飲まずにはいられません
こちらは浜中のエゾシカ肉製品を扱うアウトドアアシスト岩松さん
寡聞にして、初めて知りました
ひょっとしたら以前、池田町のまきばの家で食べた浜中産エゾシカ肉はこちらのものだったのかな
宅飲み用に「エゾシカサラミ」を購入しました
スタッフの皆さん揃いのユニフォーム、そしてイベント販売でもきちんと簡易保冷バッグに包んだうえ、ちょっとお洒落な1本手提げ紙バッグに入れてくれるなど、消費者へのアプローチがとてもしっかりした印象です
最後に、食べ物のことばかり書いちゃいましたが、本来はミュージシャンが実行委員長を務める「食」と「音楽」を通した地域活性化イベントのようです
次回はじっくりと音楽も楽しもうと思います
イタリアワインを楽しもう会 信田流
信田流さんから案内を頂戴し、妻が出張で留守の日の夜だったこともあり、ひとり気ままに参加させて頂きました
いつも元気なメートル・ドテルPDと大将
「つまみはホンのちょっとだけ」との事前メッセージでしたが、カウンターには料理がずらりと
この後にも赤ワインに合わせた肉料理が次々に登場しました
さて、本日のワインです
インポーター大手の日欧商事さん扱いのアイテムが40本!
プラネタやマァジ、フェッラーリなど有名どころが出し惜しみ無くずらりと
中には「えっ!!!」というものも
飲み込むことを前提に(笑)、全部は到底無理なので、少量ずつ自分の好みで味わってゆきました
老眼でトレッビアーノだと思って口にしたら「?」
シチリアのグリッロを使った‘テレビント’でした
オーガニックを謳うワインをいつもは敬遠するのだけれど、この日唯一のプリミティーヴォだったので
参加者はほとんどが女性で、男性は私を含めて3人
うち二人は競合他社セールスさんの敵情視察?でした(笑)
札幌のワイン会の時からの知人、ピーロートのOさんとはずいぶん久しぶりの飲み合い
マラソンにハマっているとのことで、日焼けした精悍な感じに
大将の信田さんが飲みに加わった頃には、私もかなり出来上がっていました
これだけ味わって飲んで、食べて満腹して、3000円は破格ですね
お声かけいただいて真に感謝です
ごちそうさまでした
三体 沈黙の春
「ヒューゴー賞受賞の」「超弩級本格SF」「驚天動地の人類史網羅SF」という惹句の数々に乗り、手に取った1冊『三体』
先月末にテオ・ヤンセン展で札幌に出かけた際、ひとり時間つぶしに入ったジュンク堂書店で平積みになっていたのを見て
北海道新聞 2019.8.11朝刊読書欄より
私のようなSF好き以外の人も手にしないと、ランキングのトップにはならないですよね
それだけ評判になっている話題作ということなのでしょう
40年以上も前、私が仙台の予備校の寮に大学受験浪人として入っていた1年間、当時の受験必須アイテムだった「天声人語」を読むために共用スペースに置かれていた朝日新聞
そこに新聞小説として連載されていたのが有吉佐和子氏の『複合汚染』でした
それまでは、誰が読むんだろう?と新聞小説には無関心だった私も、この連載だけは何故か欠かさずに読んでしまい、単行本化されたときも即座に買い求めたのでした
小説「複合汚染」に紹介されていて知った本が、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』
この『沈黙の春』が、『三体』冒頭部分のモチーフとして登場します
その後は一気読み!とは、私の場合にはなりませんでした
もちろん、面白い本です
登場人物に感情移入ができるし、スケールの大きい物語で最後まで飽きずに読めるのですが、ちょっと期待が大き過ぎた感じがあって
まるで映画「プロメテウス」を観た時のよう(笑)
ただ、本作『三体』は長大な3部作の最初の、いわば物語の導入部分のようなので、続刊に期待したいと思います
尾切れのキョン
僕らが気付かない時にもきっと、ネコたちにガンを飛ばすために足繁く来てるのだと
一度切れかかったように尾の先から3分の1ぐらいのところが細くなって、切れ目にあたるその部分だけ毛が生えていません
犬に襲われたのか、兄弟げんかの結果なのかは判りませんが、行く末が心配だったあのキツネがキョンなら、ずいぶん元気になったなと思います
以前に海鳥の晩餐を味わった けもの道のほうへ、原っぱを分け入ってゆきました
くしろ港まつり 第72回2019
8月4日(日)
まつり最終日の日曜日は、まずフィッシャーマンズワーフMOO前広場へ
釧路くじら協議会さんが提供する くじら肉料理でブランチします
スタッフの方のポロシャツと帆前掛けがあまりに素敵過ぎて、たまらず写真を撮らせて頂きました
三品のうち、私はなんと言ってもこの「くじら汁」!
口の中でトロリと漂う脂身の食感と味噌仕立ての味わいが、とても旨いです!!
次いで、北大通で開催中の「いす-1GP公認 2時間耐久事務いすレース」の観戦へ
アトラクション的なイメージを抱いて見に来ましたが、なかなかどうして「スポーツ」しています
コーナリングで転倒する「ドライバー」も
レースを転戦している企業チームと地元の大学生チームとの間には、明らかにレース運び、走力に歴然とした差が見られます
思った以上にかなり過酷な競技でした
暑さを逃れるように、城山東家さんへお蕎麦を味わいに
爽やかな夏酒で蕎麦前を少々
妻は仙禽 かぶとむし、私はみむろ杉 夏純を
「季節のおすすめ 涼味! 冷やかけ すだち蕎麦」
釧路の短い夏に味わうこのお蕎麦、8月初旬までの提供ということなので、あともう少しで終わりですね
ごちそうさまでした
8月2日(金)
仕事が遅番勤務だったので、北大通の勇壮な大漁ばやしパレードは見逃してしまいました
それで戻り山車をちょっとだけ見て、耐震岸壁広場の露天をひやかして歩き