
写真はイメージです
地震の揺れにも、枕元に置いたスマホに職場から自動配信された災害時安否確認メールにも全く気がつかずに爆睡していたところを妻に起こされ、停電していると知らされました
震度4以上の場合に規定されている職場の点検を行うため勤務先へ車で向かうと、市内は真っ暗で信号機も全て消えていました
ただ、通行量が少なかったこともあり、いつもよりかなり慎重に運転して4時ちょっと前に勤務先に到着
自家発電に自動的に切り替わっていて所内は明るく、担当部署の機器の正常稼動確認などを終えて、着の身着のままで出てきた服装を着替えるため、明るくなった6時頃に一旦帰宅することにしました
その時点で、道路沿いのコンビニには既に買出しの人出があり、私も寄りましたが最初の店では列の長さに諦め、2店目で食べ物(カップヌードル、魚肉ソーセージ、クラッカー、フリーズドライ玉子スープ)とペットボトルのお茶などを購入できました
そのまま食べられる食品や飲料水ペットボトルはとっくに売り切れてしまったようです

その存在をすっかり忘れていた魚肉ソーセージは、子どもの頃におやつとしてよく食べた記憶があります
何年も食べてなかったカップヌードルやリッツのクラッカーも、意味のない懐かしさで買ってしまった感じです
釧路は停電以外の被害はなく、家で水もガスも平常どおりに使えたのは幸いでした
在庫のお米やパスタの調理が可能でしたから

9月7日夜の食卓
前日のカレーの残りと炊きたてご飯の食事
キャンドルと即製ペットボトルランタンは、前者が温かな雰囲気作り、後者は災害時対応実習を兼ねての明かり
天井にはLEDランタンを吊り下げています

道東地方では巨大地震が発生する確率が高いと以前から報道されていたこともあり、情報源のポータブルラジオと照明用ランタン、単1~4の乾電池を揃えていたことが今回とても心強く、そして役に立ちました

LEDランタンは前に職場で使ってその性能に感心し、同じものをまず一つ購入していました。ただ白色LEDのため、機器の点検等には良くても、食卓の明かりに使うと白々として殺伐とした雰囲気になり、およそ食欲が湧いてきません
それで同じメーカーの電球色LEDランタンを買い足しました
昭和30年代、家に初めて60Wクラスの裸電球が灯った頃のような明るさですが、目が慣れてくるとそれで十分だとわかります

ランタン以外の照明では、若い頃登山に使っていたペツルやマグライトがあったものの如何せん電球式の旧型のため、明るさが段違いのLEDヘッドライトをさらに用意していました
自由に使える明かりが手元にあるというのは、大きな安心感を与えてくれます
今回、北海道胆振東部地震の釧路への影響は停電だけでしたが、備えの大切さを心底痛感しました
ガスや水道が止まった場合にも急場の対応は出来るようにしておこうと、あらためて強く思ったのです