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海に生まれ、土に還る

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浜辺に打ち上げられた海洋生物の骸

 

 

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事の発端は、鳥たちの争い

前浜の波打ち際で、いつになく鳥たちが群がって騒いでいるのに気付いたこと

 

 

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10:13

双眼鏡で見ると、2羽のオオワシとカラスが互いに牽制しあって、何かの物体をつついていました

頭の無い大きな魚のように見えます

 

 

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10:56

オオワシが去り、しばらくしてカラスも去ったところへ、今度はカモメがやってきました

 
カモメがつついてから立ち去ると、鳥たちの食事の時間が終わったのか、くだんの物体は放置されたままで、誰も寄ってきません
 

それでようやく、私も近くまで行ってみることにしました

 

 

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11:23

胸ビレや尾の形を見ると、イルカかクジラの子どものようです

 

 

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背中側

アゴの骨の形状から、クジラの子どもではないかとFBに知人のコメントが入りました

また、釧路市立博物館に連絡したら骨格標本などで活用してくれるよ、とのアドバイスも受けて、そのようにしました 

 

 

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14:38

浜から家に戻ってしばらくすると、オオワシたちが今度は大勢で(家族連れ?)再びやって来てついばみ始めました

「猛禽類」と呼ぶに相応しい食べっぷりです

 

 

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16:11

あらかた形が無くなってしまった頃、浜に住み着いているキタキツネまで、お相伴に

 

【追記】
このクジラの子ども ネズミイルカ(成獣)の亡骸は、翌日やって来られた博物館の関係者3名の方が骨格標本つくりのために土の中に埋めてゆきました

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コメント

釧路市立博物館の方から、下記のメールを頂きました。
ご報告まで
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クジラについて、博物館へご連絡頂き、ありがとうございました。

クジラはネズミイルカという種類でした。大人で1.5~1.7メートルくらいにしかならない小型の鯨類で、私が計測したところ1.4メートルでした。恐らく大人のネズミイルカだと思います(オスメスまでは分かりませんが)。

博物館はクジラを処理できるような広いスペースがありませんが、骨格標本にしたいと思っています。そこで、あのネズミイルカは近くの砂浜へ埋めて微生物へ分解させ、1~2年後に骨だけになったところを見計らって回収することにしました。少し気の長い話ではありますが、良い骨格標本を作りたいと思います。

この度は貴重な情報をありがとうございました。もしまた何かありましたら、お気軽にご連絡下さい。

どうぞよろしくお願い致します。

投稿: ユンボギ | 2018年3月 1日 (木) 07時30分

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