山頂より屈斜路湖と中島、その向こう遠くに雄阿寒岳を望む
3:42
釧路から鶴居村経由で車を走らせ、白い霧のかかる見通しの悪い道路を横切るエゾシカに何度もヒヤリとさせられながら、登山口のある小清水町の高原展望台に着いたのは日の出前
始まった薄明の薄紅色の中に、斜里岳がシルエットになって浮かび上がってきます
日中の気温は北海道でも軒並み20℃を超える、という予報でしたが、この時刻の温度はちょうど0℃
車載の温度計は、ほんのちょっと前まで氷点下を示していました
この日の藻琴山での日の出時刻は4:10、その少し前から登り始めます
車を停めた駐車場を振り返ったところ
雲海か、日の出の写真を撮りに来たらしいカメラを構えた人たちの車が他に数台、見えます
右端の建物は、レストハウスのハイランド小清水725
登り始めのハイマツの道から、ずっと雪...
あまりに久しぶりの山行なのでウッカリしていました
今の時期の北海道なら、当たり前ですよね
4:28
この時間はまだ雪が締まっているので歩きやすいのですが、太陽が昇るにつれて緩んでくると思われるので、少し気が競ります
4:39
左手前方に屈斜路湖を眺めながら、雪の尾根筋を進みます
絶景に見とれて足を滑らせないよう、慎重に
4:58
頂上が見えてきました
その手前には、屏風岩も
5:01
やっと屏風岩に
夏場なら小学生でも1時間ほどで頂上に立つというのに、いいだけ衰えた体力と雪道はそうはさせてくれません...
5:09
たぶん前日の先客がつけた足跡をなぞるように、ゆっくりとひたすら登りました
5:25
ついに、頂上!
360度の、ぐるりグルグル絶景です
が、かなり太陽が昇って明らかに雪が緩んできていたので長居はせず、下山にかかります
登ってくる時にも気になったのですが、登山道を途中から右手に外れて奈落に向かって尻滑りで降りた跡が残っています
大丈夫なんでしょうか・・・?
日が高くなり気温もどんどん上がって、そんなことに気を取られていると、緩んだ雪に脚をとられて、膝丈までズッポリ
まもなく登山口、というところで出会った これから登るという若い男性には「かなり雪が緩んできてますから、足元に気を付けてくださいね」と声をかけました
6:28
無事、下山
初級者向けの山のはずでしたが、運動不足の私には難行苦行の、脚の筋肉パンパン山歩きとなりました
登山靴を脱いでゆっくりと飲む水が体にしみわたって、美味しいです
雪が消えたら、また来てみたい