アスパラダイムシフト
異なる食環境で育った二人が一緒に食事すると、食卓に上る素材の捉え方の違いについて「う~む」と考え込んだり「えっ!」とか思うことが、ままあります。
私は10代後半に内地から北海道に渡ってきて以来、来年還暦を迎える今日までグリーンアスパラガスは太くて大きいものが「立派」で「高級」で、かつ当然「美味」だと信じてきました。なぜなら、アスパラ本州送りセールなどではML混より2Lサイズのものの方が高価でしたので、それを疑うことも無く実家には2Lサイズを送り、自分が賄いで食べる時も「細い(貧弱な?)」アスパラには見向きもせず、出来るだけ太いものを選んで購入していたのです。
でも昨日、アスパラを購入しようと帯広競馬場内にある産直の野菜市場を見ていた時に「細い方が味がしっかりして美味しいのに、なぜいつも太いのばかり選ぶの?」と一緒にいた相方に不思議がられて、私は目が点に。道産子の妻の実家ではグリーンアスパラは細いのを選んで買うのが常識だったそう。
それを聞いた時、私のアスパラガスに関する世界観がグラリと揺らぐのを感じたのでした。(ただし、ホワイトアスパラは太いものを購入するとのことなんだけど)
トップの写真は、均衡が崩れつつある最近の力関係を反映して購入した「細い」アスパラを使ったソテー
中札内田舎鶏のモモ肉グリルの付け合わせとして、他の野菜と一緒にもりもり食べたら、確かにこれまでの太いアスパラより味が濃いような気がしました。
もちろん、アスパラガスの品種や育て方でも味わいが当然違うことは忘れちゃいけないんでしょうね。実際、取れたての太いアスパラをそのままガブッと食べると、それもすこぶる美味しいことは事実だから
なので、結論は
アスパラは太さに関係なく、美味いものは美味い!
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