阿寒湖 湖水開き
阿寒湖なのに遊覧船の名前は「ましゅう丸」なんだ・・・
いきなり不思議に思ったけど、とにかくピーカンの青空に恵まれた阿寒湖の湖水開きに伺いました。
湖いちめんに氷がびっしりと漂っています。この時期には珍しいことだそう
遊覧船に無料で乗れる抽選会がありました。箱の中から数字の書かれた白玉をひとつ取り出し、その数字が奇数なら無料優待乗船券が頂けます。ハズレても列に並び直せば再挑戦でき、100名に達するまで抽選が行われるので、私は2度目に無料券を当てることができました。
相方は2度目もハズレてしまいましたが、見かねたのか見知らぬ男性が譲ってくれて、無事に乗船できることに。ありがとうございました!
抽選会場のすぐ隣りでは阿寒湖で獲れる魚料理の試食会も開催。こういうのはもちろん喜んで賞味させていただきます!
今日、本当に来て良かったなぁ、と思いました(笑)
とても美味しかったです!
湖水開きのセレモニーで挨拶をされる蝦名釧路市長
テープカットも、にこやかに終了し
そのまま、私たちと一緒に途中まで遊覧船に乗り込みました。
氷の浮かぶ湖面から望む雄阿寒岳
なんでこんなにピーカンなんだ!と思う(笑) → 参考
立ち寄った、湖の中にあるチュウルイ島のマリモ展示観察センターの大型水槽。大きなものは小学生の頭ほどの直径が
なかなか充実した黄金週間の一日でした。
アマローネの会 エスト・ディ・ズッパ
アマローネが好きだという友人を誘って4人での会食
私にとっては久々の est di Zuppa です。都合3回、予約の電話を入れるたびに橋本シェフから「申し訳ないです、その日はもう目一杯(貸切、満席)なんです・・・」と言われて。あまりのタイミングの悪さにお互い、笑ってしまいましたが、今夜は大丈夫でした。
橋本シェフに抜栓してもらったヴィンテージは、友人二人が共に生まれた1970年
いちおうレチョートとラベルには書いてあるけれど、これだけ熟成したボトルだとブランデーのようなむせ返るほどの芳香とアルコールを感じる、しっかりとした辛口になっていました。
アマローネに合わせて料理を作るというのは、シェフ泣かせ(笑)
それでこのアマローネの前に、フランチャコルタで乾杯し、さらに橋本シェフが私の好きなバルベーラのワインを用意してくれていたので、それでまずお料理を楽しませて頂きました。
富良野産ホワイト、グリーン、紫アスパラ
ポーチドエッグ&かなり上質なクラテッロ添え
もちろんグアンチャーレとパルミジャーノ・レジャーノを使った伝統的なもの。さらにペコリーノ をトッピングして
そしてメイン料理
どれぐらい大きなお皿か、判るようにOさんが比較に手のひらを。ボッリートミストとはお肉のいろいろな部位をゆでたピエモンテの郷土料理だそう
いったん大皿を引き下げて、めいめいに取り分けて供されます
お肉はホエイ豚ネック、牛タン、鶏。サルサヴェルデ(イタリアンパセリ)、赤ピーマン、金柑などを添えて
テデスキのアマローネ モンテオルミを追加で開けたのに合わせて、シェフが出してくれました。ウブリアーコはアマローネに漬け込んで造られたチーズ。酪恵舎にもテネロ・アル・ヴィーノという「酔っ払いチーズ」があるけれど、アズィ・アーゴをアマローネに入れたらウブリアーコになるみたい
度数の高いアマローネと橋本シェフの料理、楽しい会話で久しぶりに酔ってしまいました。でも、第2回アマローネの会開催の約束は、覚えていますよ!(笑)
美唄市 西川農場のアスパラひつじと、うちやま農園のアスパラを食べる会
イタリアンダイニング クロスさんでひょっこり知り合った富良野在住の斉藤さんが主催したイベントに参加させて頂きました。
「うちやま農園さんのグリーンアスパラガスのアイスと北海地鶏のジュレ」をサービスしてまわる斉藤さん
これまで斉藤さんが紹介してきた食材をお店で使われてきたシェフたちが料理するということで、美唄の食材がさまざまな形で供されました。
とても感心して面白いなぁと思ったのが、まずこちら↓
卵ケースが一人分のアミューズアソートになっています!
立食パーティーでもスムーズに受け取れるので、大変スマートです
中身も、どれも素晴らしい!
お料理に合わせてドリンクも
タプコプコンコンやブランを始め
滝沢ヴィンヤード、中澤ヴィンヤードのものなど、今、とても大きな注目を浴びている空知地方のワインが用意されていました。これだけでも私はちょっと舞い上がってしまったほど(笑)
アスパラは毎年、道草さんたちとアスパラ狩りに伺わせて頂いている、内山さんのところのもの
内山さんご本人も来場されてましたが、やはり生でそのまま食べても美味しい!
ポリポリかじってる島牧村出身のシンガー、中田雅史さん
この後の彼のライヴに圧倒されてしまいましたが、この時はまだ、食べることが好き、話すことが好き、な初対面のお客さんでした(笑)
中田さんは、この世で出逢った私と誕生日が同じ3人目のひと
歌の素晴らしさに本当に感動したけど、とりあえず応援しよう(笑)
さて、お料理です!(ごめんなさい全部は撮影できませんでした)
アスパラをア「シ」パラとわざと間違えているのは、或る理由が有って(笑)
アスパラひつじヒレ肉の握り寿司 赤ワイン風味焼きアスパラ添え
アリコ デ ムトン (白インゲンと羊、アスパラの煮込みコンソメ風味)
アスパラをペーストにして生地に練り込んだ塩味のお惣菜ケーキです
美唄の食材をいろいろなお店のシェフの料理で楽しませて頂き、得難い経験をしました。本当にありがとうございました。
美唄西川農場のアスパラひつじ イタリアンダイニング クロス
札幌の琴似にあるイタリアンダイニング クロスさんで開催された「西川農場のアスパラひつじと、うちやま農園のアスパラを食べる会」のメイン料理です
今年は初心に帰り(?)、美味しい羊肉を機会を逃がさずにどんどん頂こうと思っています。
美唄産のアスパラガスと羊肉のお料理は・・・(続く)
池田町ボーヤファームの仔羊 プロヴァンサルキムラ
プロヴァンサル キムラさんの開店11周年記念特別コースのメイン料理で、私のお皿にはロース、肩ロース、腎臓、タン、レバーが載っていました。
この自家製の生ハムが、これまで食べたエゾシカの生ハムの中で一番の美味しさかも
新玉葱のフランと春野菜のフリカッセ
~ ベーコンのエミュルジョン ~
春野菜は空豆、筍、アスパラ、スナップエンドウ。驚くのはベーコンそのものを口にしたかのような薫りを強く感じる白い泡のソース
真鯛のオマール海老ムース詰め
~ マンゴーと野菜のコンディマン ~
コンディマンとはトッピングされているラタトゥイユ風の薬味のことだそう。周りのソースはオマール海老で。素晴らしい一皿でした
はい、ナイフの刃の向きが反対なのは、撮影用に位置を動かした私の設置ミスです・・・
メインディッシュは木村シェフみずからがサーヴしてくれました。シェフが身に着けているエプロンはマダムのお手製だそう!
タップナード、トマトのコンフィ、クミン、バジルソースと様々な味わいで
アヴァンデセール 焦がしキャラメルソースのプリン オレンジ添え
お店からデザートワインのサービスが。ありがたく楽しませて頂きました
私は松の実のタルトとバニラアイスクリーム、相方は苺のムースとカマルグ米のリオレ(牛乳リゾット)
町子マダム、「このエプロンも私の手作りだって、しっかり書いといてね」と。
本当に素晴らしいお料理でした。記念ディナーということで価格もお得になっていましたし、ごちそうさまでした。11周年おめでとうございます!
茶路めん羊牧場のマトン ガストーラ
内地から来られた肉食派怪童Sさんとその奥様を囲み、ガストーラにて7人での会食。メインは茶路めん羊牧場の味わいのあるマトン。そう、ラムではなくて、本来の羊の旨みが堪能できるマトンの塊りを安藤シェフがローストしてくれました。
クラテッロの特徴的な味わいが、アスパラをより‘甘く’感じさせます
鯛のアラとセロリ、ネギに塩だけで味を整えたスープに生の鯛の身を浮かべたもの。なのに、全員その深い美味しさに唸ってしまいました・・・
黒ニンニクソースには「チョコレートが使われている」とみんなが感じたのだけど、「一切使っていません」と安藤シェフ。う~む、ここでも唸り声が。ニンニクソース、畏るべし!
三友さんがいたずら(?)して作ったらしい、これまでのダブルクリームとは全く異なった食感で、ホロホロと崩れる「赤ワインのためのチーズ」
道の駅フェア 和商市場
土曜日の昼下がり、和商市場でのイベントへ伺いました
右手に見えるリニューアルした‘ マルシェくしろ ’とタイアップした道の駅フェアです
地産地消のイベントでは必ず姿を見かけるシカ王子Sさんの熱い売り込みに、家族連れも思わず足を止めて聞き入ります
しらぬか恋問館の販売ブースでは、こちらも負けじと‘青ひげ店長’こと宮本さんが身を乗り出さんばかりに熱心な商品説明でたたみかけています
コイタくんとメイカちゃんエンブレムのスタッフジャンバーが似合う好青年ジョンさんに、白糠の隠れた(?)名物だという鳥じん(鶏肉ジンギスカン)を、和商の勝手丼としてブランチ用に作っていただきました。
鳥じん丼、出来上がり! なかなか美味いです。白糠特産のシソの葉やゴボウと合わせたら、十分ごちそう丼になりますね
帰り際に購入させて頂いたもの。どれも道の駅の力こぶ入り製品です。
ガストーラ10周年パーティ
朝は一面真っ白になるほどの降雪があって驚きましたが、昼過ぎには何とか融けてくれました。そんな天候の中、お店の前ではじっくりと羊の丸焼きを手がけられている茶路めん羊牧場の武藤さんの姿がありました。
やはり低い気温と冷たい風が災いして、丸焼き装置内の庫温が思ったように上がってくれずに難儀されたとのことでしたが、そこは羊男の武藤さん、安藤シェフも顔がほころぶ見事な焼き加減に仕上げました。
安藤シェフによればこの羊丸焼き、「10周年を記念して、どうしても武藤さんにお願いしたかったこと」なのだそう。そして、この日までずっと頼むのを自制してこられたとのこと。
だから武藤さんと一緒にこうして丸焼きを運ぶのも、安藤シェフにとっては10周年を迎えた念願の大切なセレモニーだったんだと思います。
今回、武藤さんは安藤シェフから「何も下味をつけないで、そのまま焼いてください」とお願いされたそう。いつもは塩を振ってから焼いているので、素のままでやったのは全く初めてとのこと。
その切り分けられたお肉は、塩と、黒ニンニクのソースで頂いたのですが、本当に美味しかったです。
中標津からお祝いに駆けつけられた三友さんご夫妻
安藤シェフが大のお気に入りの、三友さんの山のチーズも振る舞われました。
中標津ラウキカさん特製のお祝いケーキ
ケーキを前に、安藤シェフからのご挨拶
10年を振り返りシェフもマダムも感極まって、言葉も詰まりがち・・・
キャンドルに火が灯され
吹き消すのはシェフとJINTAくん、そして誕生日が近い三友さんと内地からの常連さんです。
ケーキのカットとサービスはラウキカの長谷川さんご夫妻が自ら。この日はすっかりガストーラのスタッフになりきっていらっしゃいました。
このケーキ、もう口の中で溶けるような美味しさです!
ガストーラつながりの皆さん、あちこちで歓談の輪が
そんな中、なにやら着替え始めた男性客
実はガストーラ男子料理部(DRB)きってのエリートメンバー、和商吉岡肉店の吉岡さんです。身にまとったメンバーズエプロンの、ガストーラのロゴの上には、その証しである金銀二つのバッヂがさり気なく並んでいます。
本当ならもっと熟成させたい、という斜里山麓豚の1年4ヶ月もの。
でも、すでに十分味わいがあって旨いです!
飲み物は差し入れ、持ち込みも色々あって、ワイン以外にも鍛高ラムネが懐かしい味だと好評でした。
夜も更け、腰を落ちつけて飲もうと、ACワインさんがこの日のために調達してくれたという2004年ヴィンテージのマグナム各種
ガストーラのこれまでの10年に、そしてこれからの輝かしい日々に乾杯です!
Green life 花太郎さんが贈られたお祝いのお花の中には、しっかりとローブリュー(バスク十字)のモチーフが息づいていました。
から騒ぎ!ガレットパーティ イオマンテ
先週の金曜日、レストラン イオマンテで開催された「みんなのから騒ぎ!第4弾 ガレットパーティ」の様子です。地元の美味しいものを食べて元気を出そう!街を盛り上げよう!と企画したのはチーズ工房「白糠酪恵舎」の面々、異形の姿での奮闘です。
私はずっとゾンビの仮装だと思っていたのだけど、本人によれば「ジョニー・デップ」らしい酪恵舎代表の井ノ口さんと、ゾンビに襲われても平常心でマイペースなんだろうなぁと思わせる舟崎シェフのタッグによる、地元素材の素晴らしい料理をたっぷりと楽しむパーティでした。
全ての料理を撮影はできませんでしたが、雰囲気だけでも写真でご堪能ください!
取り分けるとこんな感じで、見た目も楽しい!
福司の酒粕を使ったグラタンは想像以上に美味しかったです。
厨房では、まだどんどん料理を作っていて次から次へと出てきます
上の二つのエゾシカ料理が美味しいのは、もちろんのこと!
舟崎シェフは北海道にまだ8人しかいないAAOマイスター認定を、その認証がスタートした昨年3月に初めて受けた料理人の一人ですから
これもガレットの魔術師、舟崎シェフならでは。牡蠣を殻ごと焼いて食べる時に酪恵舎のウォッシュチーズ「ロビオーラ」を一緒にのせて焼くと「ベラボーに旨い」のだけど、それをメッチャ豪華に華やかにガレットとして仕上げた感涙もののお料理です。
そのガレット、会場の隅に設えた「自分でガレットを焼こう」コーナーでチャレンジできるのも、このから騒ぎパーティの目玉でした。
初回大人のから騒ぎ「ホエー鯖」パーティで食材を提供された釧路フィッシュのHさんが挑戦中。イオマンテスタッフのAさんがそばでアドバイスしてくれたので、チャレンジした皆さん、満足のゆく出来映えだったようです。
チーズたっぷりガレットを焼いたら第一人者のこの方も腕前を披露したのですが、この時はどう見ても凶器を持ったテロリストにしか思えず、近付くことが出来ませんでした・・・
私が作ったローストポークとチーズ、卵のガレットコンプレ
ブラックオリーブトッピング 舟崎シェフ特製昆布ピュレ添え
手前にあるチーズステーキは、まだ酪恵舎で試作中の地域ブランドチーズ「ホッカイドウ」をガレットと一緒に焼いたものです。
白と赤のワインの他に、ガレットに合うシードルもふんだんに用意されていて、飲ん兵衛にとっても、とっても嬉しい(笑)
会の最後に挨拶に立たれた舟崎シェフ
釧路地域にはまだまだ素晴らしい食材が沢山あるんだ、それを美味しい料理として表現してゆきたいと、心から熱く語ります。
どうぞ皆さん、その熱さが表現されたお料理を是非お店にて