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チーズと塩と豆と

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白糠の畏友 I さんがfacebookで話題にしていて、興味をひかれ読んだ本です。

誤解を恐れずに言えば「人はなにをどう食べて育ったかで人生が形作られる」ことを、そして「食卓を囲む」ことの大切さを改めて気付かせてくれる、4人の作家のアンソロジー

自分が育った土地の食べ物を家族とともに食卓を囲み口にすること。それを日常としてきた人間は、(自覚の有無を問わず)そのことをもっていつしか本当の幸福とは何かに思い至る。

ひとの口は、理屈を吐き出すためではなく、こころを涵養するソウルフードを咀嚼するためのものなんだと今更ながら合点。未読の方にはお勧めしたい一冊です。

 

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