白糠産毛がにガレット
「カネは無いけど、カニはある」 らしい友人が、私の 「同情するなら、カニをくれ!」 という魂の叫びを聴いたのか、突然こしらえてくれた一品。
ほぐしたカニの身に蟹ミソと酪恵舎リコッタチーズを加えて和えたもの
イオマンテ舟崎シェフのガレットミックスで作った生地をフライパンで焼いて酪恵舎バターを塗り、卵と炒めた玉ねぎを乗せ、ロビオーラを散りばめる
ほどよく火が通ったら、先ほどの蟹みそリコッタ和えを投入して、生地を折りたたみ
たたんだガレットの四隅にカニ足むき身を配し、白糠産ベビーリーフをテンコ盛りにして、仕上げに胡椒の効いたサルーテのスライスをトッピング、完成。
多分、じゃなくて、確実にこれまでの人生で一番贅沢なガレットであります。実はこれ、舟崎シェフのレシピを、ほんの少しだけアレンジしたものらしい。
使われた食材を見ただけで、美味しさが想像できるでしょう?
野菜と魚介とポワレの店G 開店!(笑)
昼ワイン ガストーラ
久しぶりにランチでゆっくりワインを楽しませて頂こうと伺いました。まずは釧路産さばのポワレを、グラスのロゼで
次いで、赤ワインを堪能するセッティング。お皿には大盛りバタビアレタスとブロッコリーのサラダ
中央にはこれとパンがあれば赤ワインはいくらでも、の リエット!
ワインは安藤シェフに選んでもらった、お手頃でグビグビいけるロワールのピノ
和商の吉岡さん、ガストーラ安藤シェフがいまイチオシしている別海町の黒毛和牛、そのスネ肉をたっぷりの赤ワインで贅沢に煮込んだもの。これも赤ワインがすすむ、すすむ(笑)
上の写真でお肉の陰に隠れてしまっている付け合わせは、安藤シェフの実家で収穫したジャガイモのマッシュポテトに紫のシャドークィーンの素揚げを飾り、DRBオムレツコンテスト銀メダリストHamaさん栽培の枝豆串をアレンジした特製!
生チョコレートの上に余市のパートレットを乗せ、キャラメルソースで。ゲヴュルツのマールもたっぷりかけられていて、きっちり「大人のデザート」になっていました。
かなりお腹いっぱいで、酔いも相当まわって大満足。
今日も、本当にごちそう様でした!
道東を食べてもらおう
13年ほど前までの函館勤務時代にお世話になっていた二人が、同じく親交のあった友人夫婦と計4人で急遽来宅してもらえることになり、心ばかりの手料理でもてなしました。出来る限り地元の食材をと考えて、当日準備したメニューは
① 稲葉製麺の餃子の皮ミニピザ(酪恵舎トーマチーズ)
② 網走産白魚のソーメン風 小ねぎトッピング
③ 釧路沖ミンククジラ刺身
④ 酪恵舎モッツァレッラそのまんま
⑤ チーズフォンデュ
⑥ 茶路めん羊牧場のラム肉とエリンギのソテー
①は以前何度かやったこれを、とりあえずのビールのあてに。かなり焦がして黒くなってしまったけど、みなさん喜んで(?)食べてくれました。③のクジラは旬なのでどうしても食べてもらいたくて瀬野商店で再び購入。②はその時に併せてお勧めしてもらったもの。②③は釧路の地酒「福司 特吟」とともに堪能してもらいました。
④はフレッシュなのをそのままで味わってもらい、⑤も酪恵舎のフォンデュ用ブレンドチーズで。
函館からの二人とは、実は私が釧路に異動してくる前に白糠酪恵舎を紹介してくれたジュウリオの(最初の)札幌のリストランテで一緒に食事したことがあって、その時に二人がいたく感動していたのを覚えていて、その縁で酪恵舎のチーズを存分に味わってもらおうとチーズ攻めにしました(笑) フォンデュに使い、そしてフォンデュとともに味わったイタリア産白ワインは、その酪恵舎代表の井ノ口さんから(たまたま)少し前に頂いたもの。
肉は何といっても⑤茶路めん羊牧場の羊! でも和商吉岡肉店では売り切れていて(!)、酪恵舎のSさんに面倒をお願いして届けてもらいました。塩、胡椒にちょっとだけバルサミコ酢を効かせて。
ちなみにフォンデュの具は他の料理とのバランスから野菜をメインにし、「折角だから」ということで白糠産エゾ鹿ソーセージ(庶路・馬木葉)も入れました。以前は道の駅「しらぬか恋問館」まで行かないと購入できなかったのだけど、今は和商市場内にできた「マルシェくしろ」でも手に入るので便利になりました。
友人感涙 ガストーラ
アミューズ 網走産白魚のタルトフランベ&いかリゾットコロッケ
東京からの友人を含む釧路ワイン会仲間の男5人で伺いました。
ノーザンルビーの台座にレモンクリームを敷き、自家製塩イクラを盛って、玉ネギをトッピングしたもの。手をかけた塩イクラと他の食材の取り合わせが本当に絶妙
安藤シェフが選んでくれた白ワイン、ロアリのヴィレ・クレッセが、また素晴らしく美味しい!
フルーツトマトとナスとともに
部位はシンシン(シンタマの芯)だとのこと。牛自体が珍しいのに、その貴重な部分を頂かせてもらいました。
見事な色あいの切り分けたお肉は、シメジの赤ワインソースで堪能!
メインの付け合せ、三友牧場チーズを使ったカリフラワーのグラタンが、またすこぶる美味い!
黒牛と同じ生産者、別海町斎藤牧場ブルーベリーのシャーベットに三友牧場のヨーグルトを合わせて
チャコリで乾杯のあと、ブル白、ローヌ赤、最後はボルドー赤で締めくくり。
今夜も美味しい料理とワインを、ありがとうございました。
中々どうして 中なか
東京から友人を迎えて、男3人の会食。
アミューズ(?)のタタキから、もうお料理に惹き込まれてしまいました。
Modern Japanese Tapas & Well-being Cuisine を名乗っているのは伊達じゃないですね。男3人とも、その美味しさに感服しました。
よく知られている通り、中村シェフの実家は都寿司なので握りが当然のように出てきて、しかも当然のように旨いです。
あまりに美味しいので、お替りを重ねて
まるでお寿司屋さんに来たみたい(笑)
大好きなヒカリモノ、鰯の特盛り。涙が出そう・・・・
そして、デザート
体力的に、そしてエンゲル係数をこれ以上高くしないためにも、お気に入りのお店をあまり増やしたくないのだけど、ここ「中なか」さんを外す訳にはいかなくなりそうです。
ブラッセリー中なか
釧路市栄町3-1 ユニオンセンタービル2F
TEL 0154-25-2339
ちなみに二次会は、魚介とワインKさん
中秋の名月
(http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2013/201309/0919/index-j.shtml より)
今日はお月見しなきゃ!
そして、曇ろうが、雨が降ろうが、せっかくの名月なんだから「月見だんご」を食べなきゃ! なかじまさ~ん、忘れなかったら買いに行きま~す(笑) ついでに、貴重な西条柿を使った「夕焼け柿」も!
はまなすワイン会OBセミナー まる金寿し
超多忙なはずのT口さんからのお声かけで、ありがたく勉強させて頂きました。
この2本の飲み比べからスタート
どれから頂こうと悩んでいるうちに、どんどんネタが追加されてきます。
これだけの肴を前にしたら普通はやはり日本酒なんだろうけど、T口さんのセレクトの甲州がきっちりハマりますね。刺身の甘さ(旨さ)が、ワインでいっそう引き立ってきます。
これは欠かせない、まる金さんに来たら必ずいただくようにしています。
樽をしっかり効かせた日本産シャルドネ。価格を聞かずに味わうと十分楽しめます。
どんどん飲む、食べる!
などなど・・・・・・・
ちなみに二次会は、魚介とワインKさん
釧路の旬
生肉は、やはり美味しい。地元でなければ味わえない旬の自然の恵みを頂けるのは、とても幸せです。それで、私がいつも和商市場で鮮魚を購入する、ヒゲのYさんがいる瀬野商店へ。
「今日はクジラはもちろんだけど、釧路で揚がったメカジキもすごい良いのがあるよ!」と
市場での買い物のコツは、なじみのお店で「今日はこれがおすすめ!」と言われたら、絶対にそれを逃さないこと! 美味しいに決まっているから(笑)
それでクジラ生肉と、予定外のメカジキを刺身用に購入しました。
今日の夕食は、この二つのお刺身だけをたっぷりと(笑)
メカジキはワサビ、クジラは生姜を薬味にしてお醤油をつけて口に運んだら・・・ あまり他人には教えたくない旨さです!
釧路の旬、ぜひ味わってみて下さい。
さよならの夏
映画「コクリコ坂から」(スタジオジブリ)より
朝晩は20℃を下回り、ようやく釧路らしい天気に。やっと夏も終わってくれたよう。
2020年東京オリンピック開催が決まり、これで何も無ければ二度目の東京オリンピックを7年後に迎えることになりました。一度目は小学2年生の時だったかな。担任の先生が視聴覚教室にあった1台きりの(多分14インチぐらい)、丸いブラウン管テレビ(当然、白黒画面)でオリンピックの様子を見せながら「日本でオリンピックが行われるのは一生に一度の素晴らしいこと! みんなで応援しましょう」と。当時は福島県の、会津のずぅ~っと山奥の小学校に通っていたので、外国からの選手団が入場行進してくる映像だけで「別世界」を感じた記憶が残っています。
もうひとつ、子ども心に感じたこと。日本の選手団は軍隊式に手足を全員そろえてテキパキと入場「行進」しているのに、米国選手団なんかはテンデバラバラ、あっちこっち見ながら「ダラダラ」と入場してきて、「なんてダラシナインダ!」と憤慨(笑) さすがに今は、軍隊式の入場行進をする国は見かけないけど。
「コクリコ坂から」挿入歌 手嶌 葵 『さよならの夏』
そば前 男前 城山東家
気風の良い、男前の大将 I さんにお願いして、蕎麦の具を肴にお酒を楽しむ「そば前」を久し振りに堪能させて頂きました。
まず乾杯にはこれを、と出してくださったのが
今ブームになっている感のある、スパークリング日本酒。やや甘めで低アルコール度数なので、食前酒として飲むととても面白くて楽しめました。
下には小さな火鉢(?)が置かれていて、海苔がパリッとした状態を保てるようになっている凝った造り
メニューにはお酒の特長が丁寧に書かれているので、どれも味わってみたくなります。雅山流は残念ながら、私たちが呑んだのが最後の一杯でした。
さらに違うお酒も。今日は日本酒がはかどります(笑) トップ写真で大将が抱えていた「新政」と「梵」の呑み比べセット
「梵」はメニューに載せていない隠し玉!? 私は新政、上司は梵が好みに近いとの軍配。
飲み比べしつつ天ぷらを楽しみ、〆のお蕎麦にたどりつきました。
デザートは、韃靼蕎麦のそば茶をトッピングしたアイスクリーム。カリコリとクリスピーなそば茶の食感と味わいが、メッチャ楽しいです。大将の I さん自身がグルメなので、最後まで気を弛めないで存分に堪能させて頂いた「そば前」&「そば後」でした。
まぐろステーキ
競り落としたブロックの4分の1を刺身で食べた後は、厚さ2cm程のステーキを
下味は付けずに小麦粉を片面に振って
その片面をバターを融かしたフライパンでじっくりと焼くだけ。焼かない方の面には、融けたバターをかけ回します。
ステーキの付け合せのキノコは、白糠産しめじ。サイドディッシュの大盛りサラダは、ロマネスコやセルバチコ、オクラ、カラーピーマン、トマトなどを酪恵舎リコッタ・サラータとドレッシングで和えたもの。見た目ちょっと白和え風で、食欲もそそります。
ステーキの焼き加減は、魚介とワインKのカウンターからKONシェフの焼き方をじっくり見て学んだという相方入魂の出来。仕上げに振ったゲランドの塩と、焼きトマトの酸味で、幸せのタメ息を吐きながら味わいました。本当に旨かった!
どんぱくアレコレ点描
釧路はクジラが水揚げされる港町。Oh!!さかなまつり会場でもアピール
地元の美味しいものを頂かないのは、もったいない! ということで、私はクジラ肉のファンでもあります。
鯨カツバーガー。エゾシカバーガーもそうだけど、イベントだけじゃなくて常時販売して欲しいバーガーメニューのひとつですね。
鯨竜田揚げは、懐かしい味がしました。
こちらは、観光国際交流センター前庭の「農業・農村フェア・イン釧路」会場
標茶高校の生徒たちが作ったクリームチーズと道産もち米「きたゆきもち」を使った、『きたゆきもっちーず大福』
昨年に続く菓子処「なかじま」さんの労作です。
あんことクリームチーズの相舞った味わいが、とても面白い!
番外編
「A君、なぜこんな所に?」「友だちの応援なんです」
この日、日曜日でも開いていた和商市場ですが、当然のごとく店長の居ない吉岡肉店は休業でした。
いい味イキイキくしろ 大漁どんぱく
どんぱく花火大会の直前に釧路市観光国際交流センター開催された、この祭りの特長とも言える地元の「食」が満喫できる催しに出かけました。
ANAクラウンプラザホテル釧路の楡金総料理長が陣頭指揮に立っているのは、北海道全調理師会釧路支部のブースです。
提供していたのは、このイベントオリジナルの「阿寒ポークと知床鶏に道産米のミートカツライス丼」。釧路っ子は或る種の郷愁を覚えるんじゃないでしょうか
こちらは、「北のガレット」のブース。順番待ちの皆さんが見つめる先では
ガレット焼き機をずらりと並べて、レストラン イオマンテの舟崎シェフが生地からガレットを焼き上げています。このガレットはレストラン1階のガレットカフェ イオルでも頂くことが出来るのだけど、イベント専用のハンディガレットはまた独特の味わいがあって、私は好きです。
釧路そば商組合が出店した「釧路そば祭り」ブースは、長蛇の列・・・
お世話になっている知人にご挨拶だけして失礼しました。
そして、同じ国際交流会館のエントランスホールでは釧路菓子商組合加盟店によるお菓子販売が行われていました。
お祭り限定の大福4種類、もちろん全て購入しました!
腹ごしらえを終えたら、外庭の交流物産展でゲットした釧路友好都市岡山の地ビールで喉を潤し、思い残すことなく花火大会見物へ向かいました。(でも、花火の写真はありません(笑))
例年、どんぱくの日は釧路にいなかったので、数年振りにこのお祭りを楽しみました。
汗をかいたら 魚介とワインK
どんぱくのTRFライヴで体の水分が絞られて、のどが乾いてしまい、飛び込みでKさんへ。とりあえずのビールでスタート。アミューズ、ピュアホワイトのポタージュ
マッシュルームのアヒージョ
ライヴ帰りなのでデジカメは無く、ガラケーの頼りないカメラ機能での撮影なので画質はごカンベンを
炙り〆鯖
これはきれいに撮りたかったなぁ~。タコのマリネも入って、とても美味しかったです。
うに、ホタテ、ツブ、ホッキのサラダ
贅沢な貝尽くしのひと品
イワシのロースト
私の好きなヒカリモノを出してもらい、うれしい限り(笑)
アクアパッツァ
ブレブレの写真ですが、食べた方なら判る魚介の旨みの塊りです。
茶路めん羊牧場の羊肉カレー(裏メニュー)
裏メニューを下さい、と自分から言うのはマナー違反だよねと私は思っているので、シェフが「○○○があるんだけど、いかがですか?」と言ってくださった時にのみ、ありがた~く頂戴するようにしています。コースの終盤なのにペロリとお腹に納まりました。
今夜も、ごちそうさまでした!
十勝本別へ
夜行バスで札幌から釧路へ日帰りし、仮眠をとって今度は一路、本別町へ。途中、焼酎の原料となる白糠町鍛高(たんたか)のシソ畑を左手に見て、その見事さに感嘆。収穫をまもなくに控えているとのこと。
着いた目的地は、本別きらめきタウンフェスティバル2013が催されている利別川河川敷特設会場。昨日からの開催なのだけど、あいにくの天気模様で人出は例年よりも少なめだそう。
まずは知り合いの多い白糠町のブースへ、冷やかし表敬訪問(笑) 本別町とは防災協定を結んでいる関係での友情出店(?)らしいです。
昨秋、秋鮭のさばき方を教わった、恋問館の白糠漁協直売所T店長がトレードマークのネジリはち巻き姿で串焼きを担当していました。
もちろん、さっそく頂きました。硬軟対照的な歯応えですけど、どちらも旨みがしっかりと有ります。
本別は農業の町なので、会場にはトラクターが展示されていました。
自由に乗って(運転は出来ないけど)構わないので、記念撮影。ちなみに表示してあったトラクターのお値段は最高級車ベンツ並み! そぉ~っと降車しました。
また食べる方に戻って、鶴賀グループが出店してた阿寒ポークシチュー丼と阿寒丹頂黒和牛ステーキ丼を。
せっかく本別に来たのに、よそのものばかり食べてる・・・
ということで、本別特産の豆を使った開発中の商品「豆の煎餅」の試食をさせて頂く事にしました。
なんでも、高圧力のプレス機で生豆をつぶすと添加物を何も加えなくとも煎餅状になることが判って、豆本来の味を生かした商品開発に着手したそうです。
それぞれの豆煎餅を素のままと、少しだけ塩味を付けたものの二通り味わいましたが、イカ焼きのような味がしたり粉っぽさが前面に出たりと、豆によってずい分と違う個性が発揮されていて、とても面白い試食体験でした。