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「食べログ」考

Tabelog01

知らない土地の、初めてのお店に出向く時などに利用させてもらうことがあります。道順を調べたりするのに便利だから。

先日、久しぶりにアクセスしてみて感じたことが。

「口コミ」を書くだけのためにお店に伺う人たちがいるんですね。とても手馴れた様子でそれぞれの店を「取材」していて、その人による口コミ件数もとんでもない数になっています。情報を得るという目的なら、確かにその人たちの書いた口コミはとても参考になります。仕事なのかな(趣味?)。いいお店だと評価したなら、一度きりじゃなくて二度、三度とそのお店に足を運んでくれたら、とも思うのだけれど。

 
そして、お店に対して否定的な評価している口コミには、「なるほど」と私が共感できるものはほとんど有りません。どんなお店も「客」に楽しんで満足してもらおうと待ち構えているのだから、楽しめなかったのは「客」である自分のほうにも問題が無かったか胸に手を当てて考えてみるべきなのに、そのカケラも見えない書き込みが大半です。

「お客さまは神様です」とお店側なら思っていてもいいのだけれど、客自身がそういう大きな勘違いをしていると、たいてい悲惨な結果を招きます。

「客」(=自分)は、お店やそのスタッフ、目の前に供された料理、そして周りの他の「お客さん」とともに楽しい時間・空間を構成する要素のひとつだ、ということが判っているだけで美味しさがいっぱい詰まった幸せは得られるのにね。

 

私はこの本に出逢ってから、いわゆる「ダメな店」に当たったことがありません。
あれ?と思ってもお店を出る時には幸せになれるヒントが沢山書かれています。文庫本(下の写真)も出ているので、もし手にされたことが無い方にはぜひ一読をお勧めします。

 

Dsc05717

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