朝からウナ丼 昼からクレマン
昨夜はワイン会から帰宅してすぐバタンと眠ってしまったので、今朝は4時ぐらいに目が覚めてしまって。振替休日なこともあり、ゆっくりカフェオレを飲みながら朝刊を読んで、それから朝ご飯の支度をしました。
内地に住んでる高校時代の恩師に美唄産アスパラを送ったら、そのお返しとしてかなり高級そうなうなぎ蒲焼の冷凍パックを頂いたので、それを温めて炊き上がったばかりのご飯に載せて食しました。あっさりめのタレとやわらかなうなぎが、それはもうすこぶる美味くて、バチが当たりそうなぐらい幸せでした(笑)
海から霧が押し寄せてきた昼過ぎからは、アルザスの発泡ワインで昨晩の続き(?)
クレマン・クリュールという名前の作り手が造るクレマン、ちょっと紛らわしい(笑)
第152回釧路ワインを楽しむ会
気温は上がらないけれど蒸し暑さを感じた日、泡尽くしのワイン会がレストラン オルディネールで
お料理の一品め、写真では富良野産ピュアホワイトのムースとコンソメジュレに隠れているけど、その下には根室産花咲ガニがごっそり入ったアボガドのサラダがたっぷりと
↑これはまだメインディッシュじゃなくて(笑)、このあとにスペイン産ポークのローストが来たのだけど、とにかくシカ肉を堪能させていただきました。
ずらりとそろった微発泡ワイン、やはりこの時期の喉を潤すのには最適で11人で14本が空いてしまいました。このぐらいの人数だとワインの感想もフツーに会話できて、なかなか楽しかったです。次回以降も、この人数で・・・
プロヴァンサル キムラ 2012夏
朝10時にホテルを出てからお昼少し前まで、開幕したばかりの東山魁夷展を観て道立近代美術館で過ごしました。数々の有名な作品を直に、そして一度に目にできるのはやはり貴重な機会。
東山魁夷の初期の、代表的な名作のひとつ「残照」が、肉親を全て失い、そして第1回日展に落選した絶望的な状況の中で描かれていた、というのを知って驚きました。つらい気持ちの中で登った鹿野山で見た風景が、この偉大な画家の出発点になったとのこと。
お昼は、道立近代美術館から歩いてすぐの、黄色のシンボルカラーが目を引くレストランへ
1年半ぶりに伺う プロヴァンサル キムラ さんです。
小さな陶製ココットで供された最初のこの一品で、「ああ、木村シェフは野菜使いの名手だったよね」とあらためて思い知ります。やさしくて、おいしい・・・
この時期のこのお店のスペシャリテです。15種類の野菜を使って、聞いただけで気が遠くなってしまうような手間をかけて作られています。肉食系の私が、これだけでも十分満足してしまう一皿。
ビーツだけしか使っていないそうなのだけど、とても「甘い」です。自然な野菜の甘みが、ここち良いですね。
淡白な白身にコクのあるソースがメチャおいしい! ソースを追加で頂いて、とことん堪能。
お肉料理では、カトラリーがラギオールになります。ココットでじっくり火を通した豚肉が野菜とともに旨いです。
デザート プロヴァンス風トマトのタルト&バジルのシャーベット
マダムが煮た黒豆を使っています(詳しくはこちら) シェフとマダムの仲の良さが伝わってくる、とろけるような甘い食感(^_^)
リニューアルしてますます居心地が良くなった店内。カウンターから振り返って見た様子です。
道立近代美術館へ行かれる方は、ぜひこちらへもお寄り下さい。(もちろん、事前に電話して!) 美人ソムリエの天然マダムと、ミシュランも認めた腕前のシェフが楽しい食事の時間を間違いなく提供してくれますから。
ジェノヴェーゼで飲もーぜ
マトゥーロでのワイン会の後は、ジュウリオのお店ジェノヴェーゼへ一人で
チーズフォカッチャの入ったおつまみセットを頼んで、ロエロ・アルネイスを1杯
あれこれ酔いにまかせておしゃべりしてたら、ジュウリオが「これ、どーぞ」と
黒トリュフ(!)をトッピングしたレバーパテがライ麦パンとともに・・・
このトリュフはジュウリオも初めてのオーストラリア産なんだそう
これにはやっぱり赤でしょう、とネロ・ダヴォーラをグラスでお願いしました。
サービス担当の安戸(やすと)さんとジュウリオ
安戸さんはここに来る前はなんとミシェルブラス トーヤジャポンのソムリエで、そこのシェフソムリエだった加茂文彦氏とともにミシェルブラスを立ち上げた時からのスタッフだったそう。
masaさんワイン会 at マトゥーロ
久しぶりに参加させていただいた札幌はイタリアン マトゥーロでのマサさん主催ワイン会は、デュガ・ピィの白からスタート。
2本目もデュガ・ピィ
ワインは3本目の白、コシュ・デュリのアリゴテ
右端の黄色いのはズッキーニ
赤ワインの1本目はジョセフ・ロティのジュヴ・シャン
この羊が感涙ものの旨さ! 脂がとても甘い。女満別産とのことだったんだけど。
最後はヴォギュエの赤
ドルチェ ガトーショコラ&バナナアイス パンナコッタ&苺のソース
クリームチーズのムース&オレンジのジュレ
本日のワイン勢揃い。酒量が落ちているアラフィフがほとんどの5人で5本だったので、どのボトルも素晴らしかったのに1/4ぐらいずつワインが残りました。 これらは美味しい料理と明るいサービスをしてくれたお店のスタッフへ、マサさんからのさりげないプレゼントに。しかし、ヴォギュエを1/4近くも残して帰る客ってそうそうはいないでしょう(笑)
マトゥーロの店内。右奥のドアがワイン会場となった個室への入り口
壁には、今は亡きロマーノ・レヴィ翁の描いたドンナ・セルヴァーティカの絵が飾られていました。
ここマトゥーロは、今年の羊の会に駆けつけてくれた今村さんがオーナーのお店です。
レストランはまなすの「うなぎ」
NHKニュースでうなぎが高騰してるというのを聞き、将来は食べられなくなってしまうかも・・・今のうちに、と国産活うなぎを人情価格で提供している白糠のレストランはまなすさんへ出かけました。
お店に着いて うな重をお願いしたら「できあがるまで時間がかかるので、ワインでもいかがですか?」と、いたずらっぽい笑みを浮かべながら谷口シェフが持ってきて下さったのがこれ↓(^_^)
谷口シェフお気に入りの1冊らしいのですが、読み物としてとても面白いです。
ワインをこんな風に表現できるんだ、という点で勉強になりました。
読みふけっていたらお重がきました!
ご飯とうなぎが別の入れ物になっています。香の物と肝吸いが付き、タレと山椒が添えられてきます。
和食のうなぎを食べたのは何年ぶりだろう。甘めの濃いタレで、ご飯がどんぶりで何杯も食べられそうだけど、そこは我慢して上品に頂きました(笑) 今度機会があれば、谷口シェフおすすめの赤ワインと是非いっしょに頂きたいと思います。
摩周湖ハイク
単独行でも大丈夫な軽登山コースの摩周岳を、道東での山歩き再開の対象に選択しました。予定より遅めの6:10スタート。登山者名簿を見ると先客が30分ほど前に入っているようです。
歩き始めて間もなく左手に摩周湖が広がります。NHKの特番でやってた海霧が湖に流れ込むシーンは、このあたりから撮影したのかな・・・
しばし道案内するかのように先導してくれた本物のウソ(笑)
迷いようがない整備された道をひたすら歩きます
ところどころで開けて摩周湖の姿が。前方右手が目指す摩周岳(カムイヌプリ)
西別岳からの縦走路との交点に到着は、出発してから1時間半ほど
白樺 ダケカンバの道を気持ちよく歩きます
足元にはいろいろな花も目につきました。
これは何だろう? 思わずつまんで食べたくなったんだけど
頂上まであと少し
でも、ここからの坂道が鈍った体にはけっこうキツカッタです
頂上! 評判どおり、眺めが素晴らしい!
鮮やかなコバルトブルーの湖を借景にヨツバシオガマが咲いていました。
イワブクロも
風景を十分楽しんで、あとは来た道をひたすら戻ります
かなり雲ってきました
摩周第一展望台にある登山口に戻ったのは10:40
膝がかなり笑っています。お疲れさん、楽しかった!
玩味 酢豚定食
激しい雨の振替休日、昭和イオンショッピングセンターに近い中国料理店「玩味」(ワンウェイ)でランチ。正確には朝を食べていないので‘ブランチ’を13時過ぎに。
昨夜 est di Zuppaへ配達に来られた茶路めん羊牧場の武藤さんに遇ったこともあって、「酢羊」(下の写真参照)をお願いしたら、たまたま材料切れでした。それで、やはり人気メニューになっている通常の酢豚を注文。定食のこれ(↑)はハーフサイズなんだそう。ガストーラの安藤シェフやZuppaの橋本シェフも認める吉井シェフの本格、いや本物中華をおいしく頂戴しました。今の釧路にはフレンチ、イタリアン、中華のとびっきり素晴らしいお店が揃っています。感謝しなきゃ!
酢羊(黒醋羊肉)の公式デビューはこの時でしょうか。
ミラノ風カツレツ est di Zuppa
懸案のひと仕事を終えた開放感に浸りつつ、釧路に来た時からのワイン会仲間と久しぶりの会食。完全お任せで橋本シェフが創り出す料理には、一品めのピュアホワイトを使った前菜からとにかく感嘆、圧倒されっ放しでした。これはメインの肉料理。
厚切りのもちもち斜里山麓豚を使ったコトレッタ・アラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)。サクサクの衣には銘柄豚に負けないしっかりとした味わいがあって、いわゆるトンカツとは別物の‘イタリアン’になっています。カツの下には富良野産アスパラや釧路産ズッキーニなどの野菜もふんだんに。本当に美味しいなぁ、これ!
橋本シェフ自身が大好物の、スイカのデザート! 湿度が高くて蒸し暑さを感じるこの時期にはうってつけ。
今日も本当に美味しかったです。橋本シェフ、ごちそうさまでした!
チャコリの夏が来た
気温はそれほど上がらないのに蒸し暑く感じる釧路の今、すっきりしたチャコリで喉を潤しながら美味しいものを頂いて暑気払い。お料理は「チャコリで楽しめるものを」と、安藤シェフにお任せして。
バスクの調味料エスペレットをたっぷりとまぶしたピリ辛料理です。
トマトの「花」を下ろすと
ふたをされた加賀太きゅうりの台座のなかにも
花咲ガニがぎゅうぎゅうと隠れてました!
チンガは豚バラの塩漬けを指すバスク語でしたね。
料理に合わせてグビグビ飲めるチャコリが、とにかくウマイ!
これで本当に最後のミルクラムを私好みにピリ辛味付けで。トッピングされているのは三友牧場ダブルクリームのチーズ(!)。なんてゼイタクな・・・
添えられた赤い葉物野菜はチコリの仲間でラディッキオ・プレコーチェというものだそう。プレコーチェとは「早生」という意味らしいです。(詳細はこちらで)
ガストーラでチャコリを楽しんだ夜のメインディッシュでした。安藤シェフ、チャコリとチコリを掛けた、とか(笑) 今夜もごちそう様でした!
名寄の東洋肉店
名寄にはまだ行ったことが無いのだけど、すごい品揃えの肉屋さんがあることは知っていました。ピエール・オテイザ氏のバスク豚やバスクの調味料をネットで探した時にヒットしたのがこのお店です。最近はワイン(オーストラリア産)もたくさん扱うようになっていて、いったいどんな人が「名寄」でこんなトンデモナイ「肉屋」をやってるんだろうと思っていたら、今日の北海道新聞に登場しました。
ホームページで「お店のご紹介」をあらためて見ると、取引先にはザ・ウインザーホテル洞爺から給食センター、老人ホームまで網羅しています。もし万が一、釧路に住めなくなるようなことがあったら、次は名寄にぜひとも住んでみたい(笑)