第2回くしろエゾシカシンポジウム 当日
「みんなでエゾシ会議 in くしろ」講師陣の皆さんの話はどれも興味深く面白かったのですが、やはり一番美味しいところをさらっていったのは楡金シェフでしょう(笑)
① 肉の‘すき間’に指を差し入れて広げ、広げきれない所をペティナイフで切り込んでゆく。 ② 筋の下にナイフを差し込んでカットし、そこから持ち上げ削ぎ取るように筋膜をはがしてゆく 。 ③ 処理が十分済んだら肉の線維に対し直角にカットする。
百聞は一見に如かず。なんとなく自己流でこなしていたことを、「なるほどこういう風にやればいいのか」とすっきりと理解できました。
このパフォーマンスはぶっつけ本番だったので、楡金シェフのプロの手技を余す所のなく映像化するのに担当スタッフがかなり奮闘しました。なんと照明に用いたのは、用意してあった蛍光灯スタンドでは十分な照度を得られないと気付いたスタッフの直前の機転で、エゾシカ頭数調査(ライトセンサス)に使用する強力な投光器!
一方、私も微力ながら会場の設営と終了後の撤収作業に参加しました。なので、その辺りを少し紹介します。
開場前の講師演壇からの眺め。300席がこのあと、ほぼ埋まってしまいます!
講演会場にはエゾシカに関する様々な情報の展示スペースも併設しました。
写真では雰囲気を伝えきれないですけれど、エゾシカ・ワンダーランドの様相です。
これは北泉開発さんの啓蒙用ジオラマ。野生のエゾシカによる被害状況を伝えるとともに
捕獲してから
安定供給のため一時養鹿して、食品加工するまでの流れを判りやすく展示してました。
増えすぎたエゾシカを適正に頭数管理するためにはハンターの腕を借りなければならないのですが、ハンターの高齢化と減少が解決すべき課題にもなっているようです。そこで次世代のハンター養成ブースも登場!
輪ゴムを飛ばすゴム鉄砲による射的です。狩猟免許を持っている講師陣も、これはやりたがってました(笑)
北海道を楽しむ雑誌スロウのブースで「エゾシカ肉のある食卓」を特集した最新号を販売する I さんとNさん。この特集号の数々の記事を実際に取材し、書かれたお二人がそろって直接対面販売! 発行元のソーゴー印刷って本当にすごい会社だと思います。Nさんとお会いするのは、プライベートで参加されていた昨年のエゾシ会議以来だから、ちょうど1年ぶり。
とにかく美しい写真と読み応えのある記事が満載、これで880円! 今回のシンポジウムに来れなかった方も、これを読めばエゾシカ肉の素晴らしい魅力をお判りいただけると思います。 ぜひお近くの書店で手にとって見てください。おすすめ本です!
さて、舞台裏(脇?)のスタッフルーム
奥に見えるブルーの大きなクーラーボックスには、楡金シェフがこれからさばくエゾシカのモモ肉が入っています。
テーブルの上にはいろんな具の入った野戦食(笑)のおにぎり。
一番人気は、やはりこれ↓
会場スタッフにはこのおにぎりを目当てに集まったボランティアが多数。私もその一人です(笑)
そして、シンポジウム来場者に配られた試食用のエゾシカハンバーガーをスタッフも味わうことが出来ました。
事前情報で「パテに工夫が・・・」と聞いていたのですが、その秘密についての説明はパッケージに
バンズを持ち上げてパテを白日のもとへ
見た目に美しいパテが、食べて美味しくない訳がない。確かにこのシカバーガーにはワインが欲しくなりますね。まっことに旨い「エゾシカ料理」です!
「エゾシ会議 イオマンテの夜」編へ続く
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コメント
恥ずかしながら先程ユンボギさんが誰なのか分かりました(笑)
少し前にそうなのかな?とは思ったのですが、バイクのイメージが無かったので・・・(笑)
それにしても、写真といいコメントといい素晴らしいですね!
私の「エゾシ会議特集」恥ずかしく感じてきました・・・肝心なコメントと画像が抜け過ぎていて・・・
コメント参考にしますので何卒ご勘弁を!あぁ、それとワイン有難うございました!とっても美味しかったです!
投稿: 阿寒もみじ | 2012年3月 6日 (火) 00時19分
私も参加したかったのですが、午前中に来るはずの灯油を待っていたら・・・午後でした。楡金さんのお話も聞きたかったです(涙
私の実家では昔からシカ肉のしょうゆ煮がおにぎりの具です。道東では味噌煮が多いようですね。
投稿: Gab | 2012年3月 6日 (火) 12時46分
阿寒もみじさん
すみません、正体を隠していたつもりは無かったのですが(笑)
肝心の各講師による素晴らしい講演内容を全く紹介していないので
(たぶん‘FMくしろ’さんがやってくれるでしょうから)
私のブログを誉められても、困ってしまいます。
写真もカメラまかせのオート撮影ですので・・・
打上げでは楽しかったせいか、いつもの自制心が外れて
次の日はしっかりと二日酔いになってしまいました(笑)
楽しい会に受け入れていただき、ありがとうございます。
またあれこれ活動に参加させていただきますね。
投稿: ユンボギ | 2012年3月 7日 (水) 01時16分
Gabさん
灯油の無い一晩を過ごすはめになったとしても
エゾシ会議に来るべきでした!
パテそのものがしっかり味わえて楽しめるシカバーガーは
本当に絶品で「違いが判る大人のバーガー」に仕上がってました。
晴れた休日にはテイクアウトして、眺めの良い小高い丘で
ワインと共にブランチにしたい出来映えでしたよ。
今回のシカおにぎりは釧路駅にある「おにぎり屋ばんばん」さんが作ったものだそう。
> 昔からシカ肉のしょうゆ煮がおにぎりの具
って、Gabさんの実家も筋金入りですね・・・
投稿: ユンボギ | 2012年3月 7日 (水) 01時31分