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寒い冬の熱いカスレ

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ガストーラで昨年のこの時期に頂いたカスレ、飛び込みで伺った今夜も運よく当たりました(笑) とにかく仕込みが大変(1週間かかるそう)なので、その場で頼んでも通常はありつけない料理のひとつ。安藤シェフの作る本物のカスレです。

カスレは基本的に単品で味わう料理。熱々が出て来るまで、ちょっとしたアミューズで待ちながら、いざ出てきたらひたすらワインとカスレとパンをわしわしわしと食べるのが、郷土料理であるカスレの流儀なんだそう。実際、それだけ存在感もボリュームもある料理です。

 

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ジャーキーのような色合いになって、さらに旨味が増してきた北見ポークの生ハムを柿とともに頂きながら、カスレの登場を待ちます。生ハムは桜色の頃の8月に「早めの解禁」をしてもらって以来、その熟成過程をガストーラで食事のたびに味わわせてもらっていて、とても楽しい貴重な体験となっています。

 

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ワインは安藤シェフおすすめ、ぐびぐび飲めるラングドックの ’02。ACワインの奇才吉留社長のセレクションから。

  

 

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さあ、主役が登場! 今年購入したテラコッタ製カスレ専用のお鍋で、熱々状態が供されます。ちなみにこれは2人前の量に相当するそう。

 

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シェフ自らがサーヴしてくれました。

 

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白花豆、ソーセージ、鴨のコンフィが飴色になったタマネギやニンニクのペーストと一体になって、どうだ!といわんばかり。ぱくっ、グビッ、ぱくっ、グビッ状態へ突入。

ペロリと平らげて、シェフから「やはり2人前にしておいてよかった」と嘆息(?)されたり(笑) かなりの食べ応えがあるので、確かに常人なら1人前でも十分満腹(満足)してしまうお料理です。

 

 

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ひとごこちついたら、安藤シェフが持ってきてくれた武藤さん関連の冊子に目を通して。

 

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デザートは

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三友牧場ヨーグルトのババロア 生クリームとル・レクチェをのせて

   

ル・レクチェは日本での生産量が少ないので「幻の洋梨」とも巷では呼ばれているようです。カスレでぱんぱんに膨れ上がった胃袋とはまた別の所にスルリと入ってくる、素晴らしいデザートでした。

 

今夜最後の客だったので、シェフの了解を得て店内のクリスマスアレンジを写させてもらったので、紹介しますね。

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もみの木のディスプレイの根元には、美味しそうなエゾシカが2頭・・・ いや、これはトナカイですね。

 

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このお店でクリスマスディナーを頂くことができるカップルがウラヤマシイです・・・

 

 

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この方たちは大勢で、もうクリスマス気分を味わってしまったようですが(笑)

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北海道新聞 2011.12.8朝刊 

 

 

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