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旭屋の「なみえ焼きそば」

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2011.9.25 16:06
 

今日も家で引きこもり読書
  

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文庫になって読み続けてきた図書館戦争シリーズの最終巻「別冊Ⅱ」、登場人物のそれぞれの想いが大団円で叶うことになって一安心。特に柴崎と手塚が一歩踏み出せてゴールできて良かったとです。

 

有川浩の最新作「県庁おもてなし課」は、作者の出身地の高知県庁に実在する部署を舞台にしたフィクション。地方のお役所による「観光」をキーワードにした地域興しの問題点とその解決処方箋が盛り込まれた物語で、実際にそういうテキストとして読まれることも作者は意識して書いたようです。

もちろん有川浩だから、恋愛小説として読んで面白くないはずがないのだけど、個人的には巻末の付録のようなページに目が釘付けになってしまって。

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この小説はもともと高知新聞を始めとする日本各地の7つの地方紙に連載された新聞小説で、「フクシマ」になってしまった福島県でも福島民友新聞で掲載したとのこと。なので、掲載各県の観光広告のあれこれに混じって、福島県のものも

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この福島版広告の「なみえ焼きそば」、実は3.11以前は知りませんでした。私が通っていた高校のある双葉町のすぐ隣りが浪江町。そこが発祥の、現在は福島を代表するB級グルメになっている模様。でも、私が高校生の時はそんな知名度は全く無かったんだけど・・・ 

3.11以降に同級生の消息をネットで調べていたら、何故か楽天ショップのひとつに行き着いて、そこの店長の名前をみてビックリ! 高校の3年間、いっしょにバスケットボールで汗を流した友人でした。当時はひょろっとした頼りなさげなキャプテンだったんだけど・・・ 

彼のブログには、避難生活を続けながらも家業の再興に奮闘している様子がはっきりと。ちょっと(かなり)感動した。

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コメント

お久しぶりです。
ユンボギさんに、有川浩を薦められてから、著書を読みあさった自分です(笑)。
図書館シリーズは、真っ先に読みましたね。

”県庁おもてなし課”も気になりつつ、まだ手をつけていませんでした。近々読んでみようと思います!

投稿: aoki | 2011年9月26日 (月) 06時22分

有川浩は、「塩の街」や「空の中」など初期の作品の奇想天外な舞台設定で展開される甘酸っぱいトキメキのやり取りに大いにカンドーしてから、私のイチオシ作家になっています。
どの本を読んでも、いわゆるハズレがないのが凄いですよね。

投稿: ユンボギ | 2011年9月30日 (金) 20時33分

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