週末のガストーラ 短角牛
出張から戻ってガストーラへ。安藤シェフの「今日のメインは牛がおすすめですよ」との言葉に、よし、それにしよう!とお願いしました。そういえばあまりガストーラでは牛肉をメインに選ぶことが無かったなぁ~と思い至って。
前菜 毛ガニとカブのピューレ
このひと皿を食べた時点で、今日は満足したから帰ってもいいかな、と思えたスコブルな料理。旬の毛ガニの甘さとカブの甘さがこんなにも相乗効果を発揮するなんて。しばし言葉が無くなりました。
真ツブと塩水ウニのパスタ風
どこがパスタ風かというと、ダシ用じゃない淡白な昆布をフェットチーネ状に長く切り揃えたものが生ウニの下に隠れています。それをフォークで巻いてウニの甘さ、ツブの食感とともに味わうと、もう脳内エンドルフィンのタンクが壊れたみたいに幸福感があふれ出てきて。
前菜二品でノックアウトされていると、安藤シェフが「まだまだ許しませんよ」という感じで次の料理を
カラスハモと黒大根
黒の取り合わせにトマトと生ハムの赤いトッピング。視覚的にも楽しい。カラスハモは揚げた後にシェリービネガーで味付けした、との説明だったような。朝からエシレのクロワッサンを3個しか食べてない飢餓状態でお店に伺い、泡→白→赤とここまで飲んでいたので、けっこうこの時点で酔っていました。
ちなみに安藤シェフが選んでくれた赤ワインは
サンジュリアンのクリュブルジョワで、'85の熟成品。
当然、メインの短角牛の赤身肉とピッタンコ(韓国語で「とても良く合う」という意味)。足寄産の短角牛は塩も胡椒も振らず、素でそのまま焼いたもの。添えられた塩とマスタードを自分でアレンジしながら赤身肉の旨さを堪能して欲しい、との安藤シェフの心遣いです。焼き加減もシェフのこだわるミディアムで。これも、とにかく美味しい! 自分が肉食男子であることを再確認(笑)
デザート
キーは古式製法で造られた黒糖。右のタルトタタンに乗っかったアイスクリームに使われ、左の三友牧場のヨーグルトに トッピングされています。おだやかなやさしい甘さです。
安藤シェフの引き出しは奥深く、限りが無い。つくづく思いました。
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