エゾシカ肉のロースト
熟成させた食べ頃の生エゾシカ肉を頂いたので、今季初めてのローストを作りました。
基本的な手順はこれまでと同じ。ただ、最初に焼き色を付ける時にオリーブオイルは入れず、溶かしバターだけでやりました。 これはビストロカワサキの川崎シェフからバタ-を使う理由が「オイルと違って、あまり火を通さずに濃い焼き色を付け易いため」と聞いたから。
エゾシカ肉の調理で一番気をつけなければいけないのは、「絶対に強火で加熱しないこと」だそう。じっくり時間をかけて穏やかに熱を通すことが、おいしいエゾシカ肉料理の大原則らしいです。だから、フライパンではあくまでも表面に焼き色をつけるだけ。
ついでに、冷蔵庫にあった吉岡肉店のハンバーグもいっしょに(笑)
焼き色がさっと付いたら、オーブンでやさしく加熱します。温度は180℃ぐらいで。
オーブンから出して、肉汁が落ち着くまでアルミホイルで包んで休ませ、その間にソース作りを
この日はフライパンに残ったバターや肉汁などに、飲み残しの赤ワイン少々と白バルサミコを加えて煮詰めました。
煮詰めすぎたせいか(?)、赤ワインがダマになってどっかへ消えてしまいました(笑) バターソースのよう
お肉の焼き加減で失敗することがなくなってくると、今度はもっとおいしいソースを作りたくなります。川崎シェフが修行したフレンチレストランのひとつ、札幌のル・ジャンティオムの大川シェフのスペシャリテに、そのエゾシカのローストのソースがあるそうなのですが・・・ 川崎シェフはル・ジャンティオムでスーシェフまで務めたのに「あのソースはスゴイ。真似事はできても、同じものはつくれないですね・・・」と言うほど。一度、味わってみたいです。
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