小椋 佳
高校生時代の愛聴曲のひとつ。当時の小椋佳は覆面歌手で素性が明らかでなく、この曲が入っているLP「彷徨」が一人歩きしていました。そのときの高校生にとって(少なくとも僕が育った東北地方の片田舎では)、小椋佳は「共通言語」でした。
婚活
本別の友人夫婦から28日夜、突然のクール宅配便。上の写真は届いた中身の一部
よくぞ、こんなに!と思うほど、盛りだくさん。かの兼好法師も徒然草の中で、良き友の一番目に「物くるる友」を挙げているけど(笑)、こういう自然の恵みの頂き物は本当にうれしい。ありがとう!
その日、釧路全日空ホテルのロビーで白糠物産フェアをやっていて、そこで購入したエゾ鹿フランクとモッツァレッラチーズ、某メーカーのレトルトパックでハヤシライスの夕食にしようとしていたので、急遽、届いた山菜をアレンジ。
こごみは素揚げにして
山菜特有のここちよい苦味は、甘味と相性がいいのかな。先日の鶏モモ照り焼き風もそうだったけれど、素揚げしただけのこごみ、ハヤシライスの甘めのソースととてもよく合っておいしいです。
独特の香りと味わいの山みつばは、生のままカプレーゼのトッピングに
写真は撮影用に上品に盛り付けた状態で(笑) 実際には、みつばサラダのように、もっと山みつばをテンコ盛りにしてゼイタクに食べました。
しばらくは山菜尽くしの、幸せな食卓が楽しめます。本当に、ありがとね!
独活(うど)
R[アール]の氏原さんとキラコタンへ行った時に待ち合わせ場所としたのが、鶴居のどれみふぁ空。そこでオーナーの濵野さんから「持って行きな~」とお土産に頂いたウド。「捨てるとこない、全部食べられるから。天ぷらが簡単で美味いよ。」と教えてもらって。頂いてから、ちょっと日にちが立ち過ぎて、葉の部分はかなり乾燥気味・・・
これまで何度も書いたけれど、釧路に来て劇的に変わった食生活。特に、魚やエゾ鹿を始めとして自然の恵みを頂くことがしばしばで、そのたびに悪戦苦闘、どぎまぎしながらなんとか料理して食べています。
このウドは、そのまま素揚げにして、白バルサミコビネガーで照り焼き風にした五穀味鶏モモ肉(吉岡肉店で購入)の添え物に
ぜひ、上の写真をクリックして大きな画像で見てください。山菜特有のウドの苦味と、甘酸っぱい鶏モモの取り合わせがとても美味しかった・・・ 平日なのに、ついついワインも飲んでしまいました(笑)
Est di Zuppa
【お知らせ】 このお店は2011年8月26日にこちらへ再度移転オープンしました。
橋本シェフのコックコート姿、イタリアンの名店 Zuppaが完全復活です。
今日が誕生日の友人J氏のお祝いを、共通の知人である橋本シェフのお店でやりました。J氏と同年生まれのペスカトーレさんも参加。男3人でオープンキッチン前のカウンターに陣取りました。
予算だけ伝えて、料理は橋本シェフにお任せ
富良野産ホワイトアスパラ ポーチドエッグと生ハム添え 白トリュフ風味の塩をかけて
釧路産マスノスケのクロカンテ ウドのフリット&こごみ添え
グアンチャーレと手打ち麺を使ったカルボナーラ(これだけは事前にリクエスト)
サルシッチャとポルチーニ茸のリゾット
十勝褐毛池田牛イチボ肉のロースト インカのめざめ
泡でお祝いの乾杯をした後のワインは、赤が4本。開けた順に左から
1998 ロッソ・グラヴナー ヨスコ・グラヴナー
2000 モンテファルコ・サグランティーノ パオロ・ベア
1999 バルバレスコ ヴィネート・スタルデリ ラ・スピネッタ
1971 バローロ・ラ・モッラ マルケス・フラカッシ
ヴィナイ・オータのパオロ・ベア以外の3本は、偶然同じインポーターでした。
個人的には、J氏の持ち込んだモンテファルコ・サグランティーノが一番おいしく感じました。
J氏とペスカトーレ氏の生まれ年のバローロは、もちろん十分楽しめる味わい。これぐらいの古酒を飲むのが、いまのマイブームです(笑) タレッジョ、パルミジャーノとシェフ手製のグリッシーニを肴に、シェフも交えてあれこれワイン談義。
それにしても、前日金曜のフリーペーパーに「エスト・ディ・ズッパ」の復活開店が載ったため、飛び込みのお客さんが次から次にやって来ては入れず、帰ってゆきます。予約の電話も8件以上断わってしまったとのこと。こんなことになるとは露知らず、木曜日に予約を入れておいて本当に運が良かったです(笑)
あまり教えたくないのだけど、この店の特等席は3人までなら、ワインと料理に加えてシェフとの会話が楽しめるカウンターです。ましてやデートなら、カウンター以外の選択はありえないでしょう! 理由は以前に書きました(笑)
お店ではnoonのアルバムがエンドレスでかかっていました。どうも、シェフのお気に入りのよう
キラコタン岬
つい先日カヌーを楽しませていただいたR[アール]の氏原さんからプライベートでお誘いがあり、釧路湿原が展望できる景勝地キラコタン岬散策に出かけました。
岬地形の先端部は立ち入り許可が必要なため、近くをバイクで何度か走ったことはあるものの、訪れるのは初めてです。
キラコタンのキラとはアイヌ語で「避難するところ」の意だそうで、自然災害からの避難居住地としてキラコタンの名がついた由。
立て看板のところへ来るまでにもエゾ鹿による食害の跡が
鹿は下から上に向かってカンナをかけるように歯で皮をはぐとのことで、よく見ると上端がめくれ上がっています。
湿原の「パンク野郎」ことヤチボウズを見たりしながら、木立ちの中を歩いていてゆくと
ぽっかりと開けた草地に出ました。ゴルフ場の芝みたいに手入れされてるかのようなのは、エゾ鹿が食べるからだそう。手前に蛇行するチルワツナイ川、右手に宮島岬、左手遠くにカヌーのゴール地点だった岩保木が。
岩保木の頂上の不思議な「反射板」もしっかり、2001年宇宙の旅に出てくるモノリスのように見えています。
さらに岬の突端へ向かう道ばたで目にしたのは
根が食用になるというオオウバユリ。このユリ根を乾燥させると甘みが出るので、アイヌの人たちはおかゆに入れて食したのだそうです。
山菜の宝庫でもありますが、冒頭で触れたように国有地の指定地域なのでこれらは一切採ってはなりませぬ(笑)
キラコタン岬の展望地から望む湿原。ここで休憩し、飽くことなくのんびりと景色を堪能しました。
あちこちに落ちているエゾ鹿のフン
一見、たまごボーロのようなのでひと粒食べてみたら、口どけが良くてそれなりに美味しかったです(もちろんウソです!)
あちこちにいたダニ。なぜか氏原さんが好まれるようで、私には寄ってきません(笑)
それにしても鮮やかな赤い色。これも思わず、口に入れてしまいそう・・・
帰りには、オール唐松のすばらしい木造住宅の氏原さん宅に招いて頂いて、デザイナーの奥様も交えておしゃべりタイム。R[アール]のコンセプトがデザインされた素敵脱力系のTシャツまで頂戴してしまいました。アメリカンMサイズ、ピッタリでした。本当にありがとうございます。
天空をノンビリと漕ぎ渡るイラストのイメージ。奇しくも私の大好きな歌のひとつ、 ogiyodioraを彷彿とさせます。いいですね・・・・
陽はのぼり 沈む 月ものぼり 沈む
流れ流れて どこに行くのやら
陽はのぼり 沈む 月ものぼり 沈む
その天球を 漕ぎ渡ってゆく
オギヨディオラ
オギヨディオラ
動きをとめた風 雨もあがった
さあさあ 舟をこげ
天空の星も 大地の花も
ひそやかに わが道を 生きてゆくように
ふと気がつけば 河が微笑みかけている
私たちも 微笑みがこぼれる
釧路川カヌーデビュー
スノーシュー・ハイクでもお世話になった鶴居のガイド R[アール] の氏原さんにお願いして念願のカヌー初挑戦!
出発地点となる塘路湖畔には、北国の春を告げるこぶしの花 が咲き誇っていました。
湖で少し練習したあと、いよいよ川下りの始まりです!
ご一緒したのは内地から来られた今年還暦のKさんご夫妻。こちらも、長年の憧れをかなえてのカヌー初体験だそうです。息の合った夫唱婦随で、難関もなんなく突破されてゆきます。私はガイドの氏原さんと同船なので、楽しています(笑)
川岸でまず目につくのは、エゾ鹿によって皮がはぎ取られ赤裸になった柳の木。生えている木のほとんどが、こんな状態です。FMくしろの「エゾシカ・ゼミナール」でも取り上げられていたけれど、エゾ鹿による食害は本当に深刻です。
以下は、自然豊かな釧路湿原でこの日に出会えた動物たちのホンの一部
王者の風格 オジロワシ
川を泳ぎ渡る野生化したミンク
子育て時期の丹頂鶴
他にも、キタキツネがひょっこり顔を見せたり、マガモが真顔で飛び上がったり(ガイドの氏原さん説明のまま(笑))、アオサギ、などなど・・
途中、川のそばのJR釧網線を走る列車から、乗客の方たちが手を振ってくれました。向こうから見たら、カヌーの僕らも自然の中にいる動物なのかな(笑)
眼前に大きく広がる釧路湿原、お天気にも恵まれ、気持ちがとても開放されます。このまま海まで流れ出たい気分ですね
到着地の岩保木水門(旧施設)は、ガイドの氏原さんの「魂の地」なんだそう。ここでキャンプした時の霊的な体験が、道東に根付くきっかけだったとか・・・
お世話になった氏原さん(右)と記念撮影
釧路に住んでるのに何故かカヌーには乗ったことがない人が多いらしいです。確かに私の周囲でも、そう。とてももったいないです。こんなに素晴らしい体験が、身近で手軽にできるのに! 四季折々、湿原の自然をカヌーでも楽しみましょう!!
From a distance
寂しげな教会の鐘が鳴り響くのを聞いたことがあるかい?
嘆きの天使が歌うのを聞いたことは?
遥か遠く 彼方から
嘆きの天使が歌うのを聞くことができるだろう
彼女は明日冒される罪がもたらすであろう悲しみを嘆いているんだ
星がひとつ 夜空に流れるのを見たことがあるかい?
遥か遠く 彼方から
それはまるで神がその瞳を失ってしまうかのように
・・・・・・
(拙訳 by ユンボギ)
邦題は「孤独の世界」。1966年当時、私はまだ10歳。8つ年上の兄が持っていたこのEPレコードが好きで、ビクターの家具調ステレオでよく聴いていました(笑) 個人的に、生涯ベストテンの中に入っている曲です。
ちなみに、キリスト教の「7つの大罪」のなかに食欲(Gula)があります。
食欲(暴食)
美食を戒め、質素な食事を良しとする、ということなのでしょう。
ごめんなさい、私はクリスチャンじゃないことを幸いに思います。私のことで天使が嘆かずに済むから(笑) 映画「バベットの晩餐会」でも、ふだん倹しい食事の村人たちが牧師の家で贅を尽くしたフランス料理を味わった時に見せた幸福な笑顔は真実でしょう。
山菜のバスク十字
ガストーラでこの時期のお約束(?) バスク十字、ローブリュー盛り付けの前菜
今日こそ食べることに専念しようと思ってデジカメを持たず来ても、こういう被写体(???)を出されると撮らずにいられなくて・・・ ケータイの画像です。
安藤シェフがお店のお客さんからお土産にいただいたというEchireのバター。まかないで味わって「!」ということでお裾分け、特別にお相伴にあずかりました。
釧路ワイン会の掲示板でもつい最近、話題になったばかりだったので興味津々
パンに塗るというより、たっぷりと乗せて食べる感じで。無塩タイプの発酵バターなのだけど、初めて経験する滑らかで豊かな味わい。ヨーグルト風味がかすかに。カンパーニュのような素朴なパンとこのバターの取り合わせは、パン好きには堪らないでしょうね。通販でも購入できるようなので、欲しいです・・・
この後は、具沢山スープに魚、鶏の詰め物と、ひたすら食べるのに没頭。
自由
Hello 今君の前仇になる混沌の money
good day 誰?愛で唄うの ただ憂うよ revolution
Gonna live just for today
Gonna sing just for today
Hello 今僕は怖いのか? I'm up a blind alley
Everyday 飽くくらいじゃ暗いね!I don't wanna cry no more
Gonna live just for today
Gonna sing just for today
so many tears l've cried
All my grown life
To save out love alive
Freedom 君の freedom
君へ I must say that the love will find the way
The love will find the way
ワイングラス
政治的なことを語る気はさらさらありません(笑) ただ、なんとなく二人のワイングラスの持ち方の違いに目が行って。
教科書的には手のぬくもりがワインに伝わらないよう、左の人物のようにボウルの部分ではなくステム(脚)を持つのが正しいとされていますね。もうすこし下の方を持つと、さらにお洒落に見えるのだけれど(笑) でも、近頃はそんなうるさい(?)ことは言わなくなってきたようです。米国映画「幸せのレシピ」のスーシェフはデートシーンでも、右の人物のようにボウルをわしづかみにしてワインを飲んでましたし、レストランの客たちもそうでした。
リーデル・オーのようにステムのないワイングラスもありますから、ボウルをつかむことに抵抗は無くなってきてるのでしょう。
飲みたいように飲んで構わない、が結論なんですけど、どうせならハタメにも優雅に見えるほうが「ワインを楽しんでいる」という感じがしていいです。
以前に書いたけど、特に女性はそれなりの持ち方をしたほうが・・・
ノアの方舟と恐竜
真贋はともかく、こういうニュースにはやはり心が躍り、ワクワクします。聖書に限らず、世界に残る古い経典の多くに地球的規模の大洪水があったことが記載されているので、生き残る手段としての方舟は、在って当然なのでしょう。昨年末に現代版の方舟映画「2012」を観たこともあって、続報が気になります。
このニュースで思い出したのが、当時大きく報道されたこの写真
1977年4月25日、日本のマグロ漁船「瑞洋丸」がクライスト・チャーチ諸島沖(ニュージーランド付近)で首長竜に似た謎の生物の腐乱死体を引き揚げた。引き揚げられた死体は撮影後、腐敗臭が積荷に及ぶのを避けるため海上投棄された。
まさしく首長竜プレシオサウルスだ!と興奮しました。投棄の判断を下した船長は無責任な評論家たちから「ものの価値がわからない管理者だっ」みたいにけっこう責められたりしてたけど、現場の人間に対してそれを言うのは酷でしょう、と今なら船長の判断を理解できます。ひと騒動のあと、結局、持ち帰った一部のサンプルを分析して「ウバザメ」というサメの仲間だったと結論づけられたのだけど。
さて、ノアの方舟は、いかに