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イルレギーのワイン

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自然のなかの動植物が描かれた可愛いラベル、安藤シェフの念願がかない、ガストーラでグラス提供できることになったワインです。ワインが相当好きな方でも、イルレギーというアペラシオンを知っている人は少ないでしょう。安藤シェフの修行先、フランス領バスク地方の特産ワインで、私もガストーラに出会わなければ、全く味わう機会が無かっただろうな、と思います。

グロマンサンやプチマンサンという個性的なブドウ品種から造られるワインだけあって、その味わいもとっても個性的。グレープフルーツの皮を齧った時のような苦味とはっきりした酸味があって、このワイン単独で飲んで「美味しい!」と感じるのは、ちょっとアブナイひとですね(笑) ガストーラの料理とともに味わって初めて、その本領を発揮してくれます。

同じ酸味のある、白糠のヤナギダコをマリネにしたものを、まず頂きました。そのあと、私のカスベ好きを知っているシェフが「ありますよ!」と勧めてくれたサラダ仕立てを

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そして、やはりバイ・ザ・グラスで楽しむことのできるイルレギーの赤

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‘オイッツァ’と読むそうです。ちなみにトップ写真の白はそのまま‘イロリ’。イルレギーの赤ワインは、これもバスク地方の特産であるピマンデスペレット(とうがらし)の味わい、香りがはっきり感じられます。だから、赤も決してワイン単独で飲むべきものじゃありません。バスクならでは「ピリ辛」料理と合わせることで、幸せな時間が過ごせます。

 

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この3月末でガストーラでの修行を終え、自分のお店をオープンするというカナメ君が取り分けてくれたのが、そのピリ辛料理

 

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豚軟骨や牛の腸、茶路の羊のミンチなどがたっぷりと入った煮込みです。

 

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赤いル・クルーゼから、つごう3皿ひとりで食べまくり(笑) 

ところで、私が食べている間中ずっと、ミンチとなった羊の育ての親父さんが、厨房で安藤シェフといっしょに講習会で披露するという羊料理に取り組んでいました。生産者が自ら手がける料理は、また格別の味わいがありますから、そちらもすごい気になって(笑)

 

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お店のなかは、ひと足先に春の彩り 

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