道東での食生活
釧路に来て、まもなく満6年(のはず)満7年。ちょっと不安になって、それを確認するためにチェックしたのが、この地に来た年の6月に初めて参加した釧路ワインを楽しむ会の過去データ(笑) 確かに第54回でした。(←ちゃんと確認しなかった)
昨日、氏原さんたちとの話題にも上がったのだけど、私が釧路に来て劇的に変わったのは食生活。それまでは仕事で夜遅く帰宅して、コンビニの弁当を食べて寝るという生活に全く疑問を抱いていなかった。ところが釧路に来て知り合った人たちとの有形無形の付き合いのなかで「それはちょっと(かなり)違うぞ!」と教えられ続けて。
土曜日に和商市場に出かけて、あれこれ覗いて歩くようになったのもここ1、2年のこと。それだけでも、ずいぶん進歩した気がします(笑)
吉岡肉店で購入した極太ソーセージのモルタデッラ。同じく和商の日のチーズ市場で購入した酪恵舎のモッツァレッラで作ったカプレーゼサラダとともに、日曜の朝食 。
夕飯では茶路の武藤さんの羊肉をエリンギ、ピーマンといっしょにソテーして。改めて、輸入羊肉との歴然とした味わいの違いに驚き。サイドディッシュは和商むさしやさんで購入のわさび菜のサラダ。
水切りを最近手に入れたので、フレッシュサラダをつくるのも楽しい
サラダの味付けは、オリーブオイル、塩、誕生日祝いにもらったシャンパンビネガーをその時々で適当にチャッチャッと。大きなステンレスボウルのままで、わしわしと食べる。とても、おいしい!
オリーブオイルと塩もあれこれと気まぐれに変えて。今日はガストーラで購入したプラネタのオイルと、音別の伊藤さんから頂いたモンゴルの岩塩。この岩塩は茶路の武藤さんもイベントで愛用していますね。
それでワインは、マルセル・ラピエールのボジョレー。とても美味しいのに、なぜか格下のヴァン・ド・テーブル扱い。飲み疲れしないので、食後のチーズともゆっくり楽しめます。
ガレットラリー完走
鶴居の小高い丘にあるハートンツリーさんへは、今月3回目の訪問。初めの2回はいろいろ事情があってガレットを頂くことができませんでした。
これは2回目の先週末にいただいたバジルピザ。もちろんこれも美味しいです。そして今日、ようやくお目当てのスイーツガレットを味わうことができました。
これでめでたくガレットスタンプラリーを完走。お願いしたわけではないのに、最後から2つ目のがれっ太くん(川湯ビレッジで押印)は横向きで、最後の服部シェフが押してくれた がれっ太くんは逆立ち! まるでゴールに転がりこんだかのよう(笑)
ハートンツリーで今日はいろいろな方と偶然に同席しました。
がれっ太くんの生みの親でデザイナーの氏原さん(向かって左)と、阿寒でこだわりの美味しいスイーツを作られているパティスリージャンレイの菊田さん(右)です。お二人とも北のガレットの会会員なので面識はありましたが、今日いっしょにお話させていただいて、それぞれの分野で能力を発揮しているかたに特有のオーラを改めて感じました。自分も少し頑張らないとね!
みんなが憩いに来る場所、それがハートンツリー
接続不良?
自宅のパソコンからネットに接続できない状態が21日朝から起きています。携帯からならニフティのブログに書き込めるので、プロバイダの問題ではないのかなぁ。どうしよう・・・
【謹告】自宅宛てメールのチェックができませんので、急ぎの連絡がありましたら、携帯へお願い致します。
イルレギーのワイン
自然のなかの動植物が描かれた可愛いラベル、安藤シェフの念願がかない、ガストーラでグラス提供できることになったワインです。ワインが相当好きな方でも、イルレギーというアペラシオンを知っている人は少ないでしょう。安藤シェフの修行先、フランス領バスク地方の特産ワインで、私もガストーラに出会わなければ、全く味わう機会が無かっただろうな、と思います。
グロマンサンやプチマンサンという個性的なブドウ品種から造られるワインだけあって、その味わいもとっても個性的。グレープフルーツの皮を齧った時のような苦味とはっきりした酸味があって、このワイン単独で飲んで「美味しい!」と感じるのは、ちょっとアブナイひとですね(笑) ガストーラの料理とともに味わって初めて、その本領を発揮してくれます。
同じ酸味のある、白糠のヤナギダコをマリネにしたものを、まず頂きました。そのあと、私のカスベ好きを知っているシェフが「ありますよ!」と勧めてくれたサラダ仕立てを
そして、やはりバイ・ザ・グラスで楽しむことのできるイルレギーの赤
‘オイッツァ’と読むそうです。ちなみにトップ写真の白はそのまま‘イロリ’。イルレギーの赤ワインは、これもバスク地方の特産であるピマンデスペレット(とうがらし)の味わい、香りがはっきり感じられます。だから、赤も決してワイン単独で飲むべきものじゃありません。バスクならでは「ピリ辛」料理と合わせることで、幸せな時間が過ごせます。
この3月末でガストーラでの修行を終え、自分のお店をオープンするというカナメ君が取り分けてくれたのが、そのピリ辛料理
豚軟骨や牛の腸、茶路の羊のミンチなどがたっぷりと入った煮込みです。
赤いル・クルーゼから、つごう3皿ひとりで食べまくり(笑)
ところで、私が食べている間中ずっと、ミンチとなった羊の育ての親父さんが、厨房で安藤シェフといっしょに講習会で披露するという羊料理に取り組んでいました。生産者が自ら手がける料理は、また格別の味わいがありますから、そちらもすごい気になって(笑)
お店のなかは、ひと足先に春の彩り
If you are the one
道東がロケ地となったことで話題の中国映画。中国映画史上、最大級のヒット作との触れ込みです。いちおう、個人的に好みのジャンル「恋愛コメディー」 に入ると思うのだけど、映画の前半、不倫でドン底状態のヒロインに感情移入できなかったのが後まで響いた感じで(笑) でも決して駄作というのではなく、飽きずにエンディングまで観られる佳作です。
原題は「冷やかしお断り」の意、だとか。それが邦題になると「狙った恋の落とし方。」 で、英語では‘ If you are the one’(あなたがその人なら)。ネットで結婚相手を募集し見合いを重ね、北海道まで来て「その人」に出逢ったことを確信する物語。
映画館で前の席に座っていた若いアベック(←今はこういう呼び方をしないか)が、主人公たちが網走のJR北浜駅で降り立ったかと思うと、乗換えた車で厚岸に現れたり、阿寒湖温泉に着いたり、という流れに「道順、メチャメチャじゃん」みたいなことを語っていたけど、そういう見方をする映画じゃないでしょ(笑) ジモティーには確かにどこで撮影したか判っちゃうけど。
順次、全国公開ということですが、北海道以外では苦戦しそうな予感がします。
真実の愛は、北海道で試されるんですから
鶴居村スノーハイク
道東に来てからの念願だったスノーシューによる雪上ハイキングを、今日初体験。積雪期にしか入れない釧路湿原の中を歩きました。
キッカケは先週訪れたどれみふぁ空で、声をかけていただいたこと。
スノーシューを初めて履く、の図。びっくりするほど軽い装着感です。
湿原に入る前に生えていたシケレペの木(右側の黒っぽい方)。山葡萄のツルがからまっています。フレンチレストラン「イオマンテ」のスペシャリテに、エゾ鹿とフォアグラのパイ包み焼きシケレペソースというのがあるのだけど、この木になる実を使ってるんでしょう。山葡萄のソースというのもあるから、上の写真は、美味しい取り合わせです(笑)
いざ、湿原に入ると目にする木はヤチハンノキ(手前右)がほとんど。それでも湿原周辺部にはヤチダモ(左奥)の姿も
ハンノキとタモの木では実の形が違います
ヤチダモの実 プロペラの片羽根のような形でハラハラと舞います
ヤチハンノキの実 落ちる時はポットン、かな・・・
ちなみにヤチハンノキは雌雄同株で、1本の木に雄花と雌花が咲くそうです。
右端のひょろ長いのが、雌の実 ← 私の勘違い
ハンノキのひょろ長い物はオスの花です。では、メスの花は・・・、枝には付いているのですがとても小さいです。丸いやつは、メスの花がオスの花から出た花粉と交配して出来た実です。 (氏原さんからのメール)
湿原に住む動物たちの営みの証しがあちこちに
これはエゾ鹿が角でこすった跡
晴天にもかかわらず、木立ちの無い開けた場所に出ると、とたんに冷たい風にまともにさらされます。
中央の白っぽい木は、虫をねらう鳥たちに突かれてしまったもの。ちなみに右端の人物が今日のガイドを務めてくださったR(アール)の氏原さん。
雪原にモミジ形の足跡が転々
これがタンチョウの足跡だそうです。生息地が近いようなので、そちらには行かないように気をつけます。
紫外線が心配なぐらいに晴れ上がった空に、タンチョウが1羽飛んできました。見上げるのが大変なほぼ真上、タンチョウというより天頂鶴です(笑)
残念なことに、唯一のシャッターチャンスが木の枝に重なってしまいました・・・
鳥の住みかになってしまった木 見事に穴を開けられています
キツネの足跡
そこには生々しい血のあとも
その先には、こんなものが
鹿の骨らしいです。これ以外にもあちこちで骨を見かけました。
初めてのスノーハイク、めちゃ楽しかったです。体全体をゆっくり使う有酸素運動なので、運動不足も解消できて心地よい疲れです。
同行された参加者の皆さん、そしてガイドの氏原さん、ありがとうございました! 氏原さんの奥さん手作りのクッキーがとても美味しかったので、それを食べるためにもまた機会を見つけて参加したいです(笑)
アルゼンティーナ
スペインのフラメンコダンサーたちがイタリアの片田舎で道に迷い、街外れの農家を仮の宿としたことから始まるラブコメディーのイタリア映画「踊れトスカーナ」(原題 il ciclone)。その農家の庭でダンサー達がフラメンコを踊る、とても印象的なシーンで流れる曲を歌っているのが Marie Claire D'UBALDO 英語とちゃんぽんの巻き舌で歌うので、ずっとイタリア人だとばかり思っていたら、アルゼンチン出身なんだそう。
四肢の動きがとてもナマめかしい「R指定」バージョン(笑)は → こちら ♪
豚軟骨のコンフィ
和商吉岡肉店の調理済み素材を使って、店主いちおしの酒のつまみを(笑) 吉岡さんのレシピに準じ、アンチョビをみじん切りにして炒めつけ、オリーブの代わりにバーSTAXさんのセミドライトマトを和えて、クレマン・ド・ブルゴーニュのあてに
イタリア旅行に出かけた会社の同僚からは、食材あれこれのお土産が
イカ墨パスタ、EXVオリーブオイル、生ハム、グリッシーニ
もちろん、これもてっとり早くお酒のつまみに(笑)
りんどうの里 伊藤さん
自家栽培のそば粉100%で、イタリア製パスタマシーンを使い蕎麦を‘打つ’伊藤さん
いつもにこにこ顔なのに、どうもシャッターを切るタイミングが悪く、気難しそうに写して済みません(笑)
伺った時の様子。「あれっ、自分でソバも打つんですか?!」なんて、ブシツケというか、とても失礼な第一声を発してしまいました。
↓和式のマシーン(?)もあって見せて頂きましたが、こちらはそれなりの風格がありますね。
蕎麦は「挽き立て、打ち立て、茹で立て」の3たてが美味しく頂く必要条件なのは私も知っていて、「ちょっと食べてゆきなさい」との伊藤さんのお言葉に 、即、反応! 実はその前に りんどうの里特製ガレット2種(ほっき、山菜)をお腹に納めていたのだけど、「蕎麦は別腹だから・・・」と言っていただいたので
伊藤さんといっしょに、ツルツル~っ
柳家小さんのような、見事な蕎麦の食べっぷりです。私も見習って、なんとか粋に食べたかったのですが、年季の入り方が全然ちがいます・・・
蕎麦湯も頂いて「ああ~、満足」とひとりゴチていたら、これ食べてみてと、お茶うけが次々に
カブと大根の漬物 シャキシャキ感が最高!
エゾ鹿チャーシュー シカ肉のフォンをかけまわし、山椒を添えて!!
菊イモの粕漬け これもパリパリの食感が楽しくてウマイです!!!
2時間ほど寛いでしまい、ちょっと慌てて、伊藤さんが丹精した白花豆と虎豆を購入して、おいとましました。おいしいものを沢山、本当にありがとうございました。
どれみふぁ空のハーブティー
春先のような陽気のなか、鶴居村のカフェレストどれみふぁ空さんへガレットを頂きに。午後1時半ぐらいに着いたらタンチョウ鶴を見に来た大型観光バスが何台も停まっていたので、そのバスが立ち去ってから店内へ。
オーナーの濱野さん夫妻がこの季節いち推しする山わさびラーメンをまず平らげてから、スタンプラリー用のスイーツガレットたんちょう を賞味。ラーメンは量も、あっさりとしたスープも私好みです。
ガレットもおなかに納めて、ご夫妻とあれこれお話していたら、ハーブティーをごちそうして頂きました。
チーズスティック
道東にあるチーズ工房の製品はどれもレベルが高く美味しいと思うのだけど、外観だけで製品にならないものが結構あるそうです。無駄を無くし、そういうものを有効利用しようということで、バーSTAXさんが作り始めたのが、このチーズを練り込んだスティックブレッド。お店で味見させて頂いて、さらにお土産にひと包み頂戴したのを自宅でもじっくり味わったのですけど、お世辞抜きで、いいですね、これ!
当面は、和商市場の「和商の日」 に開催されるチーズ市場での限定販売なのだそうで、見つけたらぜひ食べてみてください。ワインというより、なんとなくビールが飲みたくなります~
もちろん、STAXさんの特製ガレットも忘れずに召しあがってくださいね!
北のガレットwakuwakuスタンプラリー
北のガレットの会事務局ブログに、会員店サンクス・ア・ロットさんのお店の写真をようやく掲載。
津波警報発令による避難勧告が出されたため、全日空ホテルでの日曜日のオープニングパーティーは中止してしまったのだけど、スタンプラリーは各店順調のようです。それぞれ特徴あるメニューを用意していますので、ぜひ足を運んでみてください!