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サルシッチャ

Salsiccia_yoshioka

土曜「和商の日」、吉岡肉店へ。特売のちらしに「国産牛の味付けミノ」というのが載っていて、昨夜ガストーラで食べた牛ミノの心地よい食感を思い出したので。

お目当てのミノは、姉妹店のカピトリーノで購入。それ以外に、吉岡本店(?)でサルシッチャ(イタリア風生ソーセージ)を見つけたので、それを夕食としてワインのあてに。

札幌のマルヤマクラス円山屋で古瀬さんにおすすめされた「飲み頃のバルベーラ」。三千円超だから、独り飲みにはちょっとゼイタクなのだけど思い切って開けて。フライパンにオリーブオイルをひきサルシッチャを軽く焼いてから、そのバルベーラをドボドボとそそぎ、フタをして弱火で蒸し煮に。肉欲が十分満たされる味とボリューム!(笑)

 

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シネカノン

 

故郷福島県の常磐ハワイアンセンター設立時の悲喜劇を描いた「フラガール」、そして在日のリアルを映した「パッチギ!」。強い印象を残す映画を製作したシネカノンが民事再生法を申請したとの記事。加藤和彦氏の訃報以来の、ショック。

Cinecanon_news

  

「フラガール」は故郷の実話ということに加えて、映画で流れる、情感に訴えてくるジェイク・シマブクロの音楽がとても好きだから、こんな形でブログに載せることになったのは残念です・・・

 

照屋実穂の歌詞、歌声のこのバージョンも本当に、いい。

 

星の見えない夜には
夢みるのさ 目をとじて
名もないような花が
いのちをふるわせて 咲いている

  

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バスクのシードル part2

Sidra_gvstora

前に頂いたフランス領のとはまた別の、スペイン領バスクのシードル。薄作りの大きめな専用グラス「ボデガ」も同時に入手できた、と安藤シェフも嬉しげ!

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アルコール度数は6%。シードル特有のしっかりした酸があって、食事がぐんぐん進んでしまいます。一人で1本ペロリ(笑) 

何はなくとも、シードルにはガレット

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前菜  バスク豚チョリソーと紅玉リンゴのガレット

  

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イワシのエスカベージュ

  

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牛ミノとプチヴェールのバスク塩仕立て

  

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白糠産たこ、とまと、昆布の海塩仕立てサラダ

ここまで、バスクのシードルを満喫するための料理を連発で出して頂きました。

     

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メイン 茶路めん羊牧場仔羊ソーセージ ちりめんキャベツのシューファルシ

   

このお料理には、ジャン・タルディのパスグラをサービスしていただきました!

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先客だった、恋人同士のような知り合い夫婦の仲睦まじさも、良いワインのツマミになりました。ごちそうさま!(笑)

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雑誌JJ

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昨夜の鱈鍋ワイン会の準備中に、内地に住む妹から電話が。いわく、「今日発売のJJ、東方神起特集号がどこの書店でも売り切れ! そっちで手に入らないか?(ほとんど悲鳴)」

釧路なら有るだろうと、翌朝の今日軽い気持ちでコーチャン・フォーへ。でも、これが無い! 店員さんに訊いたら「予約分だけで完売です」とのこと。電話帳で調べて市内の本屋に片端から電話しても、判で押したように同じ返事・・・  東方神起の人気、畏るべし。 誰か見つけたら譲って!

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旬の真鱈鍋ワイン会

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Kさんご夫妻、J氏といういつもの面々にTさん、Nさんという new face を迎えての新鮮な朝獲れ真鱈を満喫するワイン会を拙宅で。とびっきりの材料調達と調理は、Kさん夫婦におまかせ。奥さんのほうの誕生日(前日)祝いと、Nさんの誕生日(当日)も兼ねて土曜の夜の開催でした。

    

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鱈のアラもたっぷり入れた鍋。ポン酢もカツオ節が利いたK奥さんの手作り。いつになく白ワインが進むこと! 鱈は鍋にする場合でも、事前に湯引きしておくと生臭さがなくなるということで、確かにワインとともに楽しめるすっきりした味わいでした。個人的に大好物のたち(白子)も、さっと湯通ししていただくと昇天するがごとき旨さ。そして、初めて食べた鱈の肝も、その新鮮さ故か白子よりも美味しく感じて、思わず落涙。

  

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K奥さんの誕生年バローロ。札幌の円山屋から天の配剤とも言うべき行幸で購入できた1本。縁起物としてだけでなく、ワインとしてたっぷり楽しめました。

 

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Kダンナさんによる芸術的な鱈刺し盛り!!! 薬味にコチジャンまで用意してあるし・・・ プロの職人さんみたいで、唖然(笑)

小ネギを散らして仕上げ

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みんな白から赤ワインに移っていたので、田崎真也風にお醤油に赤ワインを落として楽しむことに

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ワインはJ氏持参のバローロ

 

鱈の前後にも、Tさん持参のデリバリーカフェ アヴァンティの特製オードブル、Nさん持ち込みのノエルのケーキなど口福盛り沢山。  

とにかく飲んだ呑んだ、6人で9本! 夕方6時からのパーティーは、気がついたら翌朝の3時になってました(笑)

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シャンパーニュ・ロゼNV  ジョゼ・ミッシェル
シャンパーニュNV グランクリュ ブラン・ド・ブラン  ミシェル・チュルジ
ラインガウ 2002 ‘エステート’ラウエンタール リースリング トロッケン  ゲオルグ・ブロイヤー
ラインガウ 2002 グラウアー・ブルグンダー トロッケン  ゲオルグ・ブロイヤー
バローロ 1965  エンリコ・ピラ
ヴァルポリチェッラ クラシコ・スーペリオーレ 2004 “ ターゾ ” ヴィッラベッリーニ (J氏)
バローロ 1998   ブッシア・ソプラーナ  (J氏)
トスカーナIGT 1999 トラモント・ドカ  ポッジョ・ボネッリ
マルサネ 2005  レ・ロンジュロワ ヴァージョン・オリジナル  ドメーヌ・ジャン・フルニエール 

 

 

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Sky of love

Sky_of_love 

  

何気なしに見始めたNHK-BSの映画、もちろんアナログ放送で(笑) 字幕スーパー、登場人物の会話は中国語。香港映画だというのは、後から知りました。でも、電源の入っていない古ぼけた無線機を介し、20年の時空を超えて交流するというストーリーに、あれっ!と・・・・

そう、韓国で大ヒットした映画「リメンバー・ミー」のリメイク作品でした。本家のほうのヒロイン、キム・ハヌルはまさにハマリ役でしたけど、香港版のジジ・リョン(上の写真・右)も清楚さと初々しさがとても魅力的です。キャスティングは香港版のほうが、個人的には好みかもしれない。切ないけれど、とてもいい作品になってます。

 

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オルディネールの楽しみ

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ふらりと一人でおジャマしてカウンターに座り、グラスでワインを楽しみながらお腹一杯になろうという時の強い味方が、十文字シェフ&マダムのオルディネール。これでもか!(笑) というぐらい盛り沢山のオードブルは、私用に作ってくれた特別仕様だけど、ワインを飲み過ぎてしまうほど、美味!

メニューに大好物のカスベがあるのを見つけて、それも頼んでしまいました。これだけで、もう大満腹です。

 

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冬の風物詩

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鶴居村の丹頂鶴公園へ鶴の御機嫌伺いへ。この写真を撮る前に5羽がふわりと空に舞い、本当に、本当に優雅に飛び立って行きました。ただ、ボーゼンと見送るだけ・・・ それほど華麗な飛翔でした。さすがに、これでは鶴を食べる気が起こらないな~と(笑)

10分も外に居ると、体が芯まで冷えてしまう快晴のお天気。鶴公園の向かいにあるどれみふぁ空で、濵野さんイチオシの自家農園産山わさびラーメンを一杯!

Doremifasora_yamarer

塩味系のあっさりスープに山ワサビのピリッと感が絶妙。ラーメンは1年に一度食べるか否かの私ですけど、これはスープまで残さず平らげてしまいました。ごちそう様!

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ひゃくはち

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正月休みぐらいから小野不由美の十二国記シリーズをあれこれ読み返したり、長らくツン読だったこの2冊を。

「るり姉」は北上次郎の推薦だし、本の雑誌の上半期ベスト1という帯の惹句に大いに期待して読んだのだけど、期待の方が大き過ぎたみたい。読んで損する本では決して無い、というか、離婚・再婚した普通の家族の普通の日常が共感を持って読めるので、おすすめの本といってもいいのだけど、そのすぐ後に読んだ「ひゃくはち」があまりに面白すぎて。

去年、映画化されているらしい。あまり評判は聞かなかったから、そちらは芳しくなかったのかな。甲子園に出場する神奈川の野球強豪の高校球児たちが描かれた「熱血青春物語」。野球のシーンも、それ以外の部分もたっぷり楽しめる。甲子園のベンチ入りメンバーにぎりぎりで選ばれた主人公が深夜自宅の父親に報告する場面。

『もしもし・・・・・』
しばらくして親父の声が聞こえてきた。眠そうな素振りを装ってはいるが、気が気じゃなかったはずだと簡単に想像できる。
「俺だけど・・・・・」
わざともったいつけるような言い方をしてみても、親父は平静を装うのをやめようとしない。
『おう、どうした? こんな遅くに』
どうしたって、じゃあなんであんたはこんな遅くまで起きているって言うんだよ。
「いや、さっき甲子園のメンバー発表があったんだけど」
『ああ、そうか。今日だったか・・・・・。 うん、どうだった?』
なんか、スッゲーむかつく。
「うん、入ってたよ」
『・・・・・そうか。それは、そうだな。良かったな』
「うん。 ありがとう」
『そうか、そうか。それは良かった。 ええと、なんだ? それだけか?』
それだけか、って・・・・・。何なんだ、このクソ親父。ボケちまったか? もうダメだ。埒が明かない。会話ができない。
「もういいや、オフクロに代わって」

でも、母親は電話口に出ず、しばらくして慌てた素振りで妹が出る。そして父親が突っ伏して号泣し、母親がその背中を撫でている事を伝える。

題名の「ひゃくはち」はもちろん人間の煩悩の数、そして梶原一騎の「巨人の星」世代なら誰もが知っている、野球のボールの縫い目の数から。

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野鴨プリズン

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ジビエの代表、道東の鴨のローストに囚われたというか、虜になった一夜。東京からS氏をガストーラでK氏、J氏ととも迎えて。オス・メスを2羽、頂戴しました。

 

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山葡萄を自家発酵させた甘酸っぱいソースで。4人とも無口に・・・

  

平日なので、ワインは4人で3本と控えめ

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右から頂いた順。シャブリ、イルレギーの貴重な白、K氏持ち込みのコルビエール。ワインを選んでから、そのワインに合わせて安藤シェフが料理を考えて作ってくれました。凄かったなぁ・・・。

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2010年 夢中の旅

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大学生の時に再ロードショーされて観たスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」という、やや難解な映画を久々に思い出してしまいました。続編で「2010年~」も作られたようですが、そちらは未見。

  

「2001年宇宙の旅」の冒頭、人類の祖先がモノリスの影響で大きな骨を初めて道具(武器)として認知するシーン。天空に放り投げたその骨がそのまま宇宙船に変化したかのような映像が、私には当時とても印象的でした。

注) 上の予告編では肝心のシーンの間に余計な光彩画面が組み込まれていて、原画とは異なり興をかなり削ぎます・・・

  

なんでこんな書き出しかというと、その骨に今日、再会したから(笑)

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ようやくお皿に載りきる感じの、大きなスネの骨。30cm物差しで計れるかなぁ・・・と心配になる巨大さ。テーブルに出てきたときは、このような姿でした↓

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茶路めん羊牧場の仔羊スネ肉 赤ワイン煮込み、しっかりスネをかじらせて頂きました(笑)

お供は、安藤シェフが選んでくれたメドックの赤

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2010年 底からの旅

ちょっと意を強くした「悪徳の勧め」  朝日新聞から

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 経済学者のケインズは、不況とは、人が本来商品を買う「手段」であるお金を、将来への不安に備え、商品より欲しがって貯め込んでしまう状態だ、といったそうだ。お金さえあれば安心だと。
 で、物が売れないから売り手は値段を下げる。でも売れない。この状況をお金を貯めている側から見ると、お金の価値が上がることになるため、ますます貯め、また売れなくなるという悪循環。
 「これが不況が進み、恐慌にいくプロセスです。デフレが怖いというのは、そのプロセスに入る恐れがあるからです。(後略)」

 

だから「悪徳の勧め」

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ほどほどの「浪費」と、身の丈に合った「美食」で、景気の好転に私も微力ながら貢献できればと願います。

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カチョカバロのステーキ

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熱したフライパンで厚切りしたカチョカバロを焼くだけ。ポイントは、ちょっとゼイタクな良いチーズを使うこと。今回は三友牧場のものを。とっても簡単で、食べ応えは十分すぎるほど。

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料理初め

元旦はレトルトのカレーを食べてたりしたんですけど、冷蔵庫の中を整理すべくいくつか料理を

1/4カット残っていたキャベツとオーマイの茹で時間3分ペンネを使って

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プロシュートと、たっぷりのパルミジャーノも削りかけて、10分弱で完成 。昨日の夕食でした。

 

今日は和商市場の初売りだったので出かけたら、まだ開店休業状態。目当てのローストビーフもなかったので、吉岡さんに新年の挨拶だけして退散。

代わりに、冷凍庫に1年以上不良在庫(?)になってたエゾ鹿のモモを解凍してローストすることにしました。

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照りを出すバターは、ちょっと贅沢して三友牧場のものを使いました。周りのジャガイモは、本別のアタイ嬢からもらった保存品。オーブンに入れ180℃と150℃で各10分ほど。去年の初売りで購入したティーファルの取っ手がとれるフライパンは、お肉の表面を焼いてそのままオーブンに入れられるので、とても楽チン。

 

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今夜のディナー。北海道の人はもっとエゾ鹿を食べないとね!

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新年の塩 

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料理の決め手が塩だというのは、本当に良い塩を使うと実感できますよね。今までいろいろな塩を頂いたり、自分で試したりして、そのたびに「おお!」と感動してきましたが(笑)、このところはお肉系にバスクのピリ辛ソルト(左端)、万能型として海草塩(青キャップ)の二つに特に入れ込んでいました。

昨年末、ちょっと早い福袋(?)として頂いた第三の塩が有名なゲランドの塩(右端)。含水率が高いこの塩用に金属を使用しないオール木製、プジョーの専用ミルとセットで頂戴しました。新しい調味料、調理器具を手にするたび、どんな料理を作ろうか!とにわかにヤル気が起きるけど、このミルは相当その気にさせてくれますねぇ(笑) 機能としては素朴なんだけれど、それでいてお洒落!

今年は、家でもこれまで以上にちゃんと料理して、おいしい健康な食生活を送りたいです。同士諸君、持ち込みパーティーでの料理自慢、受けて立ちます! 道場破り大歓迎! 皆さんからの果たし状、ワインを用意してお待ちしています

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