2010年 底からの旅
ちょっと意を強くした「悪徳の勧め」 朝日新聞から
経済学者のケインズは、不況とは、人が本来商品を買う「手段」であるお金を、将来への不安に備え、商品より欲しがって貯め込んでしまう状態だ、といったそうだ。お金さえあれば安心だと。
で、物が売れないから売り手は値段を下げる。でも売れない。この状況をお金を貯めている側から見ると、お金の価値が上がることになるため、ますます貯め、また売れなくなるという悪循環。
「これが不況が進み、恐慌にいくプロセスです。デフレが怖いというのは、そのプロセスに入る恐れがあるからです。(後略)」
だから「悪徳の勧め」
ほどほどの「浪費」と、身の丈に合った「美食」で、景気の好転に私も微力ながら貢献できればと願います。
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コメント
ユンボギさん
今年もよろしくお願いいたします。
20世紀のケインズではじめて、18世紀のマンデヴィルでしめる。相変わらず、岩井さん、お元気そうですね。
僕自身、大学の授業では、ケインズにかこつけて自分の貯金がないことを無理やり正当化しているんですが、生まれたときにはすでに不況だったいまどきの学生にはまったく共感されません。彼(女)らいわく、「先生、貯金は重要です!」
それはさておき、来週の件、今日安藤さんにお願いしておいたのですが、上の記事を見ると今週末も行っていたんですね。なんだか付き合ってもらってごめんなさい。
投稿: J | 2010年1月10日 (日) 01時06分
J氏へ
「生まれたときにはすでに不況だった」のなら、倹約癖が付いているのも、むべなるかな。
僕の世代は、東京オリンピック開催 → 日本列島改造 → バブル と、ひたすら消費拡大まっしぐらで進んできた習慣(?)がなかなか抜けないので、まずは欲しいもの、やりたいことを最優先して、お金は後からなんとかなると考えてしまいます。
それで、泣く事にもなってしまうのだけど・・・
だから、J先生、貯金は重要です! (笑)
それからガストーラ、行きたい時にしか行かないので、どうぞお気遣いは無用です。いっしょに楽しみましょう!
投稿: ユンボギ | 2010年1月10日 (日) 20時20分