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初パン

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50数年の人生で初めて、パン作りにチャレンジしました。
クルミとレーズン入りのカンパーニュです。

 

作りたいパンを個人授業的に教えてくれる
釧路市役所そばの Bakery Cafe じみへん にて

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前もって用意された中種に、ライ麦入りの本種材料を入れてこね、発酵→パンチ(成型)→ベンチタイム→パンチ→仕上げ発酵、と進みます。その間の待ち時間には、コーヒーを頂きながらパン談義

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仕上げ発酵が終わって粉をふり、クープ(切れ込み)を入れる段になって、同じ材料で同じ手順のはずなのに、私のだけ不定形のべったら系に(一番手前)

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いよいよオーヴンで焼きます!

Jimihen_baking_5_2

 

焼き上がるのを待つ間、じみへん特製ランチ(手前)を頂きました。

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そして、人生初の手作りパンの出来上がり。
頭の中ではベートーヴェンの交響曲第9「歓喜の歌」が鳴り響いています(笑)

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私の作品がどれかは、いわずもがな・・・

 

初めてパンを焼くという人生の転機に立会い、手を差し伸べて下さった、じみへんオーナーの赤間さん、そして酪恵舎つながりのaokiさんにひたすら感謝です!

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手作りパンは、今日の夕食でさっそく

Jimihen_bread

 

 

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ω-3脂肪酸

Yomiuri_news

Yomiuri Online で見かけた記事。
オメガ3脂肪酸って、イワシなどの青魚に多く含まれる
エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)のこと。

記事中の「適度な」ワイン量が知りたくて原報にネットであたったけど
無料で読めるのはabstractまでで、肝心の適量?は判らずじまい(笑)

「wine_omega3_association_abstract.pdf」をダウンロード

ビールや蒸留酒にこの効果は無くて、とりあえずワインがいいらしい。
アルコール以外の成分(ポリフェノール類)が効いているようです。

ちなみにこの論文が掲載された Am J Clin Nutr の impact factor を見てみたら
6.56でした! けっこうチャンとした学術誌
記事を目にした当初は、ワインを売り込むための業界御用雑誌かな?
と思ったのだけど

ワインの効用は色々というか、沢山あるということですね。

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長芋&北京の自転車

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昨年末に頂いた保存食(?)の長芋、スライスしてオリーヴオイルで焼き、
オリーブ塩をパラパラ、酪恵舎のフォンデュ用チーズミックスを融かし、
仕上げにコショウとバジルを振って
飲み残しの白と赤のワインを片付けるおつまみの出来上がり

音楽は、60億の人口、北京の900万台の自転車~ と、歌う
ケイティ・メルアの癒しの声

寝ころがったままで世界一周なのかな

Katie Melua  -  Nine Million Bicycles ♪

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葡萄の搾りかす

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昨日の「和商の日」、定例となったチーズ市場のにぎわい。
釧路管内4つのチーズ工房のナチュラルチーズを扱っていて、
各工房のスタッフ自らが店頭に立ちます。

午後のんびり出かけた日にはお目当てのものが無いどころか、
何も残ってない!という売れ行きなので
その人気のほどが判ろうというもの。

 
酪恵舎の新作チーズが置いてあるのに気付きました。

The_day_of_washo_2

あれれ、いつの間にこんなものが・・・・
と思っていたら、チーズ職人の井ノ口さんも販売の手伝いにやって来たので

「これ、どうしたんですか?」と訊くと
ヴィネリア・オザワの小澤シェフに頼まれて~」とのこと。

通常の熟成を終えたチーズ(テネレッロ)に、ワインを造る時に出る葡萄の搾りかすをまぶしてから、さらに熟成させるので、けっこう手間がかかるのだそうです。

このチーズに合わせるワインは、同じく葡萄の搾りかすを入れて再発酵(リパッソ)させたタイプのヴァルポリチェッラなんかが面白そう。そのうち試してみよう。

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和商市場 吉岡肉店

Yoshioka_wakadanna

市場全店が特売を行う「和商の日」に、
信じられない低価格でイベリコ豚や和牛などを提供してくれるのが吉岡肉店です。
今日も、いけだ産和牛肩ロースすき焼き用100gを280円で販売。
しっかり購入させて頂きました。

お店の若だんな、吉岡さんはまだ30代! 
扱う商品は常に良いもの、一流のものを、という意気込みがすごく伝わってきます。
手にしているのは、ひったくって逃げ出したい(笑)ほど旨い、例のクラテッロ

後方のカウンターにはハモンイベリコ・ベジョータの原木や、
ジュゼッペ・ジュスティのバルサミコ酢、
サルヴァーニョのEXVオリーヴオイルなど、
幸せな食生活の必需品がたくさん揃っていて
肉食人種の私には、もう欠くことのできないお店になっています。

お店の電話番号は「にっこり、良い肉」
その通り、一緒に働く奥さんの笑顔も素敵ですよ。ぜひ、会いに行きましょう!

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真ダチの時季

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例年なら厳しい寒さのこの時期に、北釧水産さんから案内がある真鱈の白子。

今年も届いて、さっそくポン酢で頂きました。

新鮮な旬のものを食べるゼイタク、これを「幸せ」というのでしょう。

Hokusen_madachi_2

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大統領の資質

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1月22日付朝日新聞から

オバマ大統領の就任で沸き立つ記事が氾濫する中、
ブッシュ前大統領の表情にスポットをあてた一枚の写真

 

在任中の評価はさておき、役目を終える者へのねぎらいかと思いきや
さにあらず

クリントン以降、歴代大統領の演説の同時通訳を務めているという
大学教授の辛らつな当てこすりの、添え物でした。

Asahi_np_20090122_spot

 

ちなみに、この教授のオバマ評は

彼の演説に共通しているのは、この人についていけば明日は良くなると思わせる説得力、そして聞いている人たちを自分も統一体の一部と思わせる力だ。同時通訳をしながら、国家の指導者の言葉とはこういうものかと思った。

1月24日(土)深夜0:55 NHK-TV(総合)で放映予定の
「英語で聴くオバマ大統領の就任演説」、聞き逃さないようにしたいです。

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High School Musical

今日初めて、この映画のことをYouTubeで知りました。
もともとはTV番組だったようだけど、人気沸騰して映画化され、
日本ではこの2月に封切られるみたいです。

映画版ではバスケットボールのシーンが結構あるのかな?
プレーがなかなかサマになってて、違和感ないですね。
バスケットボール・ダイアリーズのディカプリオとは大違い 
 
 
主人公とヒロインが出逢うシーン(下のリンク)がなかなか良いです。
若いって、うらやまし~、うらめしや~(笑)

High School Musical -  Something New ♪

 

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ブロートバッハ

Pain_pizza

釧路のパン屋さんとして必ず名前が挙がる、昭和のブロートバッハ。
そこのパンピザ生地と酪恵舎のスカモルツァのコラボ商品。
というか、ブロートバッハさんが独自に組み合わせて販売しているものでしょう。

お店に行くたび気になっていたので、今日の夕食に。

ピザの具はバターでいためた玉ねぎのみ。チーズはスカモルツァだけでなく
同じ酪恵舎のテネレッロを加えました。
 
  
ピザが焼きあがるのを待ってる間に開けたヴェヴェイ、すっきりした味わいで
するする飲めます。山道で口にする湧き清水のよう! 甘露、甘露!
もう少しだけお手頃価格になれば、常備したいです。本当においしい。

あっ、でも、トマトソースのピザには合いません(笑)

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世紀末の物語

Uobune_kemonobune

この作者、私はラ・パティスリーショコラティエの勲章で先に知ったのだけど、
本職はどうもSFのよう。
その世界ではかなり評価され、将来を嘱望されているみたい。

いまでこそ読む数は減ったものの元来SF好きなので、
この中・短編集もなかなか読ませてもらいました。

そのなかの1篇 「くさびらの道」

栄養源としてタンパク質を好む新種の真菌によるオーリ症。
人間に寄生し、胞子を飛ばして次々に感染が拡大する。
最初の患者が出た九州地方は全滅、封じ込めに失敗して近畿にも飛び火。
この奇病の奇病たる点は、感染死した人間が幽霊となって浮遊すること。
しかも、それは未感染者の心の隙間に取り入り、感染を拡大して種を保存しようとする真菌がもたらす恐ろしい幻影・・・

  

30頁足らずの短編のあらすじを書けばこうだけど、もちろん読後感は全く別のもの。これを読むためだけにこの文庫本を買う価値がある、と思うなぁ。

 

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今日の晩酌の、森ワイン。届いた直後に開けた時は「?」な味わいでしたが、落ち着いた2本目のこれは「!」でおいしいです。コップでぐびぐび、いっちゃいます。

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ピーマンの耳

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壁に耳があるぐらいだから、ピーマンに耳があっても不思議ではないのだろうけど、ちょっとギョッとしました。

 

Eared_green_paprika_2

耳を後ろから見たところ。

御札(おふだ)が貼られていないのを確かめて、エイッともぎ取りました。

 

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一瞬、「ぎゃっ!」という心の叫びが聞こえたような。こわっ・・・

耳なし芳一じゃないってば(笑)

  

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この耳も、しっかり頂きました。ごちそうさま

 

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もうひとつの土曜日

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モンキエロ・カルボーネのロエロアルネイスが自分にとっては基準のアルネイスなので、スタイルが変わって飲みやすくなった(サノ店長評)というトリンケーロのヴィーニャパルメ(アルネイス100%)でも、まだちょっとしっくりきません。エチケッタはかっこ良くなったんだけどね。

でも、NHK-BSでやってた懐かしいフォーク&ロック大全集を見ながら、1本空いてしまいました。やっぱり、おいしいのかな・・・

 

それにしても、谷村新司とバンバンの「天才・秀才・バカ」、NHKの体面を汚さないよう(笑)、ほんのちょっとだけだったけどオモシロ懐かしかった。10代後半に聴いてた深夜ラジオだからねぇ、当然か

番組中に流れた曲から、2つだけ

 

 アリス     明日への賛歌 ♪

 

 浜田省吾  もうひとつの土曜日 ♪

 

 

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きょうの朝刊から

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「ハドソン川の奇蹟」は久々の明るいニュースでした。完璧に難事を処理しても「さすが、プロ!」と賞賛されることってそんなにないと思うんですけど、航空専門家も手放しの評価なので、本当に奇蹟に近い技量と幸運だったのでしょうね。

 

上の記事は、タイで巨大な権勢と名声を誇っていたタクシン氏(海外逃亡中)に単独インタビューした朝日新聞のもの。

盛者必衰の理とはいえ、記事の核心は失脚させられた軍事クーデター時の写真の脇にある、このコメントでしょう。読んで、思わずウナッてしまいました。

 

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アマローネ

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ヴァルポリチェッラの新しい造り手として評判になっているらしいモンテ・ダッローラ、夕食で開けたら、いつの間にかボトルが空いてしまいました。同じヴァルポリチェッラの注目株なら、年の瀬に飲んだカ・ラ・ビオンダのほうが自分の好みだなぁ、などと飲み始めには思ってたのに(笑)

今日届いた「ほぼ日刊まるやまや」メールのサノヨーコ店長のキツイ書き出し(無断引用、ごめんなさい!)

 

  アマローネの副産物のようなヴァルポリチェッラなら、
          

          ない方が良い。

   
    無言でそれを証明する、ヴィッラベッリーニ

   

       ━━━━━━━━━━━━
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


突然ですが、アマローネってお好きですか?


よくワインの売り文句に「アマローネかと見まごう果実の凝縮感」とか
「香りだけならアマローネそのもの」「アマローネのように偉大」
などと引き合いに出されていますね。

でも、肝心のアマローネ自体は、そんなに飲まれていない気がするのです。
少なくとも、わたしは自分からすすんで手にとらない。


なぜって、重いんですもの。


…あ、言っちゃった。

でもでも、そう思いませんか? 飲めない。グラスが、ボトルが空かない。


ごく一部の非常に非常に限られた造り手の自然なワインを除き、
ふたりで食事中に一本楽に開けられるアマローネなんて、ほとんど存在しない。

それなのにものすごく重鎮扱いだ。
イタリアを代表する赤というようにいわれてしまっている。

 

Amarone_2  

本当に、すみません。私、アマローネが好きなんです。今は親しくお付き合いさせて頂いている道草さんやマサさん、O嬢、M山屋社長さんたちとのワイン会に最初にお呼ばれした時に持ち込んだのも、アマローネでしたから。

初めて味わったのは、札幌の円山西町に住んでた当時、ご近所さんだったジュウリオのリストランテ「リグーリア」で。ワインリストにあるのを見つけて「これ、飲んでみたいっ」と言うと、「う~ん、これに合う料理作るの、大変ね~」とジュウリオがぼやいていたのが、ついこの間のよう。「まだ若いワインだから」と言って、でっかいカラフェに移してブンブン振り回し始めたのが、すごく印象に残ってます。結局、二人で1本、空けて堪能しました。

同じワインを購入しようと探したら、レストラン向けにしか卸されてないのが判り、代わりに購入したのがマァジのアマローネ。

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あまりワインを飲むことのない会社の同僚達を(札幌の)拙宅に招いて振る舞った時も、みんな「これは美味しい!」と 口をそろえてました。そうでしょう!

だから、モンテ・ダッローラやカ・ラ・ビオンダのアマローネも、とても気になっているのだけど。どうなんだろう。

ところで、アマローネが好きな人、釧路近郊にはいるのかな? 誰かといっしょに開けないと、一人じゃやっぱり、余ろーね(笑)

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ジュウリオからのメール

Giulio_v

INTERNATIONAL DAY of Italian Cuisines                           

イタリア料理の国際日 by itchefs

本物のイタリア料理を世界に広めるために設けた日です。
itchefsは世界各国で活躍するイタリアンシェフの団体です。

http://www.itchefs-gvci.com/

GVCI(Virtual Group of Italian Chefs)によって形成されています。

当店のシェフ ジュウリオ ヴィエールチもメンバーの1人です。

今日、イタリア料理は世界の各地で愛され食されていますが、簡単に自由に料理され、その多くが伝統あるイタリア料理のレシピ、そして技術を無視し、名前だけのイタリア料理になっている事にGVCIのシェフ達は警告を鳴らし本物のイタリア料理を広めるために立ち上がりました。

今回のテーマは「RISOTTO ALLA MILANESE リゾット アラ ミラネ-ゼ」

ミラノ風リゾットです。昨年のテーマ(スパゲッティ カルボナーラ)に引き続き、世界中で最も人気のあるメニューの1つです。リゾットといってもたくさんのメニューがある中で、このメニューを選んだのには理由があります。

この「リゾット アラ ミラネ-ゼ」のレシピは その名の通りミラノの小さな谷あいの町で生まれた伝統ある料理ですが、このレシピこそが今日ある多種あるリゾットの父であり原点であるからです。高級食材とされるサフランのオレンジイエローのカラーは約束です!
この機会にぜひ、リゾットの原点 リゾット アラ ミラネ-ゼを食べにいらしてください。

今回のこのイベントは下記のイタリアンレストランにて同時開催されます。

オッフィチーナディエンリーコ 表参道−東京
Officina di Enrico Restaurant, Omotesando, Tokyo,
シェフ ポッツィクリスチャーノ

チンクエセンシ 神戸レストラン 西の宮市
Cinque Sensi Kobe Restaurant, Hagoromo-Cho Nishinomiya-City
シェフ ロベルチ マウリツィオ

アルマーニ リストランテ 銀座−東京
Armani Ristorante,   Tokyo
シェフ トランケーロ アンドレア

ワインバージュウリオヴィエールチ 中央区ー札幌市
Wine Bar Giulio Vierci, Sapporo
シェフ ヴィエールチ ジュウリオ

 

Giulio Vierci  ジュウリオ ヴィエールチ

Wine Bar Giulio Vierci
札幌市中央区南3条西4丁目シルバービル2F
Tel.  (011) 271-5923
http://www.giuliovierci.com

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文は人なり、ワインはブドウなり

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夕方、仕事が終わってから春採のコーチャンフォーへ出かけ、リアルワインガイドを購入。読みながら冷蔵庫に入れっ放しになっていた王冠止めの四恩醸造「クレマチス」’07をシュッポンと開けて飲みました。一応これ、甲州種から造った「白」ワインらしいんですけど(笑) 、しっかりオレンジ色。無濾過ということで、オリもごっちゃり有ります。発泡、ゴクゴク飲める「飲み心地」の良さ。

リアルワインガイドには、札幌にあるワインショップMaruyamayaの店長サノヨーコさんのエッセイが連載されていて、これがとてもいい「読み心地」。文にリズムがあって、流れるよう。まだお会いしたことは無いんだけれど、すごい才女なんだろうな、きっと。

Maruyamayaのワイン紹介メルマガもそれなりの頻度でサノ店長さんが書いていて、商品説明部分の文章はとても怜悧明解。対照的にそのマクラに相当する導入部がメチャ脱力系で、読んでて吹き出してしまうこと多々。ワインを購入しなくても、メルマガ読むだけで楽しいです。無料なので、ご一読あれ。ほぼ週刊のメルマガの名は「ほぼ日刊まるやまや」(笑)

 

Kang_book_chart

ところで、コーチャンフォーの新書売れ行きで、2位と13位に姜尚中の編・著作がランクインしてました。私にはヨン様ブーム以上の驚き! どうして今、この本が読まれるんだろう・・・

Kang_book

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クラテッロ

Culatello

昨年末、和商の吉岡さんで目にした見慣れぬ生ハム。パッケージに何も書いてなくて、ワインのつまみにいつも購入してるお手頃プロシュート(プロシュット)とは明らかに違うし、カウンターにデンと鎮座してる原木ハモンイベリコ・ベジョータとも違うので、何だろうと思っていたら「クラテッロですよ」と教えていただきました。

 

喰らってろ? グーグるとこの本に詳しく紹介されているとのことなので、さっそくAmazonで購入。訳者が、美人でワインの優良インポーター代表のようなラシーヌの合田泰子女史だというのも気に入って(笑)

Treasure_italian

さて、アンティパスト(前菜)の皿には、バラ色がかった羊皮紙のような、微妙なかげりのある肉の薄片が、同心円状に並んでいる。プロシュットに違いない。「いや、クラテッロです」と、訂正する主人。驚き入った沈着さで、自分の身体の後方下部を掌でそっと叩いて、「ここからのものです」。その当時、上品な人たちの面前で、「お尻(クーロ)」なんて言葉は口にすべきでなかったが、あらためて問い直すまでもなく、語源の察しはついた。プロシュットよりいっそう柔らかで、感触はもっと優しく、風味はずっと豪勢だ、と主人は請けあった <1997年発行の同書 p.198より>

太ももを使う通常のプロシュートと異なり、もっとも肉付きのいい謂わば尻肉から作られ、熟成もけっこう怪しげな環境で行われるらしく、「伝統的」な製造法は行政指導で禁止されているとのこと。それゆえ、古来の本物はヤミで作られて消費され、行政指導に従い衛生面に配慮した「製品」のみが一般市場に出回っている由。

あまり味覚が鋭くない私でも、プロシュートと違う独特の熟成香や旨みははっきり感じました。クラテッロ、特に「香り」が決め手のようです。

 クラテッロの秘密(YouTube)

Culatello_aliens 熟成中の様子、エイリアンの卵がびっしりと産みつけられた宇宙船内を思わせ、確かにアヤシイ雰囲気です(笑)

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コチュジャン

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実家からトッ(トックに使ったお餅)といっしょに届いた辛子味噌。韓国産の唐辛子と麹、その他もろもろで造る、母の自慢の自家製。まさしく手前味噌(笑) 熟成中はマメにかき混ぜないと美味しくならないらしいのだけど、かき混ぜ役の父の体調がイマイチだったこともあり、妹に言わせると「今年の出来はイマイチ」らしい。

同梱されてた薄味煮込みの牛スジを、エリンギやピーマンとともにコチュジャン炒めに。妹よ、どこがイマイチなんだ?! 涙が出るほど、うまい・・・

Kochujan_2

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トック

Tokku

韓国のお雑煮。もち米じゃなくて、うるち米のお餅なので、スープ仕立てで食べるこの料理「トック」はつるつるシコシコ感があり、私のソウルフードの一つです。

昔はソーセージみたいな棒状の餅を母が力を入れて切っていましたが、いまはスライスされて脱酸素パックされたものがほとんどのよう。実家から送ってくれたのもそう。

Sliced_tok

妹から秘伝のテキトーrecipeを、さらにテキトーにして作りました(笑) 

Tokku_recipe

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年末年始の独り飲み

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年末はイタリアワイン、年越し前後はフランス。みんなそれぞれ美味しかったのだけど、最後に飲んだルイ・シュニュのサヴィニーが心にすぅっと入ってきて、私にとっての「これぞブルゴーニュ」。マサさんに教えてもらったジャッキー・トルショーに通じる苺味系ダシ汁の旨み、しみじみ感で、いっぱい。

一番右は、ないしょのソーテルヌ・チョコ(笑)

 

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滑り初め

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ずっとゼイタクな食事ばかり口にしてゴロゴロしてると、4日からの仕事に対応できなくなりそうなので、職場復帰に向けスノーボードで体を動かすことに。穏やかな釧路市内と違い、阿寒湖畔のスキー場は天候不順、でもふかふかの新雪がたっぷり。

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リフト券売り場に行くと、こんな張り紙が

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年・月は問わず、日にちさえ合ってれば1日券が無料らしいです。でも先着3名限定だし、もう昼過ぎだからダメだろうなぁ、と思いつつも「2日生まれなんですが~」と申し出の正当性を証明すべく免許証を差し出すと、「はい、どうぞ」

うわぁ、1日券ゲット! 今年の滑り出しは、上々!!

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手書きの○にBが、バースディ・プレゼントの印らしいです(笑)

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リフトは待ち時間ゼロ。ゲレンデで見かけるのは、ほとんどが若いボーダー。ちょっと前の新聞に「ブームになった映画『私をスキーに連れてって』世代の両親達が子供とともにスキー場に戻ってきている・・・」と書かれているのを読んだけど、ここ阿寒はまだ(?)かな。

 私をスキーに連れてって

当時は、こんなシーンが日本中のスキー場で・・・ (一部誇張あり)  私もまだボードに転向する前でスキーをしていた頃です。懐かしくて、1~5まで全部観てしまいしました(笑) 

 

さて、短いコースを数本滑走しただけでへろへろになり家に帰ってきたら、空気の澄む今の時期に特有の、遥か十勝連峰を影絵にする夕焼けがベランダから見えました。

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今日の正月スペシャル夕飯メニューは、イクラどんぶりと野付産特大天然ホタテのバター醤油ソテー。どちらも北釧水産さんの特選品!

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賀春

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 吉田拓郎   春だったね ♪  (演奏開始2分17秒ごろの表示映像)

 

年が明けた今日になって年賀状を書き始める。今は会津若松に住んでいる高校時代の恩師から賀状が届いたので、ちょっとアセッて。

恩師の賀状添え書き、「教えることは難しい。極められぬままに定年を迎えそうです。年男です。“モー”じゃ、最後まで頑張ってみようと思う。」 

去年、地元の短大で非常勤講師をやっている、と書いたことへのreply。新卒新任で僕らのクラスを受け持った兄貴のような英語教師でした。浪人中、個人的にお願いした英作文の添削指導、面倒な顔ひとつせずビッシリ赤ペンで直してくれたっけ。今ごろ感謝の念がフツフツと。お礼を言いに行かなきゃいけないなぁ・・・

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