冬場のワイン購入
北海道で今の時期にネットショップからワインを購入する時、凍結によるビンの破損やワイン自体の凍害(過冷却による変質)を防ぐためにクール宅急便(冷蔵)を指定して送付してもらうのは常識になっていますよね。
でも、この宅急便の温度管理、けっこうアヤシイんです。仕事上で確認する必要があり、精密な温度モニターとデータ・ロガーを装着した荷物を厳冬期に釧路から東京まで「クール便(冷蔵)」指定で送ったことがありました。結果、判ったことは主要都市部、主要都市間の温度管理はほぼ完璧、しかし主要都市から地方都市、郡部への移動中の温度管理はかなり悲惨ということ。
例えば、札幌-釧路間では途中の「帯広ベース」で荷物の仕分けが行われる数時間、外気温-16℃の状態で放置されていました。「クール便指定」でこれですので、通常便の扱いは、推して知るべし。全国的に派手な宣伝と店舗展開を行っているワインショップ、エ○テカなんかはボルドーのグランヴァンでも普通のダンボール箱に裸同然で詰め込んで送ってくるので、私がここから購入することはもうありません。
対照的なのが、時おり利用させて頂いている埼玉の個人ショップ。1本千円程度のデイリーワインでも完璧に梱包してくれるので、ワインへかける情熱がとても強く感じられます。いざ、開梱すると「ここまで徹底してやるかぁ~」と呆れたくなるほどなのですが(笑)
このショップ独自の本包装の保温効果(夏場も冬場も)は、雑誌のリアルワインガイドの実験で既に立証されています。最近あまりワインを購入してないのでご無沙汰してるのですが、今の時期にはこういう梱包をしてくれるお店から購入したいです。
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