another very STELLA MALIS
鈴木シェフが1993年に釧路でフレンチレストランをオープンした時、自分のお店の名前として選んだのは小田原で名をはせた吉野建の‘Stella Maris’でした。その時点では、吉野建は再渡仏していて小田原の‘Stella Maris’は既になく、後に開店してミシュランの星を獲得するフランスの‘Stella Maris’もまだ存在していません。38歳だった鈴木シェフが未開の地、釧路に唯一の‘Stella Maris’を築こうとした意気込みが感じられます。
お店の看板の意匠は小田原‘Stella Maris’のものに、あやかったそうです。この15年間、鈴木シェフはまぎれもなく自分の、正真正銘の‘Stella Maris’を続けてきました。私があらためて言うまでもなく、釧路ワイン会のメンバーはその素晴らしさに心から感謝しています。J&S氏達が最後の客だったのは、なんとなく象徴的で、うれしい。
釧路ワインを楽しむ会世話人さん撮影
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