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啄木の街

Ice_candle

ここ数日、釧路はとても寒く、今朝の気温は-12.6℃だったそう。そんな中、歌人の石川啄木が釧路に新聞記者として着任したのが100年前の1908(明治41)年1月21日、ということでそれを記念したイベントや地元マスコミの特集などがこのところ目につきます。2日前の21日に南大通りで行われた「啄木・雪あかりの町・くしろ」のアイス・キャンドル1600個飾り付けもそのひとつで、見物に出かけたのですがあまりの寒さに閉口し、早々と退散してきてしまいました(笑) で、上の写真は職場の玄関に飾ってあるものを今日の帰りに撮ったもの。「偽装!」と言われても弁解しません(笑)

啄木が釧路停車場に到着したのは午後9時半ごろとのことで、

 さいはての駅に下り立ち

 雪あかり

 さびしき町にあゆみ入りにき

 

との心境だったらしい。でも、こっちの句の方が実感ありあり

 

 吸ふごとに

 鼻がぴたりと凍りつく

 寒き空気を吸いたくなりぬ 

 

Takuboku これで飲むのがアイスワインなら、それらしいオチになるのだけれど、ぜんぜん関係の無いコート・ド・フランです・・・

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コメント

啄木の街、実のところ私には釧路に来る前に4年間住んでいた函館の方が、そう呼びやすい感じです。函館時代に詠まれた歌で好きなのは

函館の青柳(あおやぎ)町こそ かなしけれ
友の恋歌
矢ぐるまの花


函館、釧路とも放浪時代のことなので、2~3ヶ月程度しか滞在していなかったんですね。なのに作った短歌と艶聞は沢山!(笑)

投稿: ユンボギ | 2008年1月23日 (水) 21時24分

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