居心地のよい距離
14:29 大楽毛(おたのしけ)の工場にて
英語に at arm's length といって、腕を伸ばした距離に、(なれなれしくしないように)距離を置いて、という意味の表現があります。だから arm's length friend というのは、そばにいるので親しいように見えるけど、決してその距離以内には近寄らせない友人のこと。友人に限らず、よほど心を許した人じゃないと、この至近距離では誰もが相手に違和感を覚えてしまいます。 エレベーターで定員近くまで乗り合わせた時に感じる息苦しさは、望まずにその距離を侵されたことに起因する、と何かの本に書いてありましたっけ。
なので、魚粉飼料工場の上を群れ飛んでいる海鳥たちが工場の屋根に降り立ったとき、ものの見事に at wing's length で並んでいるのを見て、お前たちもか!とちょっと驚きました。
反対に、親しくなりたいと思うなら、その人の arm's length の中に自然に入っていけばいい。それがとても自然にできるのがビストロやバーのカウンターで、私がテーブルよりカウンターが好きな理由はそこにあります(笑)
シャーデー
| 固定リンク
コメント
同感、カウンターの居心地が良いお店って、人には教えたくない隠れ家ですよね。でも今度ユンボギさんのお勧めの場所教えてね。
投稿: やまちゃん | 2006年11月12日 (日) 20時10分
やまちゃんとなら、南3条西4丁目の西行き一方通行に面した「高砂屋」のカウンターで焼き魚をつっつきながら、って感じかなぁ(笑)
20代の頃にずい分通ったお店です。
追伸:送ってもらった「牛マトリックス」と「雪山は招く」ムービーファイル、爆笑しました。どっから手に入れたんやら。
投稿: ユンボギ | 2006年11月13日 (月) 00時13分