そで振り合うも多生の縁
前回の札幌行の帰りのJRで読んだ3冊のうちのひとつ。選択肢の多い幅広い職業の「料理の仕事」を、それぞれの第一線で活躍中のプロ16人が紹介している、とても興味深く楽しい本です。もともと私は、その道のプロフェッショナルが一人前になるまでの実体験を自ら書いた本が好きで、その手の宝庫ともいえる岩波新書を学生時代に愛読していたのですが、ジュニア新書のこの1冊も、その流れのうれしい本です。
釧路に来て間もない2003年秋、釧路全日空ホテルで開催されたマッカリーナのシェフを迎えてのイベント。コーディネイトしたのが釧路ワインを楽しむ会の発足当初からのメンバーだったこともあって、ワイン会に参加し始めたばかりの私にも声をかけて頂き、出席しました。そこに来られていたのが加茂文彦氏。今回この本を読んで、初めて氏の経歴の凄さを知ることになりました。氏の名刺は、会がお開きになった後、場所をスカイラウンジに移し、有志で2次会をした時に頂いたもの。私のような者にも気さく、かつ丁寧に話しかけてくださって、その時はそんなに偉い方だとは全然思いませんでした。 今になって、冷や汗が出てきます(笑)
ピノやまちゃん、勝手に報告書を引用してしまいましたが、不都合があればお知らせ下さい。すぐ対処します。
そで振り合うも多生の縁(振り合うは互いに触れる、または互いに振るの意。「多生」は「他生」とも書く) 道行く知らぬ人と袖が触れ合うことさえ宿縁による。即ち、ちょっとした出来事もすべて宿世の因縁によるという意。〔広辞苑第二版補訂版〕
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