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衣食足りて礼節を

Kogomi_cheese_and_bread  

知る、と言います。友人から「ブログ、食べ物のことばっかり」とスルドク指摘され、しばらくはブンガクやオンガクなどのゲージツに邁進しようと思ってました。Ultraman_kero でも、やっぱりおいしいものを頂いてしまうと、礼節は遥か銀河の彼方、ウルトラマンの故郷M78星雲まで飛んでいってしまいます(←なんと故郷は誤植で決まってしまった・・・)。長い前置きは、これまで。 

釧路ワイン会の世話人さんから実家の手作りパン、季節の山菜コゴミ、秘密の農家手製チーズを頂きました。パンは玄米が入っているんでしょうか、皮がパリパリでとっても香ばしく、身はモチモチとしてすこぶる美味です! チーズ2種のうちカマンベールタイプはまだ早いということで冷蔵庫へ直行、セミハードタイプは酪恵舎のテネレッロに似た味わいでワインのお伴に。コゴミは白バルサミコビネガーとEXVオリーブオイルで和え、塩もちょっぴり振ってやはりワインと。どれもとっても美味しかったのですが、とりわけ実家のお手製パンがメチャうまでした。ご自身も必殺パン焼き人である世話人さんが、わざわざ実家からセシメテきてくださっただけのことがあります。こんなパンを自分でも焼けるようになったら、私も礼節を語れると思うのだけれど。

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シュリ

Shuri  

1999年製作の韓国映画。韓流映画ブームはこの作品から始まったとの評価があって、私もそうだと思っています。函館シネマアイリスでの封切時には2度見に行きましたし、VHSビデオが出たら買いの、DVDが出たら買いのと、追っかけまっしぐらでした。出演しているハン・ソッキュソン・ガンホチェ・ミンシクといった実力派俳優の名前が今でこそすんなり出てきますけれど、この映画を観た当時は誰が誰やら区別がつかず、ちょっとアセリました。上映開始から最初の5分ほどはかなりショッキングなシーンが連続して正視できない時間が過ぎるのですが、そのあとはテンポ良くハラハラどきどきが続き、そしてあまりにも悲しいクライマックスへと向かってゆきます。日本では絶対作られることのない映画でしょう。Shuri_ending

エンディングで流れるのは

キャロル・キッドの

 When I dream   ♪

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シーズン最後のミルクラム

Stax_invitation  

STAXと酪恵舎共催のイベントで、ここでは生産者の方から直接話を伺えるのが楽しみのひとつになっています。6月のボーナスを前倒ししてのゼイタクは、これで当分打ち止めです(笑)

ちょっとピンボケになってしまった子羊の頭

Stax_milk_lamb_head

ミルクラム尽くしで6種類の料理が供されましたが、タタキなどあっさりめの料理はすぐ手が出てしまって、写真を撮れたのは味付けがはっきりしたのものばかりです。

Stax_milk_lamb_2Stax_milk_lamb_3

マスターがカウンターでラックの最後の仕上げをしています

Stax_milk_lamb_1

Stax_milk_lamb_rack

井ノ口さんが用意した食べ頃4種類のチーズの美味しさと熱い語りもいつも通り(笑) 本当に楽しい会です。ちなみに、井ノ口さんが「いま、日本で一番良い状態でチーズを扱っているのはここ!」と言っていたのは、ここですね?! 特に、マイルドな羊の青かびチーズ、みんなも絶賛でした。ただし「ここの店主は相当な偏屈だから・・・」と井ノ口さんが言っていましたので、万が一にも購入を試みられる方は覚悟してくださいね(^^)

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白乙一

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集英社文庫「平面いぬ。」所収の『石ノ目』と、「夏と花火と私の死体」を読んでみて自分の好みは後者の黒乙一じゃなくて前者の白乙一だな、と。「天帝妖狐」など黒も読ませてくれるのだけど、切ない読後感の白に個人的には軍配を上げてしまいます。で、人間性を誤解されてしまいそうなカヴァーの文庫本にまで手を伸ばしています。Saibara_jokyo写真の2冊に入っている「手を握る泥棒の物語」や「Calling You」が好きですね。 未来の自分が、ひとりで不安の中にいる過去の自分に向かって「大丈夫。心配ない。」と言ってやれたら、どんなにその時救われることか。西原理恵子のマンガにも、お昼をいつもひとりで食べていた学生時代の自分に向かって、アンタの将来そんなに暗くないよっ、て話しかけるシーンがあるけれど、そういう「震える弱いアンテナ」を持っているひとが、今の世の中にもっと必要なんだと思う。

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茶路のミルクラム at ガストーラ

Gustora_milk_lamb

すっごいボリューム! 大皿からあふれんばかり。これ、全部いただいちゃいました。同じ部屋でいっしょに仕事をしているマシュマロマンほか、おいしいものに目が無い会社の同僚と4人で、地元ならではの季節の食材「茶路めん羊牧場のミルクラム」を楽しみに安藤シェフのガストーラへ昨夜伺いました。

 

お魚料理は、タカノハとイシモチのカルパッチョ仕立て

Gustora_fish

海釣りを昔ちょっとだけかじった者として一度は釣ってみたかった魚を、まとめて味わえました(笑) 

 

そしていよいよミルクラム。まずはこれを、ということで胃袋を芽キャベツとともにモンゴルのピリ辛ソースで

Gustra_milk_lamb_2

フレンチでは珍しいですよね、辛味のあるお料理は。羊飼いならぬ羊食いの安藤シェフらしい一品。ワインが進んで大変、と言いつつみんな大喜び。

 

メインのロースト! いろいろな部位の食感を楽しむように噛みしめながら。テーブルを囲んだ4人、料理を味わうのに夢中になって会話が無くなってしまいました(笑)

Gustora_milk_lamb_main

好みで特製のソースをかけたり、マスタードをちょっと付けたりと、あれこれ試しましたが、とにかく旨い、美味しい、幸せ。

 

デザートは、羊のミルクでつくったアイスクリーム。どこの羊かはナイショだそうです。

Gustra_sheep_milk_ice_cream

ミルクそのものにナッツの香りがあり、ナッツをアレンジしたとのこと。アメリカンチェリーの酸味と絶妙のコンビネーションでした。

 

ワインは珍しいイルレギーの白、マディランの赤をシェフがお勧めしてくれて、料理がいっっそう味わい深いものになりました。

Gustora_herri_mina Gustora_madiran

今回初めて、マダム安藤のサーヴィスを受けられたのは特筆すべきことかな(笑) シェフと企画中の楽しい催しのお知らせ、首を長くして待っていま~す。

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ミカンが実る頃

Ai_miyoko 1973年のスマッシュ・ヒット

懐かしさタップリの正調青春歌謡、当時私は高校生でした。

今も現役のジャズ歌手として活動されていて、この方の home page の Recently events は必見です。ナベプロ50周年記念パーティでのショットはびっくりもの。特に奥村チヨさん、いくつなの?という感じです。

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フレンチレストラン カザマ

Kazama_madam

今回の札幌滞在最終日、ランチを頂きに10数年振りに伺いました。とにかく、マダムのたおやかなサーヴィスにうっとり見惚れて、聞き惚れてしまいました。正午に入って3時までおジャマしてしまったほど、心地よい雰囲気のあるお店です。大人になれてよかった、とつくづく思いました。

頂いたスペシャルランチのメインは、実は鶏があまり好きじゃないというシェフが惚れ込んだ十勝中札内の地鶏を使ったもの。見ただけでも美味しさが判るでしょう?!

鶏ささみとタラバ蟹のキャベツ包み蒸しKazama_lunch_main  

いつもは立ってもらったままでしか会話ができない、グループ のスタッフの方たちと、ゆっくり座ってお料理と会話を十分に楽しませていただきました。あらためて、風間シェフ&マダム、ありがとうございます。

Kazama_1  

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5月21日(日)夜 さっぽろ

プロヴァンサル キムラ ワイン会

Kimura_wine_0  

いつもの落ち着いた雰囲気,、とはちょっと違うメンバー18名Kimura_birthday_couple でのワイン会。若い人が多いのに男女の席が別々だったせいか、邪念が渦巻いていたような(笑)  誕生日の方が2名いらしていて、いいムードのところを記念撮影。どうぞ、お幸せに! 

それにしても、木村シェフのお料理とマダムが用意してくれたワインの素晴らしさ。個々の邪念は置いといて、しっかり楽しまなきゃ皆さんもったいないですよ~。

美深産ミルクラムのもも肉の丸ごとローストKimura_milk_lamb  

ミッシェル・グロ 2001Kimura_wine_1

 

 

ひとり二次会 ビストロ カワサキ

Kawasaki060521sakura

グラスでシャンパンを頂きながら、サクラマスのスモークを。他のお客さんが頼んだフランス産ホワイトアスパラのローストが美味しそうだったので、私も思わずお願いしてしまいました。地鶏のレバーと砂肝のソテーが添えられています。さすがにお腹いっぱい。Kawasaki060521aspara

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友あり、遠方より来たる

Mr_michikusaとっても不思議な方です。知る人はみんな知ってる、道草さんです。ワインに関して私には雲の上の存在のような方なのに、席を共にするとそんなことを微塵も感じさせず、ワインを楽しむ和やかな空間をふわっと造ってしまいます。20日土曜の夜、札幌のレストラン ラ・サンテでのワイン会にお誘い頂き、ありがたく出席してきました。道草さんの誕生日から間もないこともあり、そのお祝いを兼ねた会です。同席されたのは、ワインを骨まで愛して(ふっ、古い・・・)やまない方たちばかり。皆さん飲んべえなのに、 実にスマート! ワインを楽しむ理想形を体感させていただきました。11名でマグナム2本を含む11本のボトルが開けられ、高橋シェフの料理とともにおいしい時を幸せに過ごしました。Takahashi_chef_1

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悲しみの水辺

Karla_bonoff  

  The Water Is Wide  by  Karla Bonoff

 YouTubeバージョン ← 2009/07/21追加しました

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愛食フェア&ワインガーデン

20日(土)、気持ちよく晴れた札幌で開催された2つのイベントを覗いて来ました。Love_food_sapporo_1

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道庁前の愛食フェアは「地産地消を進め、生産者と消費者のつながりを深める」のが目的の催し。札幌が去年から先行していますが、今年は道内16ケ所で拡大開催とのことで、道東地区では別保公園での6月17,18日が最初となるようです。道庁前広場は桜が満開で、写真では判りにくいですが良い天気のせいもあって人出でにぎわっていました。私が出かけた昼過ぎの時間帯は野菜などよりも、チーズやその場ですぐ食べられるものに人気が集まっていました。釧路から出店していた「さんまんま」はなんと2時間待ち!

Love_food_sapporo_3

Love_food_sapporo_4_1

そして、大通り公園ではライラックワインガーデン。道産ワインがグラス1杯500円で楽しめる催しです。

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公園の水場のほとりで味わうワイン、健康的でいいです(笑)

Lilac_wine_garden_4

私のお目当ての山崎ワイナリーのものは、早々と売り切れ!Lilac_wine_garden_5_1

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とにかくライラックがきれいで、「ワインは外で飲みたい」気分を盛り上げます。

Lilac_pinc  

Lilac_white

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つくづくし

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釧路に来て初めて、今日ツクシを見ました。3年間気付かなかっただけなんでしょうけど、徒歩で通勤するといろんなものが目に入ってきます。お昼の気温は18℃。釧路ではこれは、ほとんど夏の気温です。

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時代は変わる

Bob_dylan  

晴天のヘキレキ。多少とも歴史的経緯を知っている者にとって、昨日の新聞の第一面報道は大きな驚き。あまりにも対立が長かったから。うねりがこのまま良い方向へと動くことを、せつに願います。

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もうひとつのPUFF

Susukino_puff カメのオールナイトニッポン聴いて以来、「嗚呼!なつかしの青春ソング」ブログのようになってます。私の中学生時代は福島県の片田舎で過ごしましたが、フォークブームだった当時みんな学校へギターを持ってきて、My_yamaha_folk_guitar Semihard_case_1 ピート・シーガーの「ひとりの手」なんかを合唱(合奏)したりしていました。札幌での大学生時代、ススキノにあったライブハウスPUFFでコークハイを飲みながら色々なフォークソングを聴きました。自己流で覚えたギターは中学時代以来ヘタなままで、弾くと周りはさっとヒキますが私自身はそれなりにヒタッテしまいます。フォークソングは、やめられまへん。

PUFFの楽しいアニメーション こちらでどうぞ!

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ラジオから流れるメロディー

Carpenters_1

♪ 昨日・・・

♪ ささやき

♪ If I could

♪ 天国のドア

♪ いつ?

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カメのオールナイトニッポン

Kame_returns  

 

 

 

 

 

 

PUFF (PP&M)

Come Together (The Beatles)

今日までそして明日から(吉田拓郎)

ラジオっていいな」(カメ)。

同感、久しぶりにAMラジオをしみじみ聴きました。

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メルシャン

Mercian

家での晩酌再開記念の1本目として選んだワイン(右側)。肝機能検査値が正常に戻るまで家飲みは控えていましたが、Dsc01090 晴れてGPTが60を下回ったのを11日に確認できたので、お祝いで開けました。プロヴァンサル キムラでのワイン会で知り合ったM杉さんが、「おススメ」と教えてくれたものです。これを味わってて、つくづく思いました。自分はワインを飲んでるんじゃなくて、そのワインにまつわる思いやエピソードを飲んでいるんだな、と。M杉さんと出会わなかったら手に取ることがなかったワインだと思うのですが、「個人的に好きなアイテムなんです」という彼の言葉を思い出しながら、このJ-フィーヌを味わいました。写真はボトルが空になってしまう前にと、あわてて撮ったものです(^^) ちなみに左のボトルは釧路ワイン会世話人さんから、特別に還流して頂いたもの。しばらく開けられないかな。

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山に登りたい

I_wanna_climb ちょっと前の道新5月2日掲載。やっぱり、と勝手に思っちゃった記事です。経済活動には熱心だったけど、法を犯す気はさらさら無かったし、根っからの悪人でもない、そういう人なんだろうな、と想像してました。悪事を働いた実感があって、かつ反省の無い人間が「山に登りたい」なんていう訳ないし。私も山に登りたい、今年は。反省の無い人間だけど。

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第85回釧路ワインを楽しむ会

Yamagatasoba_desse 星一徹がチャブ台をひっくり返す直前(再掲)のようなアングルの写真になってしまいました。手前の料理は、山形産そばのトマトマリネ、知床鶏の肝添え。釧路ワイン会にはグルメで料理好きが多いけれど、不思議なことに「レバーが苦手・・・」というメンバーが少なくなく、このお料理はどうだったでしょうか。私はもちろん大喜びで食べました(笑)

二次会はSTAX。Haza_1Mr_pescatore  セレクションを担当されたペスカトーレさんを囲んでHAZAとともに、 はた坊さん、ねこぷんさん、M村さん、Nさんと、しばしワイン談義。ペスカトーレさんは自分の前回セレクト(第80回)と比べてどうだったか? が気になっていたみたいです。楽しければ何でもOKなんです! 世話人さんが言っていました。ワインは「嗜好品」だから、ひとそれぞれ感じ方が違って当然、と。大切なのは、ワインとともにある時間をどう過ごすか、ですね。

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ミルクラム

Tyaro_agneau

この写真はミルクラムじゃないで~す。Tyaro_salts先週のしらぬか山の恵みイベントで購入した茶路めん羊牧場のお肉です。岩塩とスパイス入りの赤い塩がおまけに付いてきました。200gずつ、それぞれのお塩だけで味わいました。

ミルクラム 入荷します! という案内を見かけるようなりました。ミルクラムを知ったのは釧路に来てから。2年前に朝日新聞の記事を読んで、へ~ぇ、こんなカッワイイのに食べちゃうんだー、でもおいしそう・・・・ と(笑) そして去年初めて、楡金シェフのところで頂きました。あまりに上品なお味で、私にはもったいなかったかな、と思ったほど。その後すぐ、今度はSTAXのワイン会で、武藤さん自らが豪快に料理し取り分けてくれたミルクラムを頂戴しました。こちらは私にもわかり易いおいしさ!でした(笑) 2年前の記事には年間10頭の限定出荷(茶路めん羊牧場)と書かれていますが、ジンギスカンブームの影響か、今年はわずか5頭だけだそうです。地元だからこそ頂ける貴重な武藤さんのミルクラム、私が知っている範囲で釧路で扱うところはガストーラさん、釧路全日空ホテル、バーSTAX、そしてもう1軒のようです。早い者勝ちですよ!(笑)

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Marc Anthony

Marc_anthony

1999年発売、マーク・アンソニーの同名CD。当時、新譜コーナーで試聴して、ジャケットのイメージとあまりに違う歌声に驚きながらも、1曲目から惹き込まれてしまいました。

When I dream at night ・・・・

このCDを聴きながらラテン系ワインを開けたら、絶対お・と・なのムードです(笑)

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連休明け長者

私は釧路でゴロゴロしていましたが、いろいろな方からお土産、差し入れを頂きました。やっぱり、自然の恵みを頂戴すると、とってもウレシイですね。 千歳にある田園倶楽部のトマトとジュース。トマトは身がしまってて、すごく味が濃いです。美味。Denen_tomatos

 

愛知の純米大吟醸酒とキンキ(別名めんめ、きちじ)の一夜干し。 それぞれ別な方から頂きましたが、示し合わせたように、もうピッタリ。幸せです。Beauty_sake

 

 果報は寝て待て。昔のひとが言ったそうな。

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しらぬか教本

Vital_media 5月5日の恵みイベントで手に入れたもの。左は、茶路めん羊牧場の武藤さんの絵本。絵そのものはスズキコージさんという方が描いています。ヒツジだけで衣・食・住+楽器をまかなう方法が、きわめて詳細に記された本。子供向けの体裁をとっていますが、ある種のサバイバル教本です。突然何らかの理由で文明が滅びても、ヒツジとこの本さえあれば生き延びることができるように書かれています。Master_mutohs_message ちょっと考えると、怖い本。武藤さんのメッセージ、ヒツジのように穏やかだけれど、重いです。農文協の「そだててあそぼう」シリーズ全60巻のうちの1冊で、定価1890円。

右の赤い冊子は、東京の地下鉄駅で昨年11月に配布されたフリーマガジン。酪恵舎がフルカラーで7ぺ-ジに渡って紹介されています。Cheese_masters Rakukeisha工房の保存分の1冊を分けて頂きました。

実際に「この冊子を見てきました!」という東京からのお客さんもいらしたそうです。師匠の井ノ口さんより女性の今さんの写真が大きいのは、ファッション性を大事にするメディアらしいところかも。恵みのイベントを最後に酪恵舎での研修を修了される今さんに、記念のサインしてもらいました。この後、イタリア語を勉強して、本場イタリアへチーズ修行、そして実家の那須の牧場でチーズ工房設立の予定になっています。まだ20代なのに、つくづく凄いと思います。

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ミルクをめぐる冒険

Goat_milk 昨夜、白糠のイベントを終えたマスターの慰労(?)に、STAXへおじゃましました。当日は準備で徹夜してたとのこと、確かにマスターの目、トロンとしていました(笑) ルロワのACブル98をいただきながら、最近の道東地方の地産地消の動きをマスターから拝聴。隣町、釧路町の別保公園でこれから毎週末、面白い企画が予定されているとのこと。釧路支庁をあげての取り組みになるそうですが、その事務局長を委嘱されたのが酪恵舎の井ノ口さん! より広い生産者のネットワークで道東を活気づけようとの意向。一生懸命、良いものを生産している人たちが、まだまだ沢山いるから。マスターがカウンターに取り出した山羊のミルク。中標津の乾さんというかたが作っているものだそうです。「バーの始まりは、カウボーイが寄るミルクスタンドだったんですよ」Goat_milk_2 同じく乾さんがつくる牛乳と飲み比べ。どちらも短時間の加圧高温じゃない、手間がかかる昔ながらのミルク成分にやさしい殺菌方法。 なめらかで、思いのほかすっきりした味わい。美味しい! スーパーに並べられるような量はとても造れないし、造ろうとも思ってないんでしょうけど、こういうミルクが当たり前に飲めるようになるのが、地域の本当の豊かさだと思います。Doshin20060506ev

昨日の北海道新聞夕刊の記事。アメリカの小中学校では健康のため、校内で販売できるのが「水、加糖していない果汁100%のジュース、脂肪分の少ない牛乳だけ」になるとのこと。これ、きっと脱脂加工乳のことでしょうね。本当に健康のためなんでしょうか、やることがあまりよく理解できません。

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バタアシ金魚

Bataashi_kingyo 寝る前に無料のGyaOシネマで見かけ、懐かしくてついつい最後まで見てしまった作品(封切は1990年)。ソノコ(高岡早紀)にひと目惚れしたカオル(筒井道隆)がただひたすら「好きだ!」と迫る物語です。筒井道隆は決して演技が上手いとは思えないけど、なぜか感情移入してしまう俳優のひとり。ここではお馬鹿で一途な高校生を演じています。とにかく若い!(当然か)。もっと驚いたのは、以前観た時には全く気に留めなかった共演者が、東幹久や浅野忠信だったということ。浅野忠信なんて、どう見てもひ弱なガキんちょでしかない。今の姿は全く想像できません。主人公がヒロインを好きだと言い続けるのは田中英光の小説「オリンポスの果実」も同じだけど、こちらはハッキリと happy end なのがいい。しばし10代に戻れるひととき。 この時の高岡早紀、ねこぷんさんにちょっと似てるかも。

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しらぬか山の恵み2006

Shiranuka7 ゴールデンウィーク恒例の白糠酪恵舎前広場で開催される特産品即売会。例年より1時間早めて10時からのスタートのはずですが、10時前にはもうたくさんの人出。私も負けじと、さっそく食べに入ります。今年初出店した居酒屋さん多良福のモッツァレッラぱりぱり焼き。どっちかっていうと揚げてる感じなんですけど・・・ でも、すごく美味しい。Shiranuka6 Shiranuka5 お店では出していないメニューだそうです。ちょっとコワそうな大将とキャンペーン・ガール(?)の取り合わせがいい味だしてました。 

本家の酪恵舎は定番のハイジパンとチーズ・フォンデュに加え、 ラクレットも。Shiranuka1加熱器(?)を操るのは初の正社員となったT君。後ろで井ノ口さんが見守っています。このイベントに来ると、イタリアチーズは料理して食べることで本領を発揮するんだな、とつくづく思います。そのままワインのつまみにしても美味しいんだけれど、加熱してトロッとさせると「旨い!」という感じです。STAXマスターのつくるマルゲリータやゴルゴンゾーラのピッツァもそう。一枚一枚手延べの生地を釜焼きですから、美味くない筈がない。私はひとりで2枚食べました。  Shiranuka2 Shiranuka3 あとどうしても食べなきゃいけないのが、茶路めん羊牧場の武藤さん手作りランチプレート。Shiranuka4トリッパにソーセージ、パンとクスクス、たっぷりの煮込みスープで1200円。 去年は購入できなかった精肉も、今回は売り切れ前になんとかゲットしました。それから、上茶路で本格的にブルーベリー栽培を手がける、エライ元気のいいあんちゃんも出現して、白糠の生産者のエネルギーは留まることが全くないですね。年々、隆盛になること保証付きです。Shiranuka0  

 

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エゾシカ街道

Yezodeer_trafic_accident_map 釧路開発建設部で作成して配布しているパンフレットです。エゾシカとの衝突事故、ホントに多いようです。以前、仕事で夕方から根室に車で向かう時、相手の方から「シカに気を付けて来てくださいね」と注意されましたから(笑) 明日は白糠酪恵舎前で山の恵み即売会があり、エゾシカ焼肉も楽しめますが、いらっしゃる皆さん、車の運転はくれぐれも慎重に!

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頭上にはいつも星空が

The_stargazing_year 星好きは、宇宙そのものに魅入られて星空を見上げるんです。決して、現実逃避じゃないですからね。その意味では、本の帯の惹句は×(ぺけ)なんですけど、著者が子どもの頃よく見上げていた星空に戻るきっかけとなったのが“9・11”だったということだから、仕方がないか・・・ 釧路ワイン会には世話人さんという筋金入り(?)の星好きがいますので、あまりうかつなことは書けません(笑) 世話人さんが道東で撮影した赤い低緯度オーロラの写真を見た時、まじ感動しましたから! これは、どこの国でもアマチュア天文家はおんなじだな、と安心?苦笑?させられる本です。裏庭に小さな観測小屋を建てるまでのエピソードが四季の星空とともに語られています。4月の章に百武彗星を見逃したことが書かれているのを読んで、ちょうど10年前、私が室蘭に勤務していた時、社内報の表紙をこの彗星で飾ったことを思い出しました。

Commet_hyakutake_1996

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
日本の百武さんが見つけたこの彗星はとても見事な姿を見せてくれて、世界中で話題となりました。 私の大好きな映画「踊れトスカーナ!」にも、庭で主人公達がこの彗星を見上げるシーン(ジャケット写真下部)が出てくるぐらいですから(笑) レイモン・チャンドラーの有名なセリフに「男は強くなければ生きてゆけない、やさしくなければ生きる資格はない」というのがありますが、星空のことを語れるというのは後者に入ると思っています、Il_cicloneなんて。 
 

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イタリアン Zuppa

Zuppa_cutlery 釧路でがんばっているリストランテ。あるブログに「釧路でスパゲッティじゃない(本格的な)パスタが食べられる貴重なお店」と評されているのを見かけました。確かに。じゅぅじゅぅ音がしながら運ばれてくる山盛りの鉄皿スパゲッティに慣れた釧路っこには、あまりにも上品過ぎる盛り付けと量ですが、どのパスタも深い味わいで食べ応えがあり、満足感はとっても大です。だから、ランチのパスタセットが人気のようです。でも、ここはパスタだけのお店じゃありませんからねっ! 何を食べてもおいしいです。職場の同僚ふたりから「うちの女房を美味しい店に連れてって」と頼まれた時も、ここを希望していると聞いて即、引き受けました。おととい、日曜日の夕方のことです。Zuppa_2 私はまだ鼻水ずるずるしていましたけど(笑) 奥さん達ふたりも、実は以前函館に勤務していた時の同僚です。みんな独身だった頃いっしょに食べ歩いた仲間が職場結婚して、釧路で再会しました。どちらも2歳のやんちゃ盛りの子どもがいるのですが、今夜はダンナが面倒見るからゆっくり息抜きしておいで、と送り出されてきたわけです。グラスでロエロ・アルネイスをもらって、まず乾杯! 前菜は旬のアスパラに半熟たまごとZuppa_1ハモン・イベリコの取り合わせ。 料理の写真はこれだけで、あとは食べるのと会話に専念。サクラマスのカルパッチョ、スカンピのパスタ(イカ墨練込)はもちろん、メインの黒豚のローストまで、旨いことこの上なし! 満腹、満足してお店で最後の客になったのを幸い、橋本シェフ、中野マネージャー、おいしい生ハムになってしまったイベリコ豚の前足とともに記念撮影。Zuppa_3

子育てに忙しい毎日をおくる二人には、のんびり過ごせた時間もごちそうだったようです。

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