読書日和
釧路は一日中、べしゃべしゃ雪が降り続けました。こんな日は外出せずに、のんびり読書するに限ります。ツン読になっている本を片付けることに決め、とりあえずと朝刊を開いたら奥田英朗のトンデモ精神科医・伊良部シリーズの第3巻の広告が出ていました。
とたんに読みたくなって居ても立ってもいられず、結局、10分ほど離れた郊外書店まで車を走らせることに。それにしても、この面白さはいったい何なんだろう。もう、最初の2ページ目で完全に物語に引きずりこまれてしまって。誰にでもわかる人物をモデルにしながら、「世間の目」と違った見方で再構成する。うまいなぁ~。直木賞をもらった前作の、じんわりハッピーな余韻を感じさせてくれる作風は、さらに磨きがかかってます。ひどい天気の中、本屋さんまで出かけた甲斐がありました。
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