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おいしい店とのつきあい方

Vpj_of_a_happy_eater おいしい料理を通して、自分が楽しく、周りのお客さんも楽しく、そしてお店のスタッフまで楽しく、みんなが幸せになる方法が紹介されています。書名はただのHow to 本のようですが、読み物として純粋に面白くて、ここ1年ほど何度も読み返してしまいます。ニューヨークのレストランでメグ・ライアンと同じぐらいピンストライプのスーツが似合うブロンド女性が著者に示したポーズ(p.105)、一度どっかで受けてみたい(笑) フォークやナイフの持ち方、とかじゃないレストランでの本当のマナーが数々の興味深いエピソードとともに満載の本。もともとは、「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されていたもの。好評で三冊目の続刊がでるようです。1冊目のこの本、食いしんぼの方におすすめです。

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ステラ マリス

Stella_maris_at_a_starry_night 翼よ、あれがパリの灯だ!
ちょっと暗い栄町界隈では、そんな風につぶやきたくなる店構え。炉端焼きが主流のこの釧路でよくぞ10年以上もフレンチ一筋で、と正直思います。格式ばらない普段着のフレンチレストランとして、そして釧路ワインを楽しむ会の例会会場として、欠かせぬ存在です。ずいぶん無理や我がままを聞いてもらっている気がします。シェフは私よりひとつ年上。料理や材料のことを話す時、なぜか照れくさそうにするのは熱いハートの裏返し?

釧路市栄町8-2    TEL  0154-22-9234

Lunch  11:30-14:00    Dinner  17:00-21:00  日曜定休

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日曜日たち

various_sunday 頭痛がないだけで、日曜日がこんなにハッピーだなんて。

げんき米Fさんから貸して頂いたこの本は、都会の日曜日に起きた出来事を描いた五つの物語からなる短編集。それぞれ独立した話を、小さな家出兄弟たちがカンダタの細い蜘蛛の糸のように結び付ける。金城一紀のGOのようにすらすら読める文体。でも軽くやり過ごせない。のっけの「エレベーター」。Sunday_events 誰かを愛するということが、だんだん誰かを好きになることではなくて、だんだんと誰かを嫌いになれなくなるということなのだと知り始めた定職の無い若い男。付き合っている彼女が「韓国籍」であることを偶然知ってしまったため、言おうと思っていた別れ話を切り出すタイミングを失う。世間でいうところの差別意識を自分が持っているとはこれまで思ったこともなかったが、こうやって、さっきまで言おうとしていたことを、その事実の前で反故にしてしまうのも、ある種の差別なのだろうか・・ とさらりと書ける感覚。さすが新鋭の芥川賞作家、というのはこじつけか(笑) 付き合う女性が替わるたびに相手の言うなりに職と住むところを替え、サンパウロまで行ってしまおうとする男が人生の輝きとは何かをおぼろげにも示す「日曜日の運勢」。Rolling stone gathers no moss. です。Ex_libris そして、希望のない物語はいやな私もすっきりページを閉じることができた、最後の「日曜日たち」。内容、装丁、Fさんの素敵な蔵書印、どれをとっても非の打ち所の無い本でした。

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めんめ&アンコウ

stella_dinner0603251 かめ&アンコウというDJがその昔、オールナイトニッポンというラジオの深夜放送をやっていました。その、かめさんを久しぶりに見たのが、ライブドアがフジテレビを買収しようとした時のニッポン放送の役員としての姿でした。ぜんぜん関係の無い話で始まりましたが、ステラマリスのお魚料理、おいしいです。chef_realized_me 訳あって、夜こっそりステラマリスのお店の写真をパシパシ撮っていたら、鈴木シェフに見つかってしまいました。朝からいやな頭痛があって、夕方ようやく起き出したところだったので、見つかったのを幸い、食事させて頂きました。トップの前菜は、手前からめんめのエスカベッシュ、パルマ産生ハム、にしんのマリネ。以前、ドンブのうずらを宙に飛ばしてお釈迦にしてしまったことをしっかり覚えていて、食べやすいようにとお箸をもってきてくれました。あの時のこと、金色夜叉の寛一のように、シェフもぜぇったい忘れないだろうなぁ・・・・  で、前菜のめんめ、にしん、寝起きの頭が目覚めるうまさ。なんかこれだけで満足してしまったけれど、まだこれから。stella_dinner0603252

アンコウのビネガーソース。間に大きなフォアグラがはさまっています。アンコウは身が厚くぷりっとした歯応え。好きな魚のひとつで、今夜出会えてうれしさ100倍。

stella_dinner0603253 阿寒ビーフの赤ワインソース。このお肉、生産者の持ち込みで料理を頼まれた時、シェフにお礼に置いていったという代物です。焼く前に見せてもらったら、すごい霜降り、降りまくり(笑) いいんでしょうか、私がいただいちゃって。ただ、お店の写真を撮りに来ただけなのに。ペリエだけで、ワインとともに味わえなかったのが心残りです。食べた分、「月がとっても青いから」を歌いながらあちこち歩いて、遠回りして帰ってきました。

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苦渋のダイエット

my_name_is_dango なんてことは、私の場合ありません。食べたいものを食べて、やせるようにします。要はトータルでどれだけカロリーを摂取し、消費したか考えればいいのですから。このお団子、昨日職場で頂いたものです。異動になる上司が釧路の名店から買ってきて差し入れてくれました。ちょうど会議に出るために来所していたerikorikoさんにも管理課の方が気をきかして用意してくれたのですが、なんと「粒餡はいいけど、こし餡はダメなの」などと理不尽なことを言い出して、「でも、1個だけ食べる」という所業におよんだ結果が、この写真です。同じアズキから出来ているのに、不思議です。およそ食べられないものがない私には、「偏食」というのが全く理解できません。もったいない、と思うだけ(笑)

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ザ・キングトーンズ

kingtones 昭和30年代に活躍した日本R&Bの草分け的(?)グループなので、下のハーブティーにコメントしてくれたerikorikoさんも知らないはずはないと思います。大ヒット曲のグッド・ナイト・ベイビーや、カヴァー曲のオンリー・ユーなど、サングラスをかけた丸顔のボーカルのかたの突き抜けるようなハイトーンがビミョーに心地よいです。

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おやすみグッナイト

good_night 昨秋、釧路の夢ハーブの会のイベントに出かけた時に購入してきたもの。その名も「ぐっすりナイトブレンド」。カモミール、レモンバーベナ、パッションフラワー、リンデン、レモンバーム etc.鎮静作用があり、眠れない夜に最適のブレンド、とのこと。これを飲むと私は、なぜかザ・キングトーンズのグッド・ナイト・ベイビーが、あのハイトーンが聴こえてきます。

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数学嫌い

a_function_doctor_loved 相手はアルバイト先で知り合った、電気工学の勉強をする大学生だった。物静かで教養豊かな青年だったが、二人の間に起きたことを受け止めるだけの度量はなかった。私を魅了した、電気工学についての神秘的な知識は何の役にも立たず、彼はただの愚かな男になって、私の前から姿を消した。ちょっと(かなり)長い引用。 男の子をひとりで育てている若い女性と、記憶障害をもつ老数学者の淡くとも確かな交流の記録。文の中に散りばめられた数式や、阪神タイガースのエピソードはそれなりに興味深いけれど・・・・。 「私」とその息子、数学者が互いに相手を痛いほど気遣う。読者が女性なら感情移入がもっとスムーズなのかもしれない。義弟である数学者の後見人として登場していた未亡人の(真の)立場が明らかになってからは、微かだった違和感は増すばかり。私はただの愚かな男になって、本の前から姿を消した。

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ぶんたん その後

sugared_zabon  

 

 

 

 

 

 

 
頂いたぶんたんは、いわゆるザボンではなくて、土佐文旦という小型(といっても夏みかんぐらい)のものでした。ザボンは子供の頭ぐらい、とても大きいようです。All About に土佐文旦の皮を使った懐かしい砂糖菓子の作り方が出ていたので、残った皮でさっそく実行してみました。本当はママレードを作りたかったのですが、こちらは果実のほうも必要なので断念。

 

boiling まず、お鍋にいれて煮沸。沸騰したら皮を揉むように水洗い。これを3回(も!)繰り返します。 

 

  

 

immersing そして2日間(も!)水にさらします。これはどうやら、柑橘系の皮特有のきつい苦味を抜くためのようです。頃合いをみて、1cm幅にカット。

 

 

sugaring そして、皮と等量のグラニュー糖とまぜて、(また!)1日おきます。すごい量の砂糖を使いました。食べるのコワイかも・・・ なじんだところで鍋に戻して熱をかけ、皮が透き通ってきたら冷まして、最後にまた、グラニュー糖をからめて出来上がり(トップ写真)。

 

 
 
えらい労力と時間と砂糖を費やしましたが、味はいまいち。とにかく一切れ食べるごとに、砂糖をスプーンですくって食べてる気がしてきます。2個分の皮を全部使ったのに、3,4切れしか味わう勇気がありません(笑) 小さい頃は大好物だったのになぁ

 

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二胡に魅かれて

my_erhu

釧路道新文化センターで来月から開講されるひとつの講座が、とっても気になっています。それは、「はじめての二胡」。釧路に二胡教室ができるのをずぅ~っと待ち望んでいたのに、受講申し込みをためらっているのは、時間帯が月曜日の午後2~3時という理由だけではありません。これまで、なぜか弾き方を習おうとすると、かえって縁が遠くなってしまうのです。

最初に習おうとしたのは、まだ函館にいた5年ほど前。もとはバイオリンを教えていたという先生が、趣味が高じて転身した教室に入りました。週一のペースで(たった)4回通ったところで、私の札幌への転勤が決まり、中断せざるを得なくなりました。1年ほど経って、札幌でも初心者向けの二胡セミナーを見つけて出向きましたが、ここでもなんと通って3回目(!)に、釧路への転勤が決まってしまいました。もう釧路からは離れたくない、というのが受講申し込みに二の足を踏んでいる本当の理由です(ホンマかぁ~)。でも、いつか、これまで耳にした二胡の素晴らしい音色を自分のものにしたいと思っています。erhu_live

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肝臓は元気ですか?

remember_your_liver

とうとうレッドカードが出てしまいました。肝臓の健康度を示すいくつかの検査数値のうち、アルコール耐性の指標ともいえるγ(ガンマ)-GTPはこれまでも250を超えていたのですが、臨床的により大きな意味を持つただのGPT(ALT)が90.7とhow_high_gpt正常値をはずれてしまいました。 大学生の頃に初めて献血して以来、今日が135回目のはずだったのですが、事前検査で献血可能上限の60をオーバーしていることが判り、断られてしまいました。とほほ、です。原因は明らか。飲み過ぎ、そして運動不足による肥満。典型的な生活習慣病ですね。とりあえず1ヶ月の禁酒(釧路ワイン会例会を除く)と、職場への徒歩通勤(往復50分)で様子を見ることにします。みなさんの肝臓は元気ですか?what_is_gpt

 

写真は血液センターで渡されたパンフレットから 

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鮭とキャベツの蒸し煮

salmon_cabbage

10分で出来るという先週土曜日の朝日新聞の記事に惹かれてつくった今日の夕食メニュー。how_to_cook_salcab 春キャベツの緑色と鮭(缶詰)の身のピンク色のコントラストも味なのですが、甘みにひかれて色白の越冬キャベツを使ってしまったので、春らしさはいまひとつ。でも、十分おいしくて満足。とにかく、簡単。作りかたは、こちら。

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ららら アトム

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プルートウ」 巷の評判とたがわぬ、物凄い本。昭和39年に連載された鉄腕アトムの一話「地上最大のロボット」を本歌取りした物語。そう、まさしく物語。表紙のアトム(!)が人間らしく見えるだけじゃなく、登場するロボットたちがみんなそれぞれに深い悲しみや想いを抱いているのが、痛いほど伝わってきます。大量破壊兵器を除去し平和を維持するという名目で紛争地へ派遣されたアトムを含む高性能ロボットたち。しかし、実際には自分たちが破壊(殺戮)の当事者となってしまい、その現実が悪夢のようにメモリーで際限なく反芻され、「こころ」に深い傷を負う。その対極として登場する‘平和維持軍’を主導(首謀?)した某合衆国某大統領の、あまりにも「人間」らしい不気味さ。鬼畜、というより得体の知れない軟体動物に触れたような悪寒が、読んでいて背中を這い上がってきます。
人間の記憶ってのは便利なものでね。忘れるっていう機能があるんだ。つらい記憶をためこんでいくと、生きていられなくなる。・・・・・で、忘れるわけさ。だが、ロボットの場合はそうはいかない。」「おっしゃる通り、私はただの兵器です。敵軍のロボットを・・・ 私の仲間を何万体も破壊しました。何万人もの仲間を殺した記憶を、私の人工知能がリピートするのです。」「ピアノを弾けるようになりたいのです。もう・・・・ 戦場に行きたくないから・・・・ 」 浦沢直樹、とんでもない天才ですね。貸してくださった座敷ワラシさん、ありがとうございます。

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春は菜の花

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釧路の昭和にあるブロートバッハにパンを買いに行ったついでに、イオンの食品売り場に寄って来ました。そこで真っ先に目についた菜の花。香川県産です。体が緑色野菜を欲しているらしく、手がすっと伸びました。さっと塩茹でにしてベルトーニの白バルサミコ酢とオリーブオイルで和えて、砕いたパルミジャーノ・レッジャーノをトッピング。思いつき料理でしたが、なかなかいけました。とても簡単なので、春先のマイ定番にしようと思います。

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アスパラの花

yellow_flower 花の名前をまた教えてもらいました。右の黄色いのがガーベラ。左は形がアスパラに似た花です。おとといのワイン会で余ったワインを引き取りに、ステラマリスへ伺いました。全部で21本用意しましたが、2本残ったので参加者21名で19本を空けたことになります。まあまあの飲みっぷりでしょうか。stella_pork_spring

今日のランチのお魚は鱒とホタテのソテー。メインのポークは、鴨を使った赤ワインのソースでした。今日の釧路、お天気は小雨模様でしたが、ステラマリスの4卓はフル回転です。

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リンダ リンダ リンダ

bae_doona キネマ旬報で邦画部門6位になった映画。「スウィングガールズ」と同じく、音楽にノッて最高に盛り上がったラストを迎えます。ザ・ブルーハーツのオリジナル曲の霊験があらたかですけど、ボーカルのペ・ドゥナを始めとする4人の女子高生バンドメンバー役を演じる俳優たちが、やはりいいです。「子猫をお願い」で見せた切なさだけじゃなく、「ほえる犬は噛まない」やこの映画のようなコミカルな演技をさせたら、ペ・ドゥナは抜群ですね。軽音の顧問の先生役でザ・ブルーハーツのボーカル甲本ヒロトの弟や、「私は泣いています」のりりィが出ていたりして、脇役陣も楽しいです。観終えてつくづく思ったこと、「過ぎた者にとって、青春はまぶしすぎる」

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曹操二題

kanreki_memorial

職場の上司から還暦を迎えて自ら作成した記念カード(名紙)を頂きました。その裏面に印字されていたのが写真の漢詩?。その上司に意味を訊いても「ふふふっ」と不気味に笑うだけで教えてくれなかったのですが、ネットで調べたら三国志に出てくる曹操の言葉で、次のような解題でした。

老驥(ろうき)櫪(れき)に伏すも

志は千里に在り
烈士は暮年なるも
壮心は已(や)まず 

老いた駿馬は飼桶につながれていても千里を走る気持に変わりはないし、志のある人は年老いてもはやる心は抑えられない

この詩を詠んだ曹操の、その声を聴く機会が偶然にもつい最近ありました。正確には声色を聴いたというべきでしょうか。京劇俳優であるウー・ルーチンの京胡コンサートが3月8日に釧路であったのですが、その中で有名な京劇の登場人物のセリフを実演してくれたのです。さすが超一流のプロ! 朗々とした語りに、もう圧倒されてしまいました。京劇俳優養成所では56歳の頃から壁に向かって、それぞれの役柄に応じた発声を延々と練習するのだそうです。京劇のなかでは、劉備玄徳はリーダーの素質明らかな威風堂々とした発声なのに対し、曹操はサブ的立場で常に疑心があり怯えているような発声をするとのこと。ビブラートのかけ方に大きな違いがあって、後者には確かに不安(不定愁訴?)のようなものが声色に感じられました。 

 

ちなみにウー・ルーチンのコンサート、舞台を降りて客席の中を握手攻めにあいながら美空ひばりの「川の流れのように」や喜納昌吉の「花」を情感たっぷりに歌うなど、サービス満点、ショーマンシップあふれた快演でした。民音主催だったので聴衆は中年女性が圧倒的に多かったのですが、演歌のコンサートの盛り上がりってこんな感じなのかな。

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ぶんたんの話

「ぶんたん、いりませんか?」と職場の同僚に言われて、一瞬何のことだろうと思いました。zabon ちょうど新しい採血装置が導入されて検討が始まるところだったこともあり、仕事の「分担」かな、と真面目に考えてしまいました。でも、目の前に出されたのは大きな黄色い果実。「文旦」と書く土佐の名産らしいです。正直、私はあまり馴染みがなく、新しい品種なのかなぁ、などと思ったぐらいです。でも、帰宅してネットで調べたら別名ザボン! 漢字では朱欒と書くらしい(読める人、いないと思う)。zabon_no なんだ、ザボンなら誰でも知ってるじゃん、と180度転向。 そう、この本、有名ですもんね(知らない人、いないと思う)。実を食べた記憶はハッキリしないけれど、厚い皮の砂糖漬けは、何度も喜んで食べたことを覚えています。せっかくだから、その皮も利用してジャムか、懐かしの砂糖漬けを作ってみようと思っています。

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スフォルツァート

inabauer

今週木曜日のワイン会で最後に出す予定のワインです。イタリアワインに興味を持つようになったのは、4年ほど前に札幌の「リグーリア」でアマローネを飲んだことがきっかけ。干しブドウ状態にした果実から作られるワインで、独特の濃厚な香り、味わいにハマッってしまいました。アマローネはヴェネト州の名品ですが、このスフォルツァートはアマローネと同じ手法で造られたロンバルディア州のワインです。使われるブドウはアマローネが覚え切れないほど何種類もの品種の混醸なのに対し、スフォルツァートはネッビオーロという1品種のみ。実は今回初めて開けるため、私自身がいちばん楽しみにしているワインです。ボトルには何やら金メダルシールのようなものが貼られているので、最後に供されるこのワインが、荒川静香選手のように、のけぞるほどの感動を与えてくれることを期待しています。

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桃の花とランチ

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来週開催される釧路ワインを楽しむ会の3月例会用ワインを届けがてら、ステラマリスでランチを楽しんできました。テーブルには黄色いバラと、春を先取りした桃の花が! 「これは梅ですか?」と質問した私が非常識でした(笑)  とにかく、花の種類には疎いです・・・ 自宅の食卓もこんなふうにセッティングしたら、stella_lunch_dessert 人生もっと楽しくなるかもなぁ、とフッと思いました。料理は舌平目のムニエル。この後のお肉が若鳥のソテー。そしてデザート、スプーンに盛り付けられたものが「あんこ」だと信じて疑いませんでした。アズキのつぶつぶも明らかな、粒餡。どうしても、それにしか見えなかったのに、カシスのシャーベットが正解でした。桃と梅、あんことシャーベット。私の物体識別能力はかなり低いようです。

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世界遺産

yakushima_tankan 前にも似たような写真を載せた記憶が・・・ またFさんからの頂き物。今度は世界自然遺産の屋久島で作られたたんかん! 果物を食べるということは、その作物が育った土地に降った雨を味わうことだ、と何かで読んだことがあります。世界自然遺産の南の島に降った雨は、最高の甘露、でした。Fさん、ごちそうさまです。

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今日の雪は雪印

snow_brand0 釧路の皆さん、気がつきましたか? 気温は0度を上回っていたので、積もった雪は本州なみに湿っぽかったのですが、はらはらと降ってくる、舞い降りたばかりの雪はどれもびっくりするぐらい見事な結晶構造をしていました。バターで有名な雪印が肉眼でもハッキリと確認できる大粒の結晶です。綺麗な写真を撮るのが難しくて、感動を再現できないのがとても残念! 通勤に愛用している毛糸の手袋に降ったところを、何コマも撮影したのですけど・・・・

snow_brand1 snow_brand2

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