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運命の分かれ道

choise

午後、ちょっと思い立って釧路から海岸沿いに昆布森方面を駆け抜けるひとりドライブを敢行しました。すれ違うのはゆっくりと走る大型四駆ばかり。みんなエゾ鹿を撃ちに来たハンター、年配の方たちです。仙鳳趾(せんぽうし)の手前で尻羽岬(しればみさき)へ向かいました。これがそもそものマチガイ。私の車もいちおう四輪駆動ですが、基本的には街乗り用で車高があまり高くありません。shireba-misaki2 この標識を少し過ぎた辺りで、人家がなくなり道が1車線に。「うわぁ、かなりヤバイ!」(←ここでは、美味しいとかじゃなくて、本当にイケナイ、危険!という意味)。不安は的中。固い轍(わだち)をちょっとはずしたら、たちまちスタックして身動きがとれなくなってしまいました。ヘルパーも役に立たず、しばしボーゼン。

何でこんな所に来てしまったんだろうと、かなり後悔。道東は一般に雪が少ないので、いつのまにか雪道でスタックする怖さを忘れてしまっていました。無駄な抵抗をしばらく続けていたら、岬の方から戻ってくる車が! 「こんな車でこの道に入ってくるなんて。何しにきたの」と呆れられてしまいましたが、messiah なんどもスタックするたびに牽引してもらい、無事大きな通りまでたどり着くことができました。「岬では100頭を越えるエゾ鹿が見事だったぞ~。明日も朝から鹿撃ちだ~。」助けてくださったプラド(釧路ナンバー)のハンターおじさん二人組み、本当にありがとうございました。もう、無茶はいたしません。気がつくと、すっかりあたりは真っ暗になっていました。

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コメント

ユンボギさん、ご無事でなによりです。オジサン二人組みは、何頭くらいの収穫があったのでしょう?ジビエの季節、真っ只中…という感じですね。尻羽岬という地名、初めて知りました。飲茶はしても無茶は禁物です。

投稿: 栗du帆立 | 2006年1月30日 (月) 00時00分

 車は、ドライバーが思っているよりもずっと雪に弱いですね。以前、江差町に住んでいた時、隣の上ノ国町の山の上の史跡を見に行って、助手席にいる人間の心配をよそに格好をつけて運転し、側溝にはまってしまったことがあります。何とかなると思ってみたものの、タイヤは空回り。ついでに頭の中も空回り。すっかりパニックに。
 そこは、鹿打ちハンターが通る道ではなく(道南には鹿はいません、熊はいましたが)、しばらく待っても車は1台も通らず。
 携帯電話で何とか知り合いにトラックを手配してもらい、引っ張り出してもらいました。
 これでユンボギさんも『雪はまり仲間』(?)

投稿: 七色ドリンカー | 2006年1月30日 (月) 22時29分

栗du帆立さん
もう今週は東京へ発たれるのですね? M子マダムからお聞きしました。お餞別にエゾ鹿の1頭でも差し上げられればよかったのですが。ワイン仲間は永遠です。また機会を見つけて、いっしょに楽しみましょう。

七色ドリンカーさん
『雪はまり仲間』なんて気軽に言わないで下さい(笑) 久々の恐怖の体験でした。携帯の(圏内でしたが)電池も切れかかっていたので、JAFも呼べなかったかもしれないです。雪を甘く見るのはヨシマショウネ。スコップと丈夫な牽引ロープ、大き目のヘルパーは冬の北海道での必需品だと思います。

投稿: ユンボギ | 2006年1月31日 (火) 00時10分

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