カドフェルの集い
釧路ワイン会のメンバーでカドフェルに感染した仲間が集まり、ビデオ鑑賞をかねたホームパーティを昨夜しました。私の正月は和商市場のウマ煮だけだったので、遅れて正月がやってきたような豪華さです。もちろん、みんなの持ち寄り。これは前菜(!!)です。この後にもカモ鍋&おじや、せたな無添加ソーセージ(レギュラー、チーズ、ピラカラ、ローズマリー)、手打ち蕎麦と目も眩むようなゴージャスさ。上の写真は手前から自家製くるみパン、4味ポテトサラダ、生ハムとスモークサーモン、たらばがに、スモークチキンのサラダ。
何はともあれ、乾杯! 七色ドリンカーさん、ねこぷんさん、Iさん、Uさん、vivianさんの面々。いずれ劣らぬ酒豪揃い。
開けたボトルは ロゼ・シャンパーニュ、レモンをしぼったタラバガニに合わせてアルザスのトカイ・ピノグリ、すっきり口直しにブルゴーニュ白、最後はまったりテデスキの単一畑のアマローネ。
アマローネの前には、カモ鍋と手打ち蕎麦に合わせて、焼酎を開けました。赤兎馬(せきとば)は七色ドリンカーさん持ち込みの芋焼酎。前日に水で等分に割ったものも用意してきてくれました。焼酎とは思えない爽やか飲み口! カモ鍋、手打ち蕎麦との相性は抜群でした。百年の孤独は麦、ウイスキーのような琥珀色。これも水で等分した方が、よく味わえました。
その、お蕎麦。スゴイです。アマの蕎麦打ち全道チャンピオンが師匠だったという七色ドリンカーさんの入魂の作。
「では、茹でさせて頂きます」。立派なお蕎麦の入れ物に感動して皆で褒めたら、「決裁書類入れのお古です」。「・・・・・」。
出来上がり!
直前に打ちたて、そして茹でたて。そばつゆも、当然かつおだしのきいた特製。美味しくないはずがない、という好条件。みんなそれまで散々食べていたのに、胃袋が二つあるみたいにどんどん手がのびます。
もう一品、韃靼そば粉入りのお蕎麦も含めて、茹で上がるそばから都合4ざるを平らげてしまいました。絶品としか言いようがありません。興奮したねこぷんさんは、そばつゆでなく、焼酎を手にしていることに気づかないほど。
まだ続くこのブログ、ようやく本題。カドフェルとはなんぞや? そばつゆと焼酎を間違えているお方が、みんなに伝染させている小説の主人公。シリーズで18巻まであります。 イギリスとフランスの王位継承が争われている時代を背景に、そこで起きる奇妙な事件をかつては十字軍で歴戦の兵士だった修道士カドフェルが解決してゆく物語。ただのミステリーだけじゃなく、人情話や恋愛譚の要素もふんだんに盛り込まれているので、読み応えがあります。その第2話のビデオを鑑賞しよう、というのがこの夜の集まりでした。既に廃版になっているビデオを入手したのもねこぷんさんです。
中身の濃い原作に対し、ビデオは1時間ちょっと。登場人物も「本のイメージとちがう!」という声、多数。また、めちゃ展開が速すぎて、原作を読んでないと何の話だか判らないおそれがあります。そこはそれ、みんなでツッコミを入れながら見て、夜は更けてゆきました。(完)
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コメント
楽しい集まりに参加させていただき、ありがとうございました。単身赴任生活で日頃の食事事情が乏しく、ワインも初心者の私、うまいワインとうまい料理に大満足。すっかり酔ってしまい、回復するのに翌日午後までかかりました。
カドフェルの集いにもかかわらず、数日前まで何者(物)かもわからないでいました。ビデオ鑑賞後、試しにということで本を1冊お借りしました。まだ2ページしか読んでいません。
また機会がありましたら、料理と酒を持ち寄って集いましょう。我が家(社宅)を使っていただいてもOKです。
投稿: 七色ドリンカー | 2006年1月 9日 (月) 18時23分
まずはお礼を。七色ドリンカーさん、予想を裏切る(?)トンデモナクおいしいお蕎麦、ごちそうさまでした。正直、びっくりしました。赤兎馬も、「やられたっ」て感じです(笑)
カドフェルは中世西洋史専攻のねこぷんさんのような方だけでなく、カタカナ名前がダメで受験のとき世界史を選択しなかった私のような者でも面白く読める本ですので、じっくり味わってみてください。
七色ドリンカーさん宅での蕎麦パーティー、参加者が殺到しますよ、きっと(笑)
投稿: ユンボギ | 2006年1月10日 (火) 21時23分