紅白名場面
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職場の御用納めの会で、ついで(?)に永年勤続の表彰をされました。入社時はこんなに長く勤まるなんて思っていなかったのになぁ・・・ 今となってはありがたいことです、とちょっと年寄りじみた感想。私の場合は半年でセクションが替ったり、3年間で3回転勤したりとか、とても変化に富んでいたのであまりマンネリにならず済んだことも良かったです。
勤務時間終了後は所長からお声がかかり、日本酒と国産ワインの一升瓶を開けて有志で放談会。根室の銘酒「北の勝大吟醸」と無名の白ワインを飲み比べました。この群馬の塚田農園って聞いたこと無いです・・・ 白甘口で、ドイツワインの手ごろなQ.b.Aクラスの飲みやすさがありました。ぶどうの品種は不明ですが、乾物をかじりながらダベルのには十分です。A製剤課長の持ち込み。ごちそうさまでした。
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札幌出身の作家です。これまで出た4冊の中では「君の名残を」が今のところいちばん私好みですが、この時期にはビジュアル的にこちらの方がよろしいかと(笑) デビュー作の「四日間の奇蹟」はその設定上、どうしても東野圭吾の「秘密」と比較されてしまうのでちょっとソンしてますけど、なかなかの感動作でした。そして、2冊目として手に取った「君の名残を」は、完全にツボにハマってしまいました。剣道の腕に覚えのある現代の高校生たち(!)が平安時代末期にタイムスリップ、歴史上の人物として『時』に翻弄されながらも時代を動かしてゆく・・・ この手の物語は好き嫌いがハッキリ分かれてしまうので、興味のある方にだけ言えば「チョ-おすすめ」です。「雪の夜話」は閉塞感をもつ青年と雪の精のような少女との交流を描くファンタジー。こんな説明だと自分でも読む気になれない(笑)。設定がファンタジーなだけで、しっかりした小説。不思議な感動をもって読み終えられます。「北緯四十三度の神話」はこの年末の楽しみにとってある本。
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昨夜は仕事から帰宅後、見た目だけでも華やかな食事を、とササッとつくりました。函館の元同僚からの頂き物カールレイモンのソーセージで囲んだ、酪恵舎トーマシラヌカ入りタマゴ焼き(卵3個)。 すごくカロリー高そう・・・ だけど、旨かったからいいですっ。 そしてソーセージには、やっぱりビール。ベルギー産のビール、色も味わいも濃くて激ウマ! ほんのり甘みも感じます。いっぺんにクリスマス気分になりました。さすが、以前ビールの研究をしていたという舟木さんのセレクトです。 輸入元は「えぞ麦酒」。社長のフレッドさんとはお友達だそうです。アルコールは8度もあって、「熱燗で飲むんだ」って言われましたが、勇気がなくてほんの少し冷やしめで味わいました。とにかく美味しかったです。シアワセなイブ。
23日道新朝刊のポアル坂井シェフのコラム
クリスマスは、出かける方も迎える方も大変です。それにしても坂井シェフ、聖夜を前にしてのせいか、今回はおとなしい文章です(笑)
イブから今朝にかけては、バッテリー(角川文庫版)の最新巻を読みながらローラン・ポンソのパストゥグランをしみじみ(?)味わいました。また、ソファーでそのまま眠ってしまった・・・
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職場で回覧されてきた雑誌に、おもしろいエッセイが載っていました。国立病院の病院長をされてる方が書かれたものです。赤ワインを飲むと気分がほんわかとしてきて、なぜか満ち足りた気分になる。その理由を明らかにしています。単なるアルコールによる酔いのせいだけではなかったようですね。以下、その内容をかなりいい加減に要約すると・・・ 脳の中には報酬系と呼ばれる、自分で自分をほめてあげるシステムがある。非常な努力をして何かを成し遂げた時には、脳内の麻薬様物質エンドルフィンがたくさん分泌される。エンドルフィンはまたフェニルエチルアミン(PEA)という物質によっても分泌誘導され、ハッピー感覚を脳に催させる。実は、赤ワインにはこのPEAが大量に含まれており、いわば弱い麻薬をたしなんでいるようなもの。終末医療の疼痛緩和に使われていたブロンプトン・カクテル(モルヒネとコカインの混合)のベースに赤ワインが用いられたのは単なる色づけ味付け以上の意味がある・・・・ 原文はもっと味のある随筆です。酔狂な方、全文はこっそりこちらで「happy_red_wine.pdf」をダウンロード
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先週、イベリコ豚を食べにステラマリスにオジャマした時、鈴木シェフから「来週、ドンブ産のウズラが入りますから!」と言われ、同僚とまた伺いました。これが調理前。
穴子と牛蒡とフォアグラの取合せ 赤ワインとバルサミコのソース
サロマ産牡蠣とキャベツのサラダ~アピシウス スタイル~
ドンブ産ウズラのロースト ロブション風マッシュポテト エメンタールチーズ添え
りんごのクルスタードとマンゴーのシャーベットの盛り合わせ
同僚のマシュマロマンと私のテーブル以外は、全て女性グループか男女のカップル。やはり男同士でフレンチに来るべきではないな、と思いつつも二人でおいしい料理を堪能しつつ赤ワインを2本開けました。1997年のサンテステフと2001年のジゴンダス。しかし、私のウズラはいちばん美味しいところにカブリつこうとした時に手から離れて宙を飛んで行きました。鈴木シェフ、ごめんなさ~い。来年、今月今夜のこの月夜、またお声をかけてください(泣)
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いやぁ~、すごいドキュメンタリーを昨晩見てしまいました。おいしいお米のコンクールで3年連続金賞をとった山形県高畠町の上和田有機米生産組合を取り上げたNHK教育テレビの番組です。米作りの1年間と、有機農業に地域として取り組むことになった経緯が描かれていたのですが、その中心的人物である星寛治さんや遠藤五一さんの語る言葉は、ワインの世界で「ブルゴーニュの完全主義者」と言われているマダム・ルロワのそれと不思議なくらい一致していました。いわく、「正しい米作りは環境作りです」「面積あたりの収量を減らすことによって、米の質も変わってくる」。無理に多収量にするとそれに伴い、病気の発生も高率になる由。ワインも基本的にはブドウ作りの良し悪しにかかってくると言われていますので、農業の原理・根本はいっしょだ!ということに気づかされました。
田んぼの土作りのために「力素(りきそ)」という微量要素を撒く場面があります。以前私が研究のため何種類もの動物細胞を培養していた時に、細胞の活力を維持するのに培地に添加していたトレース・エレメントと同じセレン・ガリウム・モリブデン等でした。有機農業って、単に堆肥を撒くだけじゃなかったんだ、と自分の無知を改めて知りました・・・ 6月、田植え後の田んぼの風景。カエルの鳴き声がうるさい位聞こえます。辺りの水路にはタガメ、ヤゴ、ゲンゴロウなどの水棲昆虫が。子供の頃にあたりまえに馴染んでたもの(私は福島県会津盆地の生まれ育ちなので)が、今では「希少生物」として有機農業を評価する尺度に使われていることにもビックリ。それだけ「自然」が無くなって来てるんですね。今から19年前、遠藤さんが有機農業のリーダーだった星さん達とそれまでの「慣行栽培」から「有機栽培」に切り替える決心をした1986年当時のひとこま、ヘリコプターによる大規模な農薬散布。農道には無数のトンボが死んで落ちていました。「生産者である農家自身が農薬による肝障害などで被害者になっている、さらにそれを消費者にも広げてしまう」そんな危惧から近隣の農家に声をかけて農薬に頼らない上和田有機米生産組合を星さんは立ち上げたと語ります。
それにしても、完全無農薬農業の雑草取りの大変さ。言葉では説明できないほど。ここで挫折する農家が多いというのが理解できました。あれだけの労力、そしてそこから生み出されるお米の美味しさに見合う対価を私は払いたいです。日々充実して過ごすこと=「文化としての農業」を実践している人々が作っているこのお米、うれしいことにご近所の「げんき米」舟木米穀店で扱っています。小さいのに、大きなお米屋さんです。
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ワインはこんな風にして作られるのか、ということを最初に教えてくれたのが「世界でいちばん贅沢な生活」。この本を読むまで、シモン・ビーズというドメーヌを知りませんでした(恥) 日本人マダム、ビーズ千砂さんが書くワイン作りの日常はとても興味深く面白いです。生産者を知るとその製品を味わいたくなるのが必定。本が出た2003年当時、一番安いここのACブルゴーニュがネットで2000円(でおつりが来る価格)で買えました。この本の影響(?)か、今はかなり値上がりしているのがちょっと残念。作り手を知ることがそのワインの楽しみを何倍も大きくしてくれることを確認させてくれた本です。ちなみに、ビーズ夫妻は山崎ワイナリーに今年いらしたようです(詳細はここで)。 「ブドウ畑で長靴をはいて」は買ってきたばかり。インポーターから生産者も兼ねることになった超有名人、新井順子女史の本。面白くて当然の、期待大。ボワ・ルカのワインを飲みながらじっくり読みます。
ヴィラデスト ワイナリ- 朝日新聞の土曜特集 be で玉村豊男さんのワイナリーを知り、新井さんの本といっしょに購入してきました。未読。アガワとダンは、飲み助の立場からの本。
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日本にも色々なワイナリーがあるようです(笑)。政治マンガに使われるほど、日本でもその存在が浸透してきたってことなんでしょう〔出典:2005年12月11日付朝日新聞〕 釧路で読むこの新聞(12版)は道新に比べて1日遅れのニュースが載りますが、やくみつるの風刺ひとコマ、いしいひさいちの「ののちゃん」、しりあがり寿の「地球防衛家のヒトビト」とマンガが充実していて、これを読むだけでもとる価値があると思っています(ホントか?)。あと、科学記事の正確さは随一だし(ホント!)。横道にそれました。
ジャパンワインコンペティションのホームページで受賞リストを見ると、初めてお目にかかるワイナリーの名前がずらーっと並んでいますね。さすがに上位は大手が目立ちますけど。釧路ワインを楽しむ会の新年1月例会テーマは「国産ワイン」。どんなワインがそろうんでしょうか。今から、楽しみ!
Vignon d’Or (VDT)
ソーヴィニョン・ブラン100% きれいな色、美味い!(リンクは購入先ではありません)
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とうとう完結してしまいました。茅田砂胡(かやたすなこ)という変わった名前の作家の長編ファンタジー「デルフィニア戦記」(中公文庫)。先週土曜日にアイスホッケーを見る前の時間つぶしで、出ているのを見つけてしまい、とても残念な気持ちになりました。全18巻の最後。もともとは新書版のティーンズノベルとして出ていたらしく、そちらの方の表紙らしきものを見るととても手に取るのをはばかる装丁です(いわゆる少女マンガの外人キャラ)。幸い、文庫になって出逢ったので、抵抗無く入りハマりました。なんてったって一番信頼している書評家、北上次郎(=初代「本の雑誌」発行人・目黒孝次)の大推薦ですから、ハズレません! 同じく大傑作の小野不由美「十二国記」と並ぶ、異世界冒険譚の代表的長編でしょう。一度は玉座を追われた王が、異世界から来た信頼できる友と出会い、平和な大国を築く波乱万丈の物語、という陳腐な説明しか出来ませんが、帝王学や人道、正義が大人の味読にも耐えられるように盛り込まれています。というか、大人になってからじゃないと本当の面白さは理解できないんじゃないか、と思うぐらい。
先週末はもう一冊。直木賞作家、奥田英朗の「サウスバウンド」。書名は南行きの、ぐらいの意味。もと過激派の父を親に持つ子供の目からみた社会。この本もおもしろいです、おススメ。読むのは、お米屋のFさんに先を越されてしまいましたが(笑)。都会では家でごろごろして働かず、たまに外社会(世間)に関わると揉め事を起こすダメ親父が、原始共産制的共同生活をいまだ営んでいる八重山諸島の西表島に移住するとガゼン輝きだす。子供の目で見ても、どっちの生活が本来の「人間的」なものかは明白。ダメ親父が都会に住むフツウの人たちに投げつける言葉「集団は所詮、集団だ。ブルジョアジーもプロレタリアートも、集団になれば同じだ。権力を欲しがり、それを守ろうとする」「個人単位で考えられる人間だけが、本当の幸福と自由を手にできるんだ」 初めて読んだ奥田英朗の作品ですが、しばらくはこの人の本を手にしそうです。
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12月4日(日) 先勝
えぞシカのステークアッシェ~ポルト酒ソース~ この一皿を食べたくて、プロヴァンサル キムラさんにランチにうかがいました。予約時間はちょっと早目の午前11時半。なんてったって、先勝ですから(笑)。〔笑えない方、すみません。辞書引いてください〕 このところ、札幌に来たらここでランチを食べて締めくくり、午後のJRで帰るというのが先勝、いえ必勝パターンになっています。 お料理は他にも、にんじんのポタージュ、~釧路産鱈とニセコのじゃが芋のテリーヌ~京水菜のサラダ仕立て(写真はいずれもキムラさんのブログから)を。そもそも私のこのブログは、2回目ぐらいにお店にオジャマした時にマダムキムラから「ブログはやられてないんですか?」と訊かれ、一瞬なんのことを言われたのか理解できないまま曖昧に「まだなんですよ~」と答えてしまったのが、始めるキッカケでした。その時既にシェフもマダムも競い合う(?)かのように面白いブログを開設されていたことを知り、刺激も受けました。 そして今があります。
プロヴァンサル キムラさんは、何を食べてもおいしいので、すっかり札幌での私のホームベースになってしまいました。好き嫌いのない私が唯一、なぜか敬遠しがちなチョコレートを使ったデザート(ケータイカメラで撮影)も、今回勧められて頂いたのですが、するする入ってしまいます。
本当にいつもありがとうございます。 写真は、誕生日の夜、Mr. & Mrs.キムラご夫妻といっしょに。これからもお二人の素敵なブログバトル、楽しみにしています。
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旬のカキをお腹一杯食べたくなって、評価の高い中嶋さんのところの厚岸産シングルシード「カキえもん」を北釧水産さんから購入しました。
Lサイズ18個入りで軍手とカキナイフもいっしょに。いつもは簡単に、殻のまま電子レンジでチンして、ふたがパカッと開いたらそのままハフハフしてたべてしまうのですが、 今回はそれにベストマッチという酪恵舎のロビオーラをのせてグリルで焼いてみました。
レンジでチンしたもの
ロビオーラのせグリル焼き
酪恵舎のおすすめレシピだけあって、絶品です!
富士には月見草がよく似合う、なんて洒落たことを言ったのは太宰治ですが、牡蠣にはロビオーラがよく似合います。シャレにならないぐらい、美味しい。18個は当然のごとく、すぐ消え去りました。
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12月3日(土)午後10時 ビストロ カワサキ
ススキノのポワルからまた徒歩で円山のビストロカワサキまでやってきました。慣れとは恐いですね。このあと琴似のホテルまで歩いて帰ったので、けっこうな距離を自分の足に頼ったことになります。40代最後でも、まだまだお達者です! うれしくて、ポマールをボトルでお願いしました。札幌のお店では、当たり前のように大ぶりのリーデルのグラスでサーブされるのがありがたいです。 ワインの味わいが二廻りぐらい大きく感じられます。前菜の盛り合わせには、1年前に仕込んだという生ハムが! 月1回ぐらいこんなゼイタクしてもいいよなぁぁぁぁ・・・ そのために日々働いているんだ! あっ、この真鯛のカルパッチョも美味しい。ワインもどんどんすすむ、すすむ、すすむ、すすむ、すすむ
Kシェフ、素敵な料理とワイン、ごちそうさまでした(涙)。
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12月3日(土)午後5時 親切なクムジャさん
狸小路のシアターキノで映画を観ました。ペ・ドゥナが出た映画がキノで以前にかかってて、見たかったのに見逃したことが頭にあり、釧路では上映されないだろうこの作品を選びました。主演のイ・ヨンエ、NHKのチャングム役ですっかりメジャーになっています。個人的には初出演映画「JSA」のスイス軍女性将校役で話す韓国語に惚れました。同じ言語とは思えないほどきれいで軽やかな発音。とても韓国語には聞こえない。話し方であんなに上品な言語になるんだ、と驚きました。さて、なかなかこの映画の感想を書かないのは・・・・ 重い映画で、「楽しめ」ませんでした。宗教とか信仰心とかから一番離れたところで生活している私には、原罪や復讐というテーマはしんどかったです。それより、大きな沖縄といえるほど米国(=米軍)に依存していた韓国の社会問題、米国へ養子縁組に出された子供の多さがこの映画でも語られたことの方が、印象的でした。この間見たコメディーの「英語完全征服」もそうだし、その前にビデオで見た韓国映画も米国に養子に出された子供の実親探しが主題でした。
この映画を観終わって、ススキノのビストロポワルへ行きましたが、後日来たマダムからのメールに「ご来店の時は疲れていたみたいですね」と書かれてました。それぐらいシンドイ映画です。疲れるクムジャさん。
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しこたま楽しい思いをしました。いけません、もうベロベロです。明日、振り替え休日にしておいて良かった。この季節、飲み過ぎには気をつけなきゃね・・・・
いつもお世話になっているステラマリスのスタッフへ、この1年間の感謝を世話人さんが述べられ、みんなで拍手をおくりました。そして最後に手拍子1本締めでお開きとなりました。記憶に間違いがなければ(笑)
ちなみに私が持ち込んだ韓国産ワインのワイナリー名は「エデンの東」。ジェームズ・ディーンが作っているわけではありません。山ぶどう(アムレンシス)で作られた濃厚な赤ワイン。
あまりパッとしないエチケットですが、化粧箱は金ピカ、豪華です。
二次会はSTAX
世話人さん、魚屋岡ちゃん、七色ドリンカーさん、ねこぷんさん、ピノ山ちゃんとその友人とで、繰り出しました。手前にあるワインは3本目に出されたマスカットベリーAのヌーヴォ。札幌の簾舞(みすまい)とかけたネーミングに、作り手のセンスを感じます。 マスターの知り合いだそうですが、こういうワインが出てくるところにSTAXの奥深さがあります。先に飲んだ2本より、こちらのほうが印象に残るワインとなりました。↓可哀想な2本は
パーカーが90点以上をつけたというトルブレックはスクリューキャップでした。
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12月3日(土) 赤口
大安の初日にお互いの運命を確認し合ったふたり、Kシェフと私。時計の針が二日目にカチッと入った辺りで、私が提案しました。「明日、もう今日だけど、行ってみたいお店があるのでいっしょにランチしませんか?」「どこですか?」「最近オープンしたばかりのイタリアン、クレッシェンテなんですけど」「今、予約入れましょうか。TEL、わかります?」「これです」って、真夜中0時過ぎに予約なんてできるんだろうか・・・・・ お店に電話で「じゃあ、ランチの予約、12時でお願いします」 とKシェフ。つながっちゃいました! もひとつ、驚き。Kシェフ、私より7歳も若いのに博識。偶然じゃないよね。
【赤口(しゃっく)】暦の六輝の一。大凶の日。正午のみ吉という。(広辞苑第二版補訂版)
スタッフのM絵嬢と3人、Crescente でランチです。宮下シェフのおまかせコースを頼みました。スプマンテで乾杯後、赤ワイン Pinot Nero Riserva Barthenau '94 とともに 、料理を楽しみました。メインを食べ終えて、デザート。Kシェフはホロ酔いで赤い顔をしています(笑) ちょっとした話から誕生祝いだと知ったお店のスタッフが、二人にキャンドルをサービスしてくれました。実は、料理を頼む時に「酪恵舎のチーズを使ったお料理を一皿入れてください」とお願いしました。それがこれです。
平目のフリット 酪恵舎 スカモルツァのせ カレー風味のソース
こういう名前だったと思います。すみません、料理名にウトいです。一番上に乗っかっているのは、平目のえんがわ。パリパリして楽しい。 身のほうも、ソースとスカモルツァの塩味、とろみが絡んでとても美味しいです!
食後に宮下シェフが挨拶にいらしたので、酪恵舎のチーズの話をしました。リコッタやロビオーラなどいろいろ取り入れた料理をいま考えているんですよ、とやる気満々でした。「ぜひ井ノ口さんと来てください」ともおっしゃってました。実現させたいなぁ~
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246:3AM
今の季節なら「クリスマスキャロルの頃には」が、ラジオから流れてくることが多いでしょうね。この曲をサンプリングした Hip Hop のカヴァーも近々出るようなので。でも、私にとっての稲垣潤一は、このアルバムに入っている 246:3AM と 雨のリグレット です。曲の良さとともに、憂いを含んだ声が心にすっと入ってきます。
「月曜日にはバラを」は、1982年7月に出たこのLPのA面最後に入っている曲です。ということで、今日の夕ご飯のおかずは、豚バラ肉のバルサミコ酢いため。長い前フリでした。
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12月2日(金) 大安
札幌に向かうJRの中で、家から持ってきた北海道新聞の朝刊を開いたら、左の大きな記事(道東版)が目に飛び込んできました。前夜、いつものように舟木米穀店にチーズを受け取りに行った時、配達に来ていたロビオーラ職人の I さんと顔を合わせたけど、その時は何も言ってなかったのになぁ。考えると、彼女の逆さ三日月まなこがいつも以上に笑っていたような気がしたのは、受賞のせいかも。お祝いのメールを送ったら、当然のように「次は最優秀賞を目指します」と力強い返事がきました(笑) 大安の日、快調な出だし!
ワイン会
夜は プロヴァンサル キムラさんへおじゃましました。厚かましくも、私の誕生日であることを以前にお知らせしたこともあり、参加された皆さんから祝っていただきました。Mさんご夫妻はご主人が封筒をデザインし、奥さんが寄せ書きのバースデイカードを用意してくださいました。本当にありがとうございます。
キムラさんの美味しいお料理と素晴らしいワインを目一杯楽しんだ雰囲気は、こちらでご覧になれます。マダム&シェフ、ありがとう!
12時少し前(!)にお開きになり、その足でビストロ カワサキに向かいました。グラスシャンパンを頼んで、乾杯に付き合ってもらおうと思ったら、Kシェフが「ぼくも今日、誕生日なんですよ!」 49年生きてきて、同じ誕生日のひとに初めて出会いました(つづく)
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前回札幌を訪れた際に、プロヴァンサルキムラのマダムからお土産に頂いたトマトジュース。そのことをビストロ・カワサキのKシェフに話したら「えっ、もらったんですか・・・」と、とてもウラヤマシソウな顔をされたのですが、今朝ひとくち飲んで理解できました。 スーパーで売っている「トマトジュース」とは全くの別物。マダムの実家で作ったお手製ジュースだそうで、ビール瓶に王冠というパッケージ。なんとなく開けるのがもったいなくて冷蔵庫に入れておいたのですが、いったん栓を開けたら飲み干してしまう勢いです。私は、実家で母が漬けたキムチ以外の「キムチ(と称するもの)」は、ただの赤い色の付いた白菜漬けにしか思えないのですが、このトマトジュース以外の「トマトジュース」もそうなってしまったんじゃないか、とちょっと不安です。なんでこんなに美味しいんだろう?
京の風情
京都に人生修行に出かけた同僚から頂いたおみやげです。水戸黄門の金太郎飴(へんな言い方ですが)。修行の絶対量が足りなかったのは明らかですね。でも、五色豆を買うて来はったところに、修行の成果がちらりと。えんどう豆と砂糖だけでつくられた京菓子ですが、それぞれに名前があって赤が「梅泉(ばいせん)」、白「福雪(ふくゆき)」、緑「加茂之瀬(かものせ)」、茶「落穂(おちぼ)」、黄「柚子香(ゆずか)」。こころ静まる風味です。
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