哀愁の町に霧が降るのだ
「 さらば国分寺書店のオババ」に続く椎名誠のスーパーエッセイ。私の日記ブログが軽薄そうなのに味がある(どこがっ!)のは、昭和56年(1981年)初版のこのシリーズと、中学生時代にむさぼり読んだ北杜夫(きた・もりお)の「どくとるマンボウ」シリーズが少なからず影響しています(本気にしないでくださいね)。
今の季節には珍しく、夜に濃い霧が釧路の街を包みました。住んでる時間の長さに比例して、どんどん霧が好きになってゆくのを感じます。楽しいお酒を飲んで、霧の中を歩いて帰る気分はなかなかのものです。
近所の公園のいつもの木立ち、すべり台もまったくちがった風景で浮かんできます(写真クリックしてください!)。「根室、なかなかやるじゃな~い」とはコンサートに来た井上陽水が霧の根室を見て発した言葉ですが、「釧路、なかなかやるじゃな~い」と私は言いたいです。
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コメント
ユンボギさん、こんばんわ。
椎名誠さん、私も大好きです。椎名さんの著作も、もちろんのこと木村弁護士や沢野さんの著作も読みました。共同生活って楽しいですよね。
「まなぼっと」は、私が住んでいた頃は市立病院だったような気がします。きっと、その頃、既にユンボギさんは、違う場所で、バリバリ仕事をする大人のカッコいいお兄さんだったんでしょう。
投稿: 栗du帆立 | 2005年11月 5日 (土) 23時18分
きゃ~きゃ~♪♪マンボウシリーズに思わず反応してしまった=懐かしい名前みるときゃ~きゃ~したくなる=例によって可愛いマンボウの挿絵だけしか記憶にないけど、全巻読んだのは覚えてます。もしかして同年代でしょうか??
今日はちょっとだけ仕事するつもりが、結局9時から20時半までかかってしまい完全なる休日出勤模様… (土曜休日は趣味の広場三昧予定だったのですが)それでも途中気分転換に、趣味の広場に行ったら、目の下にクマ2頭しょってると言われ、帰宅後に又行ったら倍になったと言われてしまった… クマの中に目があったようです。
ハイテンションなりすぎてシンデレラ時間がすぎてしまった。日曜日は道新連載小説読まなくちゃ!
投稿: erikoriko | 2005年11月 6日 (日) 00時12分
栗du帆立さん
私も「本の雑誌」周辺の作家の作品は夢中になって読んでました。上記の3人以外にも群ようことか。初代発行人の目黒孝二(=北上次郎)が道新や朝日新聞の書評で取り上げる本はどれも面白い(読み物として)ので、今も本選びの参考にしています。
昔のことはわかりませんが、今まなぼっとの隣にあるのは釧路市医師会病院です。古い建物を去年改修・新築して大きくきれいになりました。
erikorikoさん
真っ赤な色のキノコとか、何かヘンなものを食べませんでしたか? ブレーキは早めに、テンションは控えめにね(笑) マンボウシリーズは玉石混淆(特に後年のものはちょっと・・)ですが、仙台で1年間浪人生活を送っていた時の国語読解の参考書に北杜夫の「あくびノオト」が引用されていて、軽い文体に深い意味が込められていることを知り驚いたことを覚えています。
投稿: ユンボギ | 2005年11月 6日 (日) 15時18分