« なずな | トップページ | 七色ドリンカーさんへ »

誰のために生きている?

half_declaration 横山秀夫原作小説の映画化。原作は文庫になってから読んだので、タレパンさんの畏姉、仔羊さん同様に、読んでる最中は映画主演の寺尾聡のイメージがつきまとっていました。そして今日、実際にビデオを観ました。原作とは違っているけど最後の法廷のシーン、涙が止まりません。「誰のために生きているのか?」「あなたには、守りたい人がいませんか?」「君は誰のために生きている?」。登場人物のそれぞれから、繰り返し発せられる問い。みんな「自分のためさ」と口にするのに、本当の答えは「自分の家族のため、愛する人のため。それを守るため。」というのが通徹している。アルツハイマーの妻が庭先で、中山千夏の「あなたの心に」を口ずさんだりするシーンなど、昭和30年代生まれにはたまりません。仔羊さんなら号泣すると思う。判決が言い渡される場面で、傍聴席に横山秀夫が出演しているのはご愛嬌。でも、この作家の書く物、ハズレはありません、ひとつも。

|

« なずな | トップページ | 七色ドリンカーさんへ »

コメント

数年前から、ある事情から見たいのに我慢していた「ロビンとマリアン」と「半落ち」只今上映終了いたしました。。どちらもハンカチでは役不足で、スポーツタオルが終始離せず号泣状態でした。朝起きた時の顔が怖い(ノ><)ノ休みで良かった…

投稿: erikoriko | 2005年11月23日 (水) 00時09分

erikorikoさん
「半落ち」は「はんおち」ですからね。マグロではないので決して「なかおち」と読まないでくださいね。そういえば、もうドナーになれない年齢でした。

投稿: ユンボギ | 2005年11月23日 (水) 14時46分

ーーんもぉっ~!かわゆくないっ=33 
プンプンプン==33

投稿: erikoriko | 2005年11月23日 (水) 15時54分

乙女(?)心が傷つきすぎて訂正忘れた…
確か登録年齢、今年から伸びましたよぉ~だ!!

投稿: erikoriko | 2005年11月23日 (水) 19時23分

ホントだ。
55歳まで骨髄提供が可能になっていますね。
心臓停止後の臓器提供意志表示カードは持っていますが、
「半落ち」を見ると骨髄移植を望む人のほうが切実なのかな、
と考えてしまいます。

投稿: ユンボギ | 2005年11月23日 (水) 19時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 誰のために生きている?:

« なずな | トップページ | 七色ドリンカーさんへ »