ゴドーを待ちながら
いえ、待っていたのはゴドーではなく、実はある「牛乳」なんです。JR北海道の車内誌9月号で帯広の国立大学が紹介されているのを読んで、とても興味深かったのですが、特に学内農場で飼育されている牛から作ったという牛乳が気になってしまいました。たまたま、今日そちら方面に日帰り出張する畏友がいて、可能であればとお土産をお願いしていました。残念ながら都合がつかず、またの機会となりました。いつか味わってみたいです。
お持ち帰り自由の雑誌なのだけど、勝手に内容を紹介したら著作権上は問題あるかもしれないですね。連絡頂ければすぐ削除します。30年ほど前に私が通っていた大学の農学部でも学内向け牛乳を作っていて、当時はガラス瓶に紙キャップでしたが卒論の指導教官が飲もうとしたら乳脂肪分が固まっていて、逆さまにしてもこぼれず、スプーンでくずして飲んだ、というとんでもない記憶があります。そんな牛乳なんでしょうか。
夕食はSTAXでおまかせコース。食後のグラッパ。よい香りで口あたりもやわらか。とてもおいしいです。ハマリそう。
と、その時、私が聞いても怪しげな日本語を話す4人連れのお客さんが入ってきました(途中からは英語になっていました)。一番年配の紳士が「バランタインは何年のがありますか?」、マスター「30年、17年、12年があります」、紳士「30年は1杯いかほどですか?」、マスター「○○○○円です」、私「でぇ~っ(言葉にはしていません)」、紳士「それはちょっと遠慮して、17年ものをお願いします」、マスター「はい、かしこまりました」、私「おじさん、17年もののお値段は訊かなくていいんですかぁ(これも言葉にしていません)」というようなやり取りがありました。「キャプテン」という呼びかけもありましたし、話を聞くともなく聞いていると、世界中を渡り歩いている方のようです。自然なやり取りだっただけに、本当の大人はスゴイって思ってしまいました。
おまけの写真。帰り道、全日空ホテルと釧路で双璧をなすPホテルの前を通ったら、なんかもの凄そうな赤いスーパーカーが3台、駐車していました。勤務明けのホテルマンらしい数人が「フェラーリで1台2000万円、合わせて6000万、まん中のがナントカで・・・・」と語り合っていました。ひと昔前なら思わず「田園調布に家が建つ!」とか言ってしまいそうですが、例の紳士を知った後だと「驕れる者は久しからず、猛き者もつひには滅びぬ」なんて、にわか琵琶法師になってしまいます。
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