
北のガレットの会の会員であるレストラン イオマンテの舟崎シェフが、釧路市動物園で地場食材を使った野外料理教室の講師を務めました。メニューは、「エゾシカ料理」と「北のガレット」です。この料理教室を主催されたのは、市民団体「タイガとココア応援プロジェクト実行委員会」さん。
まずはエゾシカ料理。ロース肉を使って豪華に!
始めに固い白い部分を除去してきれいにします。自分でやるとなかなか大変な作業なのですが、さすがプロのシェフ、あっさりと赤身を丸裸にしてしまいます。
次いで、火が均一に通るようヒモでしばって成型。
見学者のひとりをシェフが指名して、実際に体験してもらうことに
飛び入りなのに、とてもじょうずにこなしていました!
塩・胡椒を十分にしてフライパンで表面に満遍なく焼き色を付け、オーヴンが無いので今日はビニール袋に入れて、湯煎(65~80℃,40分ぐらい)でじっくり火を通します。

「エゾシカ肉には甘いソースがよく合います」 ということで、フライパンにロース肉の肉汁とシードル(リンゴの発泡酒)を入れて煮詰め、塩、胡椒に醤油もちょっぴり加えてソースとしました。
出来上がり! お店で頂いたら○○○○円、というお値段が付くそうです(笑)
さて、ここからが本題(?)の、北のガレット講習です。

そば粉は摩周産の「摩周粉(ましゅうこ)」(←商標です!)を、今日は使いました。
舟崎シェフのガレット生地レシピ
そば粉 500g
塩 15g
水 1250cc
卵 1個
全体の分量を少なくした場合でも、卵は1個使って大丈夫とのこと。牛乳やシードルを入れるレシピもあるそうですが、シンプルなこのレシピで十分美味しいので、これを手で混ぜて冷蔵庫で一晩寝かせます。
「生地がちょっとゆるく感じるかもしれませんが、問題ないです」との説明。今日は、寝かせたものを別に用意していましたので、それでガレットを焼きました。
トッピングする具材は、先ほど作ったエゾシカロース肉のロースト、卵らんハウスのコッコロたまご、そしてチーズは白糠酪恵舎と鶴居村酪楽館のものをブレンドして、うわぁ~っとビックリするぐらいたっぷり載せます。今日は採算を考えなくてもよい講習会のようです(笑)
形を整えて、完成!
かなり大きいので、これをハーフカットしたものが300円で試食提供(40食限定)されました。私も頂いてきましたが、メチャ、美味しかったです。ごちそうさまでした。